「キレイに描かれているけど現場はもっと大変だっただろうな」フロントライン あかりさんの映画レビュー(感想・評価)
キレイに描かれているけど現場はもっと大変だっただろうな
何回か涙ぐみました。
映画だからキレイに終わっているけど、実際は混乱の中大変だっただろう。
最初は危機意識もあるようでなかったとも思う。
何処でも現場は頑張っている。
現場を知らない素人は黙ってろって感じます。
しかも引っ掻き回す人達って「自分の感情」を「皆」に主語を置き換えるので厄介。
マスコミって真実を伝えてはいるけど、エンタメなんだろうなって言うのはつくづく感じてはいる。
必ず「悪」を作っていて、それは真面目に頑張っている人達に向くことが多い印象。
真面目な人達は理不尽な返しをしないから標的にしやすいんだろう。
安全な場所から不安を煽るし、努力を下げる。
そして映画はトロッコ問題みたいだなとも思った。
罹患した乗船員や客を守るのか、まだ罹患していない人達を守るのか。
正義の言葉、人道的な気持ちはわかるけど、それって自分に余裕がない、未知の怖さが先に立つと正しい事を言っていても響かない。
自分が可愛い、自分を守りたいから。
だけど、現場の人達は「助けたい」その気持ちを自分に言い聞かせながら恐怖や理不尽に立ち向かい耐えていたんだろう。
自分達にしかできない仕事だから。
YouTubeに登場した医師。
あー、いたなと思い出しました。
私は気が付かなかったけど、エンドロールに名前が載っていたらしい。
許可を得たんだろうなとの事。
詳細は不明だけど、大切なシーンである事は確か。
役人は悪く書かれることも多い中、誠実に対応してくれている人は絶対にいたはずで、そういう人達は絶対にマスコミは取り上げない。
美談は話題にならないから。
怒りの方が扇動しやすいんだろう。
新しい病院を開設したから受入体制を取ってくれた。愛知の病院の責任者が缶珈琲を飲みながらかけた言葉。
これからも受け入れる覚悟が決まったんだろうなと感じて涙しました。
コロナはなくならないし、これからも変異し続けて行くだろう。
同じ事があった時に、足を引っ張る人達が現れませんようにと願う。
実際に何千、何万人も亡くなっているのだから。
その辺りはリアルを描いていないのか、描かないと決めたのか。
自分が罹患しなかった、軽症だったからと次に罹患した時にどうなるかは分からないのだから
病気は死ぬまで後遺症に悩まされ続ける人達もいるという事は忘れないでいたい。
現場で頑張ってくれた方達に感謝を
お疲れ様でした。
「偉くなれよ」を聞いて「踊る大捜査線」を思い出しました。
きちんと物事を冷静に判断できる人が増えますように。
そのためにも敵を取り込み、味方を増やして実行して下さい。
字幕の部分はとても大切な事が書かれていますね。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。