かくかくしかじかのレビュー・感想・評価
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迫力のスクリーンで永野芽郁のドUPを観る映画
当方原作がコミックであることを知らずに観賞。
ストーリーは7割ほのぼの系で進み、後半の3割で展開をしていくと言う描き方。
内容は永野芽郁が演じるアキコと、大泉洋が演じる恩師である日高先生との出会いから別れを描いた作品。
時代はだいたい1995年から2005年で、今の48歳くらいの人の青春時代が描かれている。
僕もアラフォーではあるが、まだ30代なので上記の時代はまだ小学生。
なのでうる覚えなところもあるが、時代の移り変わりがちゃんと表現されていてとてもストーリーに没入できた。
また、演者の演技もとても迫真のもので、アキコの成長や都会に染まっていく感じ、そして、日高先生の言葉や態度とは裏腹の優しさも感じスゴく暖かい気持ちになれた。
しかし、正直、これって映画館で観なアカン映画かなと感じてしまった。
理由としては、ストーリーが王道過ぎて良い意味での裏切りがない。
もっと、良い意味で裏切られるようなストーリー展開が欲しかった。
また、今回のこの映画の肝は先生への隠し事がキーポイントであると思うのだが、ストーリー的にもそこまでキーポイントになっていないと感じた。故にストーリーが余計平坦に感じてしまった。
今月は感動系を多く観たせいか、正直、内容に物足りなさを感じてしまった。
この映画やコミックが好きな人にはキツい言い方してごめんなさい。
ただ、見終わった後は、春風の如く爽やかな気持ちで帰れるので良作だとは思う。
デートや心が疲れてる方にはオススメの映画ですので是非~。
序盤の数分で例の件の印象は消えました
東村アキコさんの自伝漫画は面白いものばかりで、
なかでも本作はその最高峰に位置するといえるものですから、
永野さんのスキャンダル発覚前から楽しみにしていた映画です。
序盤の数分で不倫の印象は消えて物語に集中できました。
日高先生の「描け描け描け!」は御託よりも行動・集中という点で、
絵画以外の世界にも当てはまることなんじゃないかなと思いました。
日高先生は暴力的で言葉もきつく、デリカシーに欠ける面もありますが、
実際は教え子思いで憎めないというキャラを大泉洋さんが好演。
主人公・明子にとって、この出会いがいかに大きかったかが伝わります。
だからこそ、彼女が自分の本当の夢を語るシーンにグッときました。
永野さんも、私生活は何とも言えませんが、女優としては魅力的です。
原作には及ばなかった。
私には珍しく原作漫画全5巻を読み、感動した。漫画大賞受賞に相応しい作品だ。
永野芽郁と大泉洋が主演するとあって、私の期待値が上がり過ぎてしまったみたいだ。
もちろん、映画として合格点を挙げれるし、演技も申し分ない。だけど原作ほどの感動が得られない。
これが私の正直な感想です。
実話なのでと納得しておきます
「描く」、「かくしか」、(でも)「じか」(んがない)
予告編から竹刀を持ったスパルタ指導、たとえ昔の話でもこの令和の時代に見たくない。私は見る候補には上がっていたがそこまで高くはない。しかし、公開後の評判がとても良かったし、間違ってしまった人にもチャンスは与えるべきだと思っているので見に行きました。
同作漫画と東村アキコ先生は知らなかったが、マンガ賞受賞するまでの人生、幼少期から結果的に恩師となる先生の出会いが「斯く斯く然然」というよりは、詳細に語られている。
主人公は明るく自信過剰、すぐ逃げ出す、自分の意見が言えないので言いなりになる。でも先生は見抜いていた。スパルタではあるけど、すごく愛に満ちている。それが映画を見ていてすごく伝わる。永野芽郁さんのコミカルタッチな演技が良かったし、ハマり役だと思った。
とても素晴らしい映画だった。
バイアスがかかってしまうのは仕方ないが、多くの人に見てほしい。
………………
私自身はスパルタと正反対だし逃げる人生だった、ほぼカンで生きてきた。この映画風にいえばダウジング人生。ただいつも少し先を考えながら…ではあるが。
当初の「令和の時代に見たくない」であるが、本年は記念すべき昭和100年。だから良いんです。減点もありません。
悪くはないけど
永野芽郁を応援します!
観て本当に良かった。今期日本映画トップクラスの秀作です。
画家の日岡兼三氏は美大などを経ず20代後半から絵画教室に通い30代半ばから創作活動を開始。中央での画壇活動は皆無で宮崎で作品を発表し続けた。主宰した絵画教室では経済的に厳しい生徒に配慮し受講料はごく少額にし、多くの生徒を美大に送り出した。55歳で肺がんを患うが延命治療を拒否して創作活動を続け、57歳で逝去された。映画の通りの方でした。その残された作品を教え子の方のコラムで見つけたが、正確なデッサン力に裏打ちされたスーパー写実の絵に魅了させられた。ご本人の顔写真もいくつかあったが(東村アキコが出演を熱望した)大泉洋はできる限りその雰囲気に近づこうと努力されたのではと思う。
主役の永野芽郁がとにかく最高でした。漫画家になる為に箔をつける目的で美大を目指ざすとか、入った大学では遊び呆けるとか、仕方なく働いたコールセンターはとにかく辞めたいとかダメダメだけど憎めない性格。でも先生のことは尊敬してるので衝突しつつもちゃんと取り組めばいい絵が描けて、後輩の指導なんかもできる。でも漫画家になるとは言い出せずに、、。そんなすべての演技の数々、笑顔と涙の数々がどれも素敵でした。主演作は数多くありますが彼女にとっても演技開眼したと思えるほどの代表作となるんじゃないかなと思います。
永野芽郁は今、強烈なバッシングを受けているがスクリーンでの演技は正当に評価されるべきです。映画をまともに観てない輩がSNSへの落書きを描くように映画サイトにも彼女を侮辱する書き込みをしたり、最低点をつける行為があることが許せません。
「描け、描け、描け」と言い続けてくれた恩師。言葉が乱暴で横柄だけどおせっかいで愛情深い先生。人生を変えてくれたり、導いてくれる人なんてめったに会えません。
人と人の出会いと別れを繰り返し、人は逞しく生きていく、。
立て、立て、立つんだジョー!的なヤツ
描くことは自分の人生を生きると言う事。ゆえに、四の五の言わずに描く。休まず毎日描く。描いて描いて描き続ける。
これが長距離走なら「走れ」、自転車なら「漕げ」、映画大好きものなら「撮れ」、音楽映画なら「弾け」、等々。言わば陳腐ネタです。で、ほぼこのスジの映画って、ムネアツ場面があります。そうなんですよ、だいたいムネアツ映画の建付けになってるんですよ。
これは、ちょっと違います。
コールセンターの仕事を辞めたくてマンガに打ち込み始めると言う、言わば逃走論的な転換です。ムネアツじゃなくてクスクスなんです。
先生の末期ガン告白は、「泣かしに入るで」の宣誓です。なんですが、そっからの展開もゴリ押し無しでアッサリしてます。よって、お涙頂戴系としての「濃さ」がないんです。過剰演出もありません。奇妙に美化される何かもありません。遠距離恋愛は自然消滅するんで、恋愛系に逸れることもなく。主題上を、淡々と走るんです。で、全般的にサラサラ。
これが、むしろ良かったです。
関和亮監督の前作は、コッテコテコメディの「地獄の花園」。このギャップ、スゲーw
全般的に画がきれいなことや、宮崎の風景の美しさ、宮崎弁の可愛さ、などなど。キャラも魅力的だったし、見終わってからの爽快感もあり。
良かった。
結構。
なんか、色々と大変そうですが「地獄の花園2」、待ってます。
先生の期待には応えられなかったが
漫画家として成功した東村アキコが、高校時代に美大に合格するために通った絵画教室の先生との物語。竹刀持って怒鳴り散らす指導法は時代を感じるもの。いや、あの時代でも結構時代遅れか。絵を本格的に描いたことなんてないけど、日高先生のとにかく描けという言葉はなんか響いてしまう。何回も繰り返すことは必ず自分のためになるってことだけは理解できる。
あきこと二人展をやりたがっていたり、いつでも描いてるか?と気にしているところを見ると、日高先生はあきこのことをかなり見込んでいたってことがわかる。でも、その期待に応えられない、応えようとしないあきこの気持ちもわかる。楽な方に行ってしまうところがとても人間っぽい。だからこそ気持ちに応えられなかったこと、気持ちを伝えられなかったことの後悔が残る経験って誰にでもあるんじゃないか。その切なさがとても共感できた。
東村アキコのギャグマンガが好きで、特に「ひまわりっ〜健一レジェンド」がお気に入りだ。ここに出てくる主人公の父・健一のエピソードが腹を抱えてくらいに笑える。その健一がこの映画で出てくることにテンションが上がってしまった。しかも、「ひまわりっ」の健一そのまんまじゃないか!これは嬉しいサプライズだった。本作を観ていると東村アキコという漫画家は、自分の周りで起こった出来事を物語にする力がとてもうまいのがわかる。「ひまわりっ」はコールセンター時代の経験を元にしているし、美大時代の彼氏は「ひまわりっ」の2代目健一のモデルであることがわかる。そんな楽しみ方もできる映画だった。
派手さも号泣してしまうシーンもないけど○
日高先生
単純に公開してくれてありがとう。
それに尽きる。
映画ならではの表現力、画像は良い。
作者が自ら行動してきた人間性とエゴ。
若気の至りと甘い青春。
原作と違いひしひしとは伝わってこない。
そりゃそうだ日高先生に対する熱意が
その漫画には乗り移ってるからだ。
日高先生の雰囲気は大泉洋でぴったり
なのかもしれない。あの幾多のジャージ生地
は華やかで色彩も素敵。
だが、もう一度細かい心理描写や
ヒリヒリした言葉や画を浴びたいと
思い原作を読みたくなった。
また、より深く映画も漫画も感じ
られると思うので。
描けは生きろって事なんだと思う。
恩師の先生が…
すずめはすずめ・・・
人気漫画家・東村アキコの自伝的漫画「かくかくしかじか」の実写映画化版。永野芽郁さんと、毎度剽軽な大泉洋さんの主演作品。原作者が主役の日高先生役に大泉さんの出演を願ってできあがったという。
原作をチラ見したけど、ほぼ原作通りのストーリーで物語ははじまる。原作は冒頭のチラ見なので、全部が原作通りなのかは知らないが、原作を読んでなくても十分に楽しめた。
当節、不倫騒動でなにかと非難を受けている芽郁ちゃんはなにをやっても「すずめ」(NHKの朝ドラ半分青い)ちゃんだ。大泉洋はなにをやっても大泉洋だ。評価は★3.8。
不倫女優というレッテルでぼろくそに言われている芽郁ちゃんだが、やっぱり可愛い。「すずめ」が大人になって、女になって、女優をしているって、私的にはとてもエッチで、楽しめた映画だった。あのポジションの女優さん、いるようで、なかなかいないのではと私は思っている。でもこれ以上、世間を敵に回さないようにしてね。せっかくの映画も台無しになっちゃうからね。
大泉洋は「室町無頼」に続いての鑑賞だが、何をやっても同じなんだよね。この人のパワハラセクハラはなんだか許せる昭和の味がする。
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