劇場公開日 2025年5月16日

「原作は観ていません。妹が観に行って面白かったというので行きました。...」かくかくしかじか hiroishiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0原作は観ていません。妹が観に行って面白かったというので行きました。...

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

原作は観ていません。妹が観に行って面白かったというので行きました。
笑う永野芽衣さん、泣く永野芽衣さん、怒る永野芽衣さん、悩む、もがく、食べる・・・永野芽衣さんの様々な表情と、やり過ぎないバランスが取れたすばらしい演技を明子を通して観ることができ、満足した映画でした。色々お騒がせしている昨今ですが、乗り越え、今後演じていくであろう「大人の女性」の表現力に繋がればと思います。頑張ってください。
その様々な彼女を引き出したのは大泉洋さん演ずる日高。大泉さん好演でしたが、男の視点から見るとシナリオ立て、流れから思うにもう少し年配で怖そうな役者さんの方が良かったのでは思いました。二十代~三十代の女性客がメインターゲットの映画かと思われ、女性視点なら大泉さんで十分恐いし、十分に年配者に見られるのでしょうか(恐過ぎてもね。笑)。
一見、話の軸は明子のように見えて日高の物語です。原作者の実体験がベースと思われますが、原作者が日高に思う気持ちが映画時間の枠で表現しきれたのか、本当はもっと強い影響を与え、更に魅力を持った方だったのではと想像します。短い時間の中では、第三者、例えば金美の教授(高校美術の先生ではなく)に日高の画力の高さや「描け描け」連呼する理由、過去を語らせるといった、日高をもう少し知ることができる演出があれば、日高を知らない我々も、もっと原作者の胸の内と同じレベルで日高を感じられたのではないかと思いました。
笑うシーンでも声には出さないようにしている私ですが、思わず「ハハハ」と出てしまったシーンもあり、楽しく、心温まる映画でした。

hiroishi
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