サイボーグ一心太助のレビュー・感想・評価
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辛田町バンザーイ
ナノマシンでサイボーグ化した一心太助が、軍事用ナノマシン開発を目論む大鷲コンツェルンや黒幕と対峙する話。
大久保彦左衛門の奉公人の一心太助の子孫で、25代目の一心太助が勤める超伝工業に、MIT出身の天才エンジニアがAI部門立ち上げの為に入社してきて巻き起こっていくストーリー。
幸田町の魚屋のせがれにしてなぜか江戸弁のべらんめえ言葉で話す設定なんですねw
安っぽいし上に軽いノリのある意味お約束な低バジェット作品で、ストーリーもある意味お約束だけれど、ペーペー営業マンが命を狙われる理由とか、一応スジは通しているし、バレバレスパイの立ち位置もなるほどねという感じ。
個人的にはハズレだったご当地キャラ?に持って行かせちゃう悪ふざけな感じとかは嫌いじゃないけれど、それを観ていない人にはちんぷんかんぷんじゃ?
大絶賛とは行かないものの、期待値が低かったせいかそれなりには楽しめたけれど、もっとふざけても良かった気がする。
郷土愛だね
愛知県幸田町町村合併70周年記念映画なんだって。70周年の映画を河崎実監督に頼むのがすごいよね。河崎実監督の作風知ってんのかな。と思ったら幸田町は前にも河崎実監督と映画撮ってるんだね。すごいよ幸田町。
主人公はわかりやすい江戸っ子キャラで、ヒロインは敵の組織から送り込まれたスパイ。そこで分かりやすいストーリーが展開し、マッドなサイエンティストが主人公をサイボーグに! わかりやすく敵を倒して、最後はみんな一緒に盆踊り。いいね!
盆踊りじゃなくて、幸田町のお祭りみたいなので、おそらく幸田町考案の踊りをやるのね。
これ観たときにね、なんでか分からないけど、郷土愛っていいなと思った。
そんな大した踊りじゃないんだよ。地元にいるときは馬鹿にして踊らないかも。
でも誰かが「暮らしている町を良くしたい」って考えたんだよね。
河崎実監督に映画たのむのもそう。
結果は当たってないかも知れない。もっとうまくできるかも知れない。
でもなんか、そういうことを考える人たちが、幸田町にはいるっていうところが良かったな。
それで全国どの町にもいるんだろうな。
という感じを受けたので、キャラやストーリーがどうであっても、この映画の目的は達成されていると思うよ。すごいな河崎実監督。
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