「鬼神の如く・・・」Demon City 鬼ゴロシ ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
鬼神の如く・・・
リベンジもの大好きです。
予告で見かけた時から大きな期待を持っての鑑賞でしたが・・・まあ、それなりかな。楽しませては、もらいましたけど。
何しろ生田斗真さんの殺しがすごい。マサカリ1本で、銃撃の嵐の中を殺りまくる冒頭シーンから引き込まれました。すっげ〜!って思ってたら、いきなりの引退。家族を慕ってのことなんて「SAKAMOTO DAYS」かよって思ったら、いきなりの奇面組登場で、家族が殺されたうえ、自身も頭に被弾してしまう。
普通だったら死んじゃうと思うんだけど、植物人間状態のまま12年の刑期を終えて出所してきた。とは言え、元々殺し屋なんで恨みを晴らそうと命を狙われる羽目になる。勿論、奇面組からも暗殺の危機に陥るんだけど、何故か突然覚醒して、相手を返り討ちにするのだった。
【ネタバレ】
まぁ、ここからは普通のリベンジものと大差ないかな。同じようなシーンだしって、思ってたら何と!娘が生きている?
最初は騙しているのかと思ったんだけど、奇面の一人(東出さんか演じる変態ヤロー)に育てられていたからビックリ。どういうわけか記憶が改ざんされていて、生田斗真さんを弓で射ってしまった時は、ホンっと切なかった。
そんな娘を人質に取られ、敵の本陣へ攻め込んで行くのは、まさしくリベンジもの!って感じでした。
他のレビュアーさんの評価はメチャクチャ低いんですが、自分はそれなりに楽しめたくちです。
実は娘が生きてたってところで、リベンジものとしてどうなのって、トーンダウンしたところは在りましたが、弱者を助けに行くヒーローものとして楽しめたから良いかな。
全身傷だらけ、満身創痍の命懸けで助け出したところは、ほんっとカタルシスを感じました。
でも、結局、生田さんは死んじゃうんだけどね。
奇面の一人が生き残っていて、どうなるのかと思ったら、まさかの娘のリベンジでした。あっさりやられちゃったのが、若干残念かな。