「老いが少し怖くなくなった」104歳、哲代さんのひとり暮らし 豆之介さんの映画レビュー(感想・評価)
老いが少し怖くなくなった
誰もがこの年齢まで生きられる訳ではない。身体、精神などやはり長生きには理由があると思う。
100歳を越せば人生には色々あっただろう。悲しいこと、苦しいこともあっただろう。それなのに哲代さんはとてもにこやかな瞳を持つ。感謝し、喜び、悲しみに涙を見せる。それでも笑顔に戻ってくる。
ありがとうございます。
一体何度聞いた言葉だろう。哲代さんの字には「すみません」もあるが、やはりこの姿勢が長生きの理由の一つだと思う。
私には長生きすることに恐怖がある。恐らく周囲に迷惑をかけることになるだろう、という思いが大きい。でも仕方がない事態になった時。素直に感謝の気持ちを忘れないこと。口にできるなら伝えること。少しだけ肩の力が軽くなった気がする。
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