(LOVE SONG)のレビュー・感想・評価
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美しいラブストーリー
森崎ウィンさんと向井康二さんのお芝居がとてもいいです。本当にお互いに恋をしているような視線、仕草でお互いを見つめ、触れ、慈しむ表情が素晴らしかったです。
ストーリーが進むにつれて紐解かれていく2人の心情が、見ていて切なくもあり頑張れと応援したくもなり、何度でも見たくなる作品でした!
ピュアラブストーリー
映像がとにかく美しい
余白を生み出す、スルメ映画
映画本編はタイと日本の制作、そしてKADOKAWAという事もあり公開に先立ちノベライズが出版されていました。
主演はミャンマー出身(本当にこの前に日本国籍取得をされたと言っていた。)の森崎ウィンと、タイ人の母親、日本人の父というルーツを持つSnow Manの向井康二がW主演。異国にルーツを持つ2人だからこその役、当て書きと思えるほどに、2人は役どころにマッチしていた。2人だからこそ違和感がなく、2人の演技力だからまとまったのだと思う。
タイの映画を初めて観たのでこれがそうなのか?という気もするがとにかく展開がジェットコースターすぎてたまに振り落とされそうになる。
え?さっきまであんなに仲良さそうだったのに、、?と。日本は主人公の心情の機微を事細かに描いてくれることが多いが、割と貴方の想像に任せます。な感じです。なるほど。そうなると1回で咀嚼ができない部分がでてくる。これが策略か、、、
森崎ウィン演じるソウタ視点で物語が動き、何故こんなに馬鹿みたいにすれ違うんだよ!な恋模様はカイの過去に隠されている。が、まーーーーーーーカイはミステリアスお兄さんであるため喋らないのである。(喋ろよ!
もちろん後半にその理由も明かされるのだが、そうなったら明かされる前の行動にも合点がいったり、色々点と点が繋がるのです。
脚本に慣れないところはありながらも、
森崎ウィン演じるソウタの可愛らしさ犬らしさ、愛されてきたんだな〜感。と、向井康二演じるカイの不器用さと、物静かすぎる役でほとんど喋らない、目で語る演技コレ。本当に良すぎます。
ほぼ喋らないのに心の機微を、言葉にしなくても分かる、苦しくなるって本当に素晴らしく良いです。
特にソウタ母と再会してるところ、なんとも言えないですね。これがパンフレットの表紙ですよ。天才
?
そして脇を固める及川ミッチー。あまりにもジンさんて、ミッチーで、フラットで、全員に平等に優しくて、クスッと笑えるキャラクターで嬉しい。
タイの俳優陣も日本人が好みそうなお顔をされているのでとても観やすいです。
観光ビデオ?ぐらいタイの観光名所であったり、日常を感じる街中であったりと映像美を感じます。本当にワンシーンワンシーン異国情緒溢れていてとてもタイに行きたくなる。ご飯が食べたくなる。
そして音楽もいいですね、劇中歌のカイが愛を歌うところはもちろんですが、その他場面でも音がいい。監督は音楽が好きなのでそこも拘りを感じます。
過去のシーンにソウタ母が現れて結構重い描写なんですが、これ、普段からBLを観ている方たちにはこの2025でその価値観?というのを散見されたのですが、正直に言って私と私の周りはコレ。です。初めてBL作品に触れました、2次元3次元問わず、自身の周りにもLGBTQの人は居らず。そんな生活をしてきたアラサーです。
自分の親世代ほど価値観は古くない、と思いながらも実際生身の人間としてそういう方達と触れたことがありません。
なーんでか本当に分からないんですが、BLって18禁のイメージが何故か私は先行しており、(なんでだろう?なんていうか、話題作とかおすすめに出るとかってわりと際どいシーンありきというか)、おっと。と思う事もあり通ってこなかったのですが、今作は絵が綺麗で。キスシーンで終わったのもとても良かったです。いや、向井康二くんキスシーンうますぎる。
話は逸れましたが、価値観は本当に、
自分の人生に関わりがない人が、LGBTQでも何も気にならないけど、当事者になるとしたら、ちょっと考えたい。それって割と今もあると思うんです。なんならアラサーの私を産んだ親は昭和世代でそこら辺ってわりと顕著。私もそこはアップデートしなきゃなって思うけど。当事者意識って本当に難しくて。
タイは国として日本よりは開かれている環境であり、ここで日本の閉ざされた価値観と、親世代という更にガチガチに古い考えに直面する。これ、まあ主演2人のファンとかBLファンが主に観る映画の枠に入ってると思うのですが、全世代に観てほしいですよね。
皆んなで一回、考えてみようって。
愛って、年齢も、性別も、全部関係なくて、人と人なんだよ。って思えたそんな純粋な愛の映画。
自戒も込めて。
そういう事でこれからまた観に行きたいと思います。1回で全てを回収しきれません!お手上げ!
ノベライズもパンフも買うしかないなあ!
純愛ラブストーリー
是非、映画館で見て欲しいです。
まず、画がとても綺麗。そこに入ってくる音楽も最高でした。カイ君の1つ1つの表情や仕草から見える切なさが見ていて泣けました。ソウタ君の真っ直ぐだけど真っ直ぐすぎるが故に相手にとってはそれが眩しすぎる。そしてただ好きなだけなのに同性だから…となってしまう周りの気持ちも分かる。本当に切ないけど綺麗な物語でした。何よりカイ君の歌が本当に大好きでした。リアルにその場で歌ってるからこそ出る感情が聴いていて涙が止まりませんでした。ライブシーンもだけど、キスシーンもとてつもなく好きです。割とガッツリしてるけど全然汚く見えず、むしろまだ見ていたいと思うほどでした。本当に自分にとって大切な作品に出逢えて幸せでした。
普通の恋愛映画目線だとまどろっこしいのだけど、ファンムービー目線だとご褒美のように思えますね
2025.11.5 一部字幕 イオンシネマ久御山
2025年のタイ&日本合作の映画(119分、G)
異国の地で初恋の人と再会する青年を描いたラブロマンス映画
監督はウィーラチット・トーンジラー
脚本はウィーラチット・トーンジラー&吉野主&阿久根智昭
物語の舞台は、東京のとある化学メーカー
そこで研究員として働いているソウタ(森崎ウィン)は、ある日社長(水橋研二)から、タイへの出張を打診される
飛行機が苦手なソウタは固辞するものの、大学時代からの友人で推薦人でもある同僚のヒカリ(斉藤京子)から「カイ(向井康二)がタイにいるらしいよ」と言われて出張を受けることになった
カイは幼少期からの親友で、大学まで一緒だった仲だったが、彼は忽然とソウタの前から姿を消していた
ソウタにとってカイは特別な存在で、それは初恋だったことにも起因する
音信不通だったカイと出会えるかもしれないということで色めき立つものの、バンコクのどこにいるかもわからない彼を探すのは困難に思えた
物語は、タイのコスメメーカーとの技術協力のために派遣されたソウタと企画営業部のエース・ジン(及川光博)が通訳のルーク(逢見亮太)を通じて仕事を行なっていくというもので、文化の違いに戸惑いながらも少しずつ馴染んでいく様子が描かれていく
タイの観光映画の側面もありつつも、メインはソウタとカイの恋愛となっていて、二人とも「この恋愛は叶わないものだ」という思い込みを持っていた
ソウタにとっての思い込みは、大学時代の友人ユキ(夏目透羽)の存在で、カイは同性愛者ではないと思っていたことだった
そして、カイにとっての理由は、ソウタの母(筒井真理子)の存在であり、若年期の関係から暗に特別な存在にならないようにと釘を刺されていた
カイは思いが叶わないのならと思ってソウタの前から姿を消すのだが、この行動原理にはリセット症候群が入っているように思えた
映画は少女漫画的でBL風味が強いという内容で、いわゆる「キスが終着点」となっていた
てっきり一晩を過ごすところまで行くのかとか、激しい夜が描かれるのかと思ったが、そういった表現は一切なかった
ジンがバーで出会った男(のちにサンと判明、演:ピーラウィット・アッタチットサターポーン)との匂わせも特に何もなかったりする
また、ソウタとカイの恋愛の展開もまるで中学生ぐらいの付かず離れずのような感じになっていて、ファンムービーとしては「焦らし」っぽさがあるものの、普通の恋愛映画として見ると「まどろっこしい」以外の感想が思い浮かばない
まったく進展しないし、よくわからない理由で距離を取り合っていたりする
ソウタにとっては、同性愛というものを理解していない部分があるし、カイはそれを理解した上での周囲の反応というものを気にしている
この二人の関係は社会的に見てもよくないと思われていて、ソウタの母は暗にそれをカイにだけ押し付けている
このあたりは配役の妙味という感じで、観客にも筒井真理子の演技で察してね、という感じになっていた
映画は、音楽映画の側面もあって、カイの音楽活動が描かれていく
そして、大学時代に完成させられなかった楽曲をバンコクで披露するという流れになっていた
ソウタからすれば、その曲はユキのための曲じゃないのかと思っていて、彼女がいないところで披露することの意味を思い違えている
スマイル(プレーワー・スタムボン)との関係を邪推したり、他に誰かいるのかと思っていたのだが、実はソウタに向けたものだった
これに関してはジンなどの周囲の方が理解している感じになっていて、ソウタの思い込みの強さが自身を苦しめている要因として描かれていた
そして、ようやく気持ちを伝え合っても「明日には消えるんだろ」からの、本当に消えるというよくわからない行動になっていて、それなのに音楽活動のためにまだタイにいたりするから意味不明だったりする
もう一度自分を見つけてもらって、それで一緒に帰国しようという感じになるのだが、このあたりも含めて「まどろっこしいなあ」と思ってしまった
いずれにせよ、少女漫画ベースのライトBLなのだが、これはファンムービーとしてのギリギリのラインだったのだと思う
これ以上濃い絡みを描くとファン離れも起きてしまいそうだし、そのあたりを配慮しているのだと思う
音楽活動がメインになっているのもファンムービーの一環だと思うが、プロのアーティストが演じているのでクオリティは高い
そう言った意味において、非常に狭い対象者に向けての映画だと思うので、評価は真っ二つに分かれるのではないか、と感じた
絶対映画館で観てほしい!!
映像がとても美しい!!登場人物みんなの表情が最高!!正直、ストーリーの展開や登場人物の感情に最初は戸惑いましたが、余白があり、こちらの想像に委ねられる部分が面白いなと思いました。何回も観て咀嚼し解釈を楽しむ映画だと感じました。カメラワークや場面の切り取り方もこだわりを感じることができて良かったです。
切なさと楽しさのバランスがいい
涙あり少し面白さもあり
悲しいところがたくさんあってそのたび涙がポロポロと流れる映画。出演してるみっちーがとにかくコメディ、クスッと笑えるところもありました。涙もろい人こーれはハンカチ持たないとダメかもしれません。自分は泣きはしないだろうと持っていきませんでしたが、どんどん涙が出てきてしまい袖で拭きました、笑もう一度観に行こうと思っています。内容についてあまり書けなくてすいません。ただ一つ、「LOVESONG」本当に素晴らしかったです。
もどかしくて切ないLOVE SONGが繋ぐ両片思いの行方
どんな年代の方にも見てほしい、王道なラブストーリーになっています。初恋がどれだけ特別なものか、人を好きになることの心の揺さぶり、ドキドキを鮮やかに体感させてくれます。ただタイの映像手法だとみなまで説明しない潔さがあって登場人物たちの感情の起伏に付いてこれるか?という所もありますが、この余白が日本映画にはあまりない作り方で私は好きでした!
好きというには淡すぎて、でも友情というには色めいてる、そんな友情と恋心の狭間のような感情がお互いに芽生えながらも、『好き』の2文字が言えないまま、6年も離れ離れになっていた森崎ウィンさん演じるソウタと突然姿を消した向井康二さん演じるカイが、異国の地タイで再会するところから始まります。タイトルに『好きと言えたら、世界は変わる』とありますが本当にその通り。
2人を繋ぐのが、カイが作った未完成のままのLOVE SONGで。このLOVE SONGの歌詞を、歌うカイを、とにかく一度映画館で浴びて欲しい。どれだけ時間が経ってもずっとお互いのいちばん特別な人はお互いのままなのに、自分の気持ちにも相手の気持ちにも臆病になってずっと抱えてる想いを伝えられないソウタと、大事なことは何一つ言葉にしないけど深い愛を持つカイが、身勝手で、もどかしい!
苦しいほど溢れる想いを歌に込めて歌ってる向井康二さん演じるカイをどうか浴びてみて欲しい…ロケーションも美しく、映像も綺麗、そしてタイの美味しいものがこれでもかと出てくるところも素敵です。さらにカイの話すタイ語の美しさも必見。伝わって欲しいけど、言葉にはできない。そんな身勝手な2人の両片思いの初恋が交わりそうで交わらない。それぞれにこの想いを伝えられない背景があって、全てが分かるとお互いの解像度が一気に上がります。なおのこと切ない。ソウタが見つめるカイの横顔もギター弾いてる姿も全部とても美しくて、でも実はカイもソウタを愛おしそうに見つめてて。目線のお芝居がとにかく森崎ウィンさんと向井康二さん芸術点が高すぎる。目に全ての感情込めてる。こんなにも目に感情が宿るのだと引き込まれます。
特にカイは自分の心情を語らないので、この映画はソウタの視点で描かれるわけですが、実はこの作品には公式ノベライズが存在しておりまして。カイの重くて深い愛が描かれているので合わせて楽しんでみるのもいいと思います!
先入観を捨てて一旦とにかく一旦観てみてほしいです
どうせBLでしょ?
妄想とリアルと
日タイ合作映画ということで、とりあえず日タイのイケメンがいっぱい出てきた。
そして、タイの女性の話し方がめっちゃ可愛らしかった。
ドラマも含めて日本もタイもBL作品というものを観てきていないので
他がどういうものかは知らないし、BLってわざわざ括りを作らなければならないのかもよくわからない。
この映画では、母親が良き理解者ではないのが、物語に現実味を添えている。
ソウタの母親の動揺の仕方がリアルでリアルで
カイへの言葉の伝え方や、仕草や、声の震え方といい
カイさえいなければと思っちゃうところが、とっても真っすぐに、ただ真っすぐに
息子を愛する母な感じがした。理屈はわかっているけど、っていう感じか。
それを、正面から理解し、自分がいなければと思ってしまうカイもまた、愛情をかけて育てられたいい息子なんだろう。ソウタの母親のメッセージ、それがずーっと足枷になる。
二度目にソウタの母親に会った時の
カイの表情とソウタの母親の表情、笑っているのに笑っていない目、話のすり替え方、妙に明るい話し方、リアルでいいシーンだった。
ソウタがタイ語を理解していないことがライブシーンでは効果的に使われていて、大切なことは伝わらないまま。カイの渾身の告白だったというのに。
ソウタとカイの二度目のキスシーンは押し寄せる波のようだった。
あんな展開になるとは思わなかったけれど。
この後、時間をかけてきっとうまくいくんだろうと想像しながらも、ただそれを願った。
BL?ラブストーリー?
何度観ても同じところで涙が出る
"忘れられない初恋"と"忘れたかった初恋"の意味がわかるにつれて、切なくて涙が止まらなくなりました…5回見ましたが、5回とも同じところで泣けた作品は『(LOVE SONG)』が初めてです。
カイくんといる時のソウタくんが本当に可愛い…ソウタくんといる時のカイくんの表情はすごく優しい…というのを見てて感じるくらい、主演お二人の演じ方は最高でしたし、周りを囲むキャスト陣も素敵な方ばかりで、とても素敵な作品でした🌻🌻
初めて2回以上観ました
10回見ても飽きない!細部まで映像にこだわった音楽映画。
公開日から4日間、毎日映画館へ通うほど夢中になれた映画です。10回見ましたが、まだまだ見たいと思える映画です。音楽映画なので、作中の楽曲が素晴らしいのはもちろんのこと、絵(画)が美しすぎます。タイと日本の共同制作作品なので、タイの情景がメインなのですが、これがまた綺麗で...。空、太陽、光、雨など自然が与えてくれるものと、音楽、そして登場人物の心情が混ざり合ってリンクしながら進んでいく物語です。細部までこだわった映像作りにぜひ注目して欲しいです。(小物1つ1つまでこだわりが見られます)主人公2人のピュアな恋模様は切ないながらもきゅんきゅんします。これを書きながらまたカイとソウタに会いたくなりました。
全218件中、61~80件目を表示
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