「たった五年前の出来事」フロントライン 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
たった五年前の出来事
邦画には珍しい実際に起こった出来事の、事実に基づいた映画化作品。
実際には映画に描かれたような美談ばかりではなかっただろうが、映画だから美談でいいんだと思う。
日本人はどうも、政府がよくやって世の中がうまくいってます、というのは批判しなければいけないみたいなところがありますが、私は単純なので素直に感動することができました。
この映画はDMATの人たちが主役ですが、検疫、厚生労働省、患者、クルー、神奈川県、それぞれの立場でそれぞれの見方があるでしょう。
それでもこの映画を観た人が、これから同じようなことがあった時には、ニュースなどで報道されることだけでなく、現場で自らの命・家族を省みず(誰よりも命と家族を大切にしている)人のために尽くしている人たち、医療関係者の方々、厚生労働省の方々(役人が良い人に描かれるって稀有なこと)がいるということを考えるようになればよいと思います。
脚本がとても良くできていて、小栗旬、松坂桃李、窪塚洋介、池松壮亮、みなそれぞれにグッとくる台詞があった。
偉くなれよ、とか。迷惑なことだから、とか。つらいこと、、、あった、とか。
主役四人以外もみな魅力的(吹越さん含めて)に描かれており、エンタメとしても見応えのあるものになっていたと思う。
もちろん多少の脚色はあり、個人名も変えられているが、これがアメリカ映画だったら、すべて実名で、エンドロールに登場人物の現在とかが紹介されるんだろうな。
「DMATの指揮を取った結城は現在は都内の大学病院で救急医療の指揮を取っている。
船内で指揮を取った仙道は現在もDMATの隊員として災害地最前線で医療に当たっている。
真田は現在、愛知県の藤田医科病院に勤務している。
厚生労働省の立松は現在政務官となった。
バーバラとレナードのブラウン夫妻は無事にテキサスに帰ったが、バーバラは持病の心臓病が悪化してレナードを残して先立った。レナードも1カ月後あとを追うように亡くなった。2人は最後まで日本で受けた親切を忘れることはなかった。
ノアとジャックの兄弟は、ともに医師を志して大学で学んでいる。」
なんてね。こういうの好きなんです。
あ、最後に下船したのは船長だった、ってありましたね。
いい映画でした。
木下グループさん、ありがとう。
大吉さん、レビューの中のナレーション、ホントのことかと思ってドキッとしちゃいました。
確かにその後は気になりますが、脚色の部分で実在の人物ばかりじゃないのかもしれませんね。
映画としては最高に見応えのある大好きな作品ですが・・・
共感ありがとうございます!
こういった日本全国を巻き込んだ大事件が起こったら、後年に似たような事態が起こった時のために映画化するのは大事だと思っています。「Fukushima 50」とか良い例ですよね。記録に残して後世に伝えるのは大事なことです。
こんにちは。
大吉さんわかってくれて嬉しいです(^。^)
小栗さんは器用な役者さんだとは思うのですが、あちらを目指すより、日本で活動する方が合っていると思います。
最近だと田中ナニガシさんの件でお忙しいご様子。。
面倒だなーと言いながらも何だかんだで面倒みちゃう。
先輩方にも可愛がられる人たらし。若い俳優さん達からも憧れられる"頼れる兄貴"としての存在感は唯一無二だと思います。
歳を重ね良い役者さんになっていますよね。
ハリウッドで白目剥いてなくてヨシ。
このまま日本の映画界を引っ張っていって欲しいですw
レビューの皆さんのその後。。
すごくわかる!やるでしょうね!説得力〜!!!
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