かくかくしかじかのレビュー・感想・評価
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「描け〜」が何人の心に残っているんだろう。
素晴らしい恩師との出会いの話。素晴らしい俳優陣の良い映画でした。あの先生の「描け〜」が今何人の生徒の心に残っているんだろう。羨ましいですね。東村アキコさんは成功した人なんでしょうけど、まだその生徒の中には彷徨っている人もいるはず。でもあの声はいつまでも残っているよね。この物語はあの時の教室の仲間に送ったメッセージかもしれませんね。狭い世の中でいろいろ言われているみたいですが、映画好きには関係ありません。良い映画をありがとう。
恩師への感謝と後悔
大泉洋さんが素晴らしかった
東村アキコさんのことがよく分かりました
隅から隅まで
東村アキコの人柄・人生や、関わる人は本当に面白い
原作は大好き、そもそも東村アキコ作品好き。
原作の方が勿論面白いんだけど、映画も、キャスティングが良くて脚本も制作も東村先生かかわりまくってるので、良いか悪いかで言えば良い作品だった。偉大な漫画家やアート系職の人は、自分じゃ到底無理なレベルの努力と信念で突き進んでいて、作品の中のアキコも日高先生により鬼デッサンしまくってめちゃくちゃ描きまくっているのは凄いけど、大学に入り堕落してく部分てのは本当共感度も正直好感度も高い。そこからの漫画熱により漫画家へ突き進んだところもとても良い。そして今あんなに面白い漫画を描きまくっててかっこいい。それ以外の活動も人生やエンタメへのバイタリティもかっこいい。
色々特技や得意分野を持ってる人だけど、ベースが漫画家なのほんと好き…。
かくかくしかじかは日高先生との関わりとアキコの紆余曲折が面白くとても感動するけど、この作品後の東村アキコの生活や仕事もエッセイ漫画にしていただき、それをまた実写化是非して欲しいな…。「ひまわりっ」も大好きだし実写してたけど、ひまわりの続編でも良いし。こんなにエッセイ漫画が読みたい人もなかなかいない。
そういやひまわりファンとして、父・健一を演じた大森南朋を称賛したい…健一うま過ぎた。尊敬。次回ひまわり実写化したら大森南朋、健一して欲しいまた。
熱血指導の先にあるもの
人気漫画家の自伝的作品で漫画家を目指す少女と恩師の9年間の絆を描いた物語。絵画に人生の全てを捧ぐスパスタ指導の絵画教師の生き様とそれに応える少女の関係性を上手く描いている。昭和時代のような熱血指導ですがその先には少女への溢れる愛情を感じることが出来ます。
2025-77
胸に迫る、背中を押して。
映画「かくかくしかじか」、見てきました。主演の永野芽郁さんがいろいろプライベートのことで逆風なんですけど、映画自体とは関係ないのにね。さておき。
原作コミックはリアルで読んでいたので、あらためて実写化され、その再現度がすごかった。それは本来ダントツで評価されるべき。永野芽郁さんの演技は神だった。すごいわこの人。コミックではメッセージ性はあまり感じなかったけれど、映像化されてちょっと鮮明になった。それは脚本にも参加した原作者東村アキコさんの意向なのかな。表現者と受け取る側の垣根が低くなった今ならではでしょう。自分も、誰かに伝えたい。そのためにすべきことは、シンプルなのにね。
ほんとに良い映画だった。時代のアゲンストがくれぐれも悔やまれる。
作者のナルシストが滲み出ている
映画としては極々普通で、大泉洋と永野芽郁を始めとした俳優陣の演技はとても良かった。大泉洋は世界に溶け込んでいくのが本当に上手い。演出やカメラは特筆することはない。
予告の時点で感じていたが、恐らく作者は生粋のナルシストだと思う。
また、作者本人が本内容を美談と思って書いてるかは知らないが、美談風の演出になっているのが気になった。
最後まで見ると、結局なにも起きておらず何を伝えたいのか全く分からない映画となっている。
大学時代に二度も改善のチャンスがあったのに、何も変えずにサボり続け、先生が肺癌になって顔だけ見せたあと、もう一度会うこともなく、ただただ作者の全てを先延ばしする性格をまざまざ見せつけられただけ。
自叙伝でなのでリアルなのは当たり前だが、それにしたって脚色が少なすぎるので作者本人が著名な漫画家になったこと以外は何の華やぎもない話を映画で表現する意味がわからない。
何度も二人展をやろうと言ってくれていた先生の気持ちを汲まず、結局二人展もやらないで感謝の気持ちだけで弔った気になっている。先生が亡くなった後でも、今からこの映画きっかけでも二人展をやって「二人展をしたい先生の夢が叶った」というような終わり方にしておけば、それこそ美談のようになったろうが、軽く調べた感じではその様な催しはなかった。(していたら、その要素を入れるだろう)
ラストの幻想の先生が去っていくシーンで、どうせ大量の紙を飛ばすのであれば、紙が目の前を横切って先生が消えている演出ならかっこよかったのに、フワ〜ッと透明になって消えていくのがダサくて溜息が出そうになった。
この映画から伝わってきたのは、先生が情の深い生粋の画家であったことと、無意識な作者の「罵倒ばかりの先生が絵の筋が良いと認めてくれていて、ヤンキーを絵の道に導いたこともあり、教える才能もあって、漫画の才能もある自分」に対する自信や自慢。無意識なところがタチが悪い。
おもろくない、とは言わないが、私は好きではない。
見ろー!ごちゃごちゃ考えんと見ろー!
2025年劇場鑑賞147本目。
エンドロール後映像無し。
いや〜いい映画でした。最後はもうずっと泣いてました。多分こういうことになるんだろうな、と思いながら観てその通りになるのですが、それでも号泣です。
大泉洋演じる先生がほんといいんですが、永野芽郁演じる東村アキコも正直でいいんです。東村アキコ本人も漫画家にもったいないっていうのも失礼なんですけど本当に美人で、永野芽郁がやっていても不自然でもなんでもないんですよね。
自分は金沢市民で、金沢美大には何回か学園祭で行ったことがあるのですが、もう移転して新校舎になっていて、東村アキコが通っていた頃の校舎はもうないんです。だいぶ前に撮影されたんだなぁと感慨深く観ていました。あの鍋は石川県民のソウルフード、とり野菜みそ鍋でしょうか、とり野菜みそ公式ホームページで漫画描いてるので是非見てみてください(笑)
ここからは映画の内容には関係ないのですが、演じる役者がやったことでそれが気になるから観ないなんて話を聞くのですが、この映画は東村アキコの話であって永野芽郁の自伝じゃないということです。演じる人のパーソナリティを気にしていたらじゃ殺人鬼演じる人がいい人だから気になって観ないのと変わらないし、鬼滅の刃が人気だから意地でも観ない、なんて人と思考回路は変わらないと思います。哀れすぎる。もったいないと思います。役者が気になるならアニメ、アニメの声優のやったことが気になるなら漫画や小説、それを書いた人が気になるならもうニュースでも見てろ!お蔵入りにならず本当に良かったです。
日高先生の描いた絵を見たくなった。
最初のイメージでは
マンガ的演出はいらない
(大)傑作!
斉藤由貴…w
映画としての出来は素晴らしい
まず初めに懺悔しなければいけないのは、僕はこの原作者の作品を読んだことがあり、その時に「とても面白いが、おそらくこの作者の考え方、自分は合わない」と思った記憶があります。
自分でもなんでだろうと思って他作品(ヒモザイルの件とか)や経歴等を見てなんとなく納得したんですが、その時生み出された負のバイアスに加え、タイムリーにばっちり永野芽郁か…と。
僕は「悪い事は批判されるべき、ただし関与した作品全てをそれで否定するのはどうなのか」という中途半端なスタンスでいます。
なので極力フラットな目線を保とうと思って見ましたが、ちょっと無理でした。すみません。
演技は素晴らしいし、大泉洋は「大泉洋だ」というインパクトを残存させたまま、作品に自身を落とし込む技術に長けている。
映像にしても、ダレさせなく展開するテンポも素晴らしい。
とりあえず今回教訓を得たこととして。
雑多に映画を見るにしても、原作者の生き様があまりに合わない場合は、距離を置くのも必要なのだなということです。
漫画家の自伝的作品とのことですが、すみません、作品も作者の名前も知...
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