「久々に邦画で刺さった。しかもかなり深く。」平場の月 nayutaさんの映画レビュー(感想・評価)
久々に邦画で刺さった。しかもかなり深く。
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50歳、(場所は違えど)癌経験ありの私には刺さりすぎた。
平場の意味がわからず調べてみたら、ごく日常的な場所や人々、とのこと。なるほどなーとしみじみ納得してしまった。
特別なエリートやセレブでもなく、印刷工場や病院の売店で働く2人。
親の介護があったり、検診に引っかかって検査結果をドキドキしながら待ったり、昔の同級生と居酒屋で集まってワイワイ飲んだり…いろんな人たちがいろんな場所で経験している日常と同じ生活。
そんな日々の中で偶然出会った2人、あーもー幸せになってほしかった。
なんであのピースサインで気づかなかったんだよー!と叫びたくなる。
不安に押しつぶされながら、たった1人で検査結果を聞いたんだろうなと思うと泣ける。
ワガママなんかじゃないから、相手に自分をさらけ出してほしかった。弱音をはいてほしかった。でも、受け入れてくれると分かってるから、負担になりたくなかったんだろうな、とも思う。
なんとも切ない。
ふたりで温泉に行ってほしかったなぁ。
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