「真実は小説より奇なり」フロントライン みらさんの映画レビュー(感想・評価)
真実は小説より奇なり
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25日間の攻防を2時間に収めようと思えばこうなるでしょう。正直なところ、話がトントン拍子に進んでしまい物足りなさを感じました。物足りないと言ってしまっては、現場で奔走した医療従事者の方々や乗客に失礼だとは思いますが。
役人は有事の際にも責任を取ろうとしないし、常に動くのは下の者たちです。
5年前、毎日のように報道されたダイヤモンドプリンセス。自分の職場の目と鼻の先の出来事でした。感染はどんどん広がり、どんなウィルスなのかわからない中で有名コメディアンが亡くなったことで日本中がパニックになったのだと思います。現実のDMATの方々はもっともっと大変だったと想像に難くありせん。あの船に出入りしている事が分かれば家族まで巻き込む事になるという極限状態で、それでも命を救うために戦ってくださった皆さんを2時間に収めるのは無理と言うものです。夫が重症化し、喚きながら手すりにまたがるパニックおばさんは余計でした。小栗旬も窪塚洋介も演出なんだろうけど淡々としていて、疲労のかけらもなく、綺麗さっぱりな松坂桃李が並んだ時には白けてしまいました。
リアルさが余りになくて。
池松壮亮は頑張っていたかな。
あと、意外にも森七菜が良かったです。
うーん、辛口になりましたが物足りない、が正直な感想です。
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