劇場公開日 2025年6月13日

「これは終わりではないこを映画を観て、終わった後、改めて感じた」フロントライン nisaoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 これは終わりではないこを映画を観て、終わった後、改めて感じた

2025年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

驚く

現実ではコロナは一旦終息したように思えますが、この映画を観て、改めて終わりではないと感じました。
災害派遣医療チーム[DMAT(ディーマット)]という存在も名前も初めて知りました。
最初、厚生省も病院も、受け入れられない、もし感染したら、被害が出たら責任のなすりつけで見ている側ととしては腹ただしい部分もあります。
でも、被害が出たら責任が取れるのかと言われたら、流石に人ごとではない、これは無理ないことなんだろうと思いました。
映画だから第三者的な目で見ることでかできるけど、船に隔離された人の立場、現実にこんなことが起きたんだと考えると怖くなります。
この中で轟を演じる光石さんのマスコミあり方にはブレないなあと思いました。
一見すると悪役に見えますが、マスコミの立場としては面白おかしく、誰かを悪役のような感じに仕立てなければ視聴率が取れないというのも無理ないことだ。
一概に悪いとは言えないんだろうなあと思いました。
コロナで日本中が大騒ぎになったとき、マスクも買えなくて自分は外出せずに家の中にほぼ籠もっていました。
今、思うと本当に日本中がコロナに恐怖を感じていたと思います。
映画では助かった人もいますが現実に亡くなった人、今も後遺症で苦しんでいる人がいます。
映画では一旦、終わったようにみえます、でも、災害派遣医療チームDMATのしごとが亡くなったわけではない、またコロナのようなウィルスが発生しないなんて言えない。
この映画は改めて数年前の出来事を再確認させてくれる、そして、自分が当事者になった場合、どんな行動をとれば良いのか、改めて考えさせられました。

nisao
PR U-NEXTで本編を観る