隣のステラのレビュー・感想・評価
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通常の恋愛映画とは一線を画す、こだわりに満ちた映像美で表現された「王道的な青春ラブストーリー映画」。
「青春ラブストーリー映画」は数多くありますが、本作は映像表現に強いこだわりを感じられるクオリティーの高い作品に仕上がっています。しかも、制作陣が技巧的な映像表現に酔いしれるタイプではなく、こだわりのカットを必要に応じて生み出していて、観客に寄り添った丁寧な作りに好感を持てした。
そのような環境の中、役者も生き生きとしていて、主演2人の演技もベスト級に映っていました。
ただ、少女コミックの映像化の難しさからなのか、終盤の展開は、いくつか伏線があるにしても、時間軸の関係での唐突感。そして、終盤の「よお、芸能人」のくだりなど、もう少し自然になるように描けていればといった惜しさを感じつつも、力作に属する青春ラブストーリー映画です。
ベタなラブストーリーを見たい時もある!?
とにかく単調
幼馴染の男の子が芸能人になっちゃう話。
ちょっと自分にはこの作品は若すぎました。
見る前からわかっていたんだが…
心動かされるライバルっぽいライバルが出て来ない。
物語に緊張感がなく、男の子が主人公を遠ざける意味がわからなかったです。
一緒にいたいなら、芸能人辞めれば良いのにって思ってしまう…もっと葛藤が欲しかった。
王道の真ん中から逸脱しないことの安心さと苦しさ
主演の福本莉子さんの名前を知ったのは、Eテレの「高校講座 物理基礎」がきっかけだった(当方は昭和のおっさんだが、時おり高校講座のいくつかを録画しては見ている)。
福本さんは今は、東宝シネマズの幕間の映画ニュース「シネマチャンネル」の案内役を務めている。
なので、幕間で福本莉子さんを見て、間にCM予告編をはさんでから再び本編で福本さんに再会するという流れだった。
映画自体は、少女コミックの映画化の王道という感じで、よく言えば王道から外れてはいないが、悪く言えば破綻や意外性が殆どない。憎まれ役のキャラもいないし、大きな場面転換もない。
新しい才能はないかと探し回る身としてはやや欲求不満だ。
監督の松本花奈さんはまだ20代(98年生まれ)と若い。もう少し冒険をしてもよかったのではなかろうか。
手際よくまとめる力があるなら、一旦破壊して再構築することも可能なはずだ。
ステラとはイタリア語の星を意味する言葉。星とその隣りの星は近いように思えるが、実際には遥かに離れた距離にある。幼なじみ同士だが、片方はモデル兼俳優もう一方は普通の高校生となる二人の関係を意味しているのだろう(英語の授業で銀河鉄道の夜を取り上げて、二人の関係性を示唆している)。
英語にはgirl next doorという表現がある。隣りに住んでいるような親しみやすい女の子というくらいの意味だが、福本莉子さんはgirl next doorという表現に相応しい。普通らしさがいまの福本さんの持ち味であろうし、その普通さは本作では出ていたのかもしれない。普通さを演じるのは結構大変なことです。
幕間の映画ニュースをやっていたあの子が、とてつもない作品で見事な演技を魅せた‼ ということが起きるように願っています。
ある意味で恐ろしいラブストーリー
この映画を幼馴染みラブという定番のラブストーリー、という型にはめていいものだろうか?
ラブストーリーにはお約束として、2人の愛を試す障害が待ち受けているものだ。
相思相愛の幼馴染み。
互いに気持ちを確かめ合う前に、彼が人気モデルになってしまった。
芸能人と一般人という格差。
これが彼らの乗り越えねばならない障害である。
しかし、彼らはこの障害を乗り越えたのだろうか?
親も友人もとにかく優しい。
恋敵らしき登場人物たちまでが、彼と彼女の恋に力いっぱい協力してくれる。
2人は何一つ成長することなく幸福になるのである。
きっと未来も困ったことが起きたら誰かが何とかしてくれるのだろう…
いいのか、それで?
安心して見られました
本当は誰れも優しくなりたい それでも天使に人はなれないから
2025年映画館鑑賞82作品目
8月30日(土)イオンシネマ石巻
ACチケット1000円
監督は『キスカム! COME ON, KISS ME AGAIN!』『ホリミヤ』『明け方の若者たち』『今夜、世界からこの恋が消えても』の松本花奈
脚本は『屋上で待ってる』『#平成最後映画 決まった?』『透明の国』『青森さんちの祝日』『消しかすの花』の川滿佐和子
お隣同士の幼馴染が売れっ子芸能人になる話
ただの幼馴染とは建前で本音は相思相愛
優しい人たちばかりで悪党も恋敵も誰一人出てこない
あくびが出るぜ
スパイスが足りない
町田商店のラーメンは油と塩分は少なめにニンニクと豆板醤と刻み玉葱をドッサリ入れる自分としてはもっとパンチがほしい
極端にいえば『この世の果て』の横山めぐみのような存在が欲しい
ふわふわしたまま終わってしまった
激しい対立を繰り返す殺伐したネット社会を思えばこんな世界も悪くはないけど汚れ過ぎた自分からすれば息が詰まる
配役
昴の幼馴染の高校生の天野千明に福本莉子
千明の幼少期に照井野々花
俳優業にも進出したモデルの柊木昴に八木勇征
昴の幼少期に三浦綺羅
千明のバイト先の先輩の高橋雄大に倉悠貴
『ハニー・スイート・ダーリン』で昴と共演する若手人気女性俳優の篠原葉月に横田真悠
『ハニー・スイート・ダーリン』で昴と共演する若手人気男性俳優の新堂理生に西垣匠
『ハニー・スイート・ダーリン』で昴と共演するベテラン俳優に遠藤憲一(本人役)
千明の親友の近藤はるなに田鍋梨々花
千明の友人の林翔太に田中偉登
千明の母の天野千絵に清水美砂
千明の父の天野光博に宮崎吐夢
千明の妹で小学生の天野千穂に泉谷星奈
昴の母の柊木透子に紺野まひる
昴が所属する芸能事務所の社長の古柳律子に野波麻帆
昴のマネージャーの棚瀬浩に浜野謙太
ドラマの撮影監督に土佐和成
スチール撮影の監督に長谷川ティティ
ドラマのスタッフに中沢雪乃
ドラマのプロデューサーにまひろ玲奈
ドラマの関係者に乾りさこ
千明の担任の先生に圓岡晃汰
校門の女子高生に増井湖々
校門の女子高生に白石花恋
廊下のクラスメイトに瀬戸真莉奈
廊下のクラスメイトに藤原暖
廊下のクラスメイトに青山俊雄
廊下のクラスメイトに谷田ラナ
港の若者に安田啓人
港の若者に坂巻有紗
港の若者に星野翼
港の若者に吉井しえる
ドラマのADに山本崇斗
ドラマのADに江川将太
ドラマの助監督に栗林藍希
試写会の舞台挨拶の司会者に五戸美樹
試写会のファンに安達木乃
中学時代のクラスメイトに凉井業生
中学時代のクラスメイトに中田乃愛
路上のカップルに北村光弘
路上のカップルに村社侑美
アナウンサーに鈴木唯
アナウンサーに高崎春
「予告で一番見たかったシーン」
少女マンガ100パーセント
ステラ、逆では?
よくあるタイプの映画ではあるが、配慮が色々足りない
今年185本目(合計1,726本目/今月(2025年9月度)4本目)。
いわゆる、ちぎら君みたいなタイプの映画ではあるのですが、序盤そうそうに(登場人物の一方が)社会的に成功するので、その過去の恋愛の失敗をどう取り戻していくのか、という意味において展開としては共感しやすいところはありますね。
ちぎら君「みたいな」映画とは書いたものの、高校等はほぼ出てこないし(序盤の告白シーンなどでは出てくるが)、いわゆるこの手の映画にある「積極的に邪魔をする人がいない」など、その手の映画でよくありがちな「いつもと同じパターン」というところともちょっと違います。
やや気になった点として、タイトル通り、ある程度天文に関することが出てくることが予想できるし、実際にそうなのですが、映画の描写が不用意で混乱させてくるところが多々あるところかなというところです。
採点は以下まで考慮しています。
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(減点0.3/すばるのある位置について)
おうし座にありますが、星座上の星の位置関係が無茶苦茶です(少なくとも、アルデバランが見えないのはおかしい。オーストラリア等南半球が舞台なのか?と思ったくらい)。
(減点0.2/心裡留保の相手方保護要件)
心裡留保は善意無過失の相手方(第三者は善意のみで足りる)に対抗できません。
(減点0.2/事務管理関係)
事務管理の管理者は本人の意思がわかるか推知できる場合、それに従う必要があります(民法697、698条)。
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“無”でしかなかった…
こういうのが良い
本作品に限らずですが、ストーリーがなんとなくでも予想されてしまうと、ネガティブに言う方々がいらっしゃるようです。でも、予想外の展開をすることがいつでも正しいのかというと、決してそうではないと思っています。
この作品、こういうのを見たい人のためのストーリー展開となっていて、これで良いと思います。これ「が」良い、というべきでしょうか。予想外の展開を狙って、ちいとスバルと高橋くんがドロドロした三角関係にさせたりせず、観賞後に幸せな気分になれる潔いエンディング。これが良いです。(もしかすると、高橋だけはくんはそう思ってないかもしれませんが)
期待しないで観たら、、、、、良かった!
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