「前代未聞の危機に立ち向かう日本人たち」フロントライン たこつぼさんの映画レビュー(感想・評価)
前代未聞の危機に立ち向かう日本人たち
当時まだ人々がコロナのことについて右も左も分かっていなかった時期に初上陸したコロナに最前線で立ち向かった人々の話。
・良くも悪くも非常に日本らしい強さと弱さをかっこよく見せてくれたのが素晴らしかった。
危機に立ち向かう作品は古今東西多く存在するが、米国の作品が正義のためにヒーローが立ち向かうのに対し、本作は日本らしく普通の人たちが情と現場力で対応するところが面白かった。
それとともに責任取るのが嫌な上の人たちがすべて現場に責任を押し付けるところや、最前線の人たちで命を張ってる人たちに後ろから石を投げるような、現場を使い潰すような描写も面白かった。
また役者たちの演技も素晴らしかった。
全体の総括指揮を取る小栗旬、前線で現場の指揮を取る窪塚洋介、現場で直接患者たちの診断や治療を行う池松壮亮、厚労省の役人として国との調整やバックアップを行う松坂桃李。
それぞれいい味出していて素晴らしかった。
とにかく良い映画ではあるのだが、同年同時期に国宝と被ってしまったのはやや不幸であるとは思う。国宝・フロントラインどちらも素晴らしい映画なので両方見ましょう。
あとエンディングテロップの参考資料に岩田健太郎のyoutube動画があったのは笑った。スタッフなかなか攻めてるな。その覚悟やよしw
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