「ドタバタだけではなくメンタル面にも言及」フロントライン キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
ドタバタだけではなくメンタル面にも言及
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良質なドキュメンタリーを見ているような作品。
2020年入ってすぐダイヤモンドプリンセス号でコロナ患者が発生。
まだ日本には持ち込まれていないことから、DMATが出動。ただ、災害時の対応が専門であってウイルス対策が専門ではないため、ウイルス学の専門医からするとずさんなゾーン分け(ウイルスがある・可能性がある・クリーン)がされていないという指摘があったものの、現場対応ではそんなこともできる状態ではない。その指摘はごもっともだが、まずは現場の混乱や進捗状況でものをいうべきだな、と思った。
メンタル面の心配もあることを教えてもらった。
患者の重篤度合いで診察が順番が変わってくるのはもちろんであるが、
重症患者の同部屋の家族、中学生以下の子ども、スタッフのメンタルは元気でストレスが溜まっているいる乗客以上に大変である。
患者対応にも時間かかるが、メンタルサポート面でも時間が取られ、その場合は心理士・スピリチュアルケア師・臨床宗教師などの出番ではないかなと思いながら見ていた。
あとはマスコミの興味本位、世論が傾くといい悪い関係なくそっちになびく、という風潮。当時のニュースやらを思い返してみると、見たままのことや愛知県での受け入れのことはちょっと報道されたものの、中でどんなことになっているのかということまでは報道されなかった。リアルタイムでこのことを国民が知っていれば、コロナに対しても受け止め方が違ってきたかもしれない。まぁこれは終わったから言えること。
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