「大変な事だったなあ」フロントライン アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
大変な事だったなあ
まだコロナの怖さも対処法もよくわからない初期に起きたダイヤモンドプリンセス号の感染。政府もいきなり振られたDMATも大変だったろう。船内もみんなパニック。当時、ニュースもかなりの時間をかけて報道していたし、国中関心もって観ていたよね。
当時の医師やクルーに詳しく話を聞いて撮られたようだからほとんどが事実なんだろう。映画の中で厚労省の立松が臨機応変に対応してくれたけど、実際政府のお偉いさんはどうだったんだろう。映画はマスコミが嫌な役どころだったけど、そこは合ってる気もする。
船に乗った看護師の子供が保育園でばい菌扱いされてたけど、実際にもそういう事が問題になったことを思い出す。私も感染者として特別仕様のタクシーに乗って、ホテル療養した。仕事休んでる間、職場では私と接した人がどのくらいいるのか、監視カメラでチェックしたと後から聞いて、仕方のないことかもしれないけど嫌な気分がしたことを覚えている。
池松壮亮演じる真田が、船を降りて家に帰った時、感染を恐れて、妻が近づいた時に思わず後退りするが妻が優しく抱きつく場面はとてもいい場面だった。
私は愛知県民なので、藤田医科大学岡崎医療センターが乗客を受け入れたニュースは、凄い!と感心したが、映画ではその院長を滝藤賢一が好演。一区切りついた後、真田と2人で缶コーヒーを飲む場面もなかなか良かった。
外国の2人の兄弟のエピソードも感動的だった。
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