「メディアがコロナ差別を煽っていた」フロントライン トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
メディアがコロナ差別を煽っていた
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2020年ダイヤモンドプリンセス号でDMATの新型コロナ対応を映画化したもの
あの出来事はなんだったのか?
エンタメというよりも
できるだけ事実に忠実につくっているように感じた
そこまで盛り上げる映画でもない
新型コロナがどんなウイルスかよくわかっていない状況で
対応をしなければいけない医療従事者
厚労省の役人もなんとかうまくやっていこうとする
しかし、メディア(基本的にテレビ)がダイヤモンドプリンセス号の出来事について
危機感を煽り、それがコロナ差別につながっていく
コロナ差別によりDMATのメンバーが務めている病院に苦情がきて
医療行為に問題が生じたり
メディアが危機感を煽った弊害を本作ではかなり問題視しているように感じた。
最初に乗り込んですぐに降ろされた医師が
批判のための暴露動画にすぐメディアが食いつくのは
ネットのフェイクニュースとか批判できないようなと思った
偉大なことをした医療従事者が
それが知られると差別されるので他人に知られてはならない
という人がいたのは観ててとてもつらいし
これは現実にあったんだなとも考えてしまう
乗客の夫婦や兄弟、船内のスタッフなど
医療従事者以外の人も極限状態でも
とても気丈に振る舞っていたのが感動的だった
この作品を見ると自分の2020年はどんな感じだったのか考えてしまう
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