「描けー時間がたっても変わらないもの」かくかくしかじか うすたらさんの映画レビュー(感想・評価)
描けー時間がたっても変わらないもの
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永野芽郁は、ちょっとどじだけど、変なところに一生懸命な、古いところだと、『スチュワーデス物語』の堀ちえみのような、「不器用な主人公の一生懸命さ」を演じさせたら右に出るものはないです。昨今の週刊誌記事の影響で、どうしてもフィルターを通して見てしまいがちですが、とてももったいないと思いました。『そして、バトンは渡された』でも泣かされましたが、今作も素晴らしい演技をしています。
破天荒な日高先生役の大泉洋は、当て書きかと思うぐらい役にフィットしていて、この役は他のだれもできないと思いました。
時間がたっても変わらないものというのは、「本物」を指していて、それを描くということは、「ごまかさずによく生きること」ではないかという気がしました。そういえば、『海の沈黙』でも本木雅弘演じる津山竜次は、最後まで渾身の力で海の絵を描いていました。やはり、「海」は生命の源なのですね。
でも、斉藤由貴が出ていたのには気が付かなかった。
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