「映画と本、全てを合わせて完成」(LOVE SONG) かりんさんの映画レビュー(感想・評価)
映画と本、全てを合わせて完成
日本×タイ共同制作・BL作品ということで今までの映画と色々違うのかと思ったが、お互いの良い所が盛り沢山だった。
ロケ地がタイの観光地〜日常の街まであったが、どこのシーンも綺麗でバンドの歌唱シーンの音も良かった。
今度は映画館の方でもグレードの高い席や音響施設を利用してみたいなと思いました。
ストーリーも、映画鑑賞前にタイのBLドラマを見ていた事もあって、話の流れや描かれる部分と各々見てる側が想像する部分があって、見る人達の中でも色んな話の進め方ができるなと思いました。
人によっては、物足りないと感じたりシーンの展開の解釈に追いつかない所もあると思いましたが、ノベライズ版(小説)もあり読む事でより深いストーリー展開を出来ると思うので、映画➝ノベライズ版➝映画と見る事でより楽しめる作品になるなと思いました。
主演のお2人もタイとミャンマーに深く関わりがあり、お互いのファンだけじゃなくてて多くの人に見て貰えるきっかけができたと思いました。
森崎さんの演技を初めて見ましたが、見る前から沢山の舞台や映像作品に出ている方なのは知っていたので見るのを楽しみでしたが、とにかく顔の表情の演技が良く、喜怒哀楽がハッキリして分かりやすいのは勿論ですが、複雑な気持ちの時の演技がとにかく良かったです。何なんだよ、。って思う時の泣きそうでグッと我慢するような演技がとにかく好きでした。
向井さんは元々応援してる身なので、色んなフィルターはかかってしまいますが、普段とは違うクールな雰囲気で声のトーンも落とし何を考えてるんだろう。と思うカイを演じてて、ファンでは無い多くの人達にも向井さんの良さが伝わるといいなって思いました。
カメラ・ギターと向井さん自身が普段から触れているもの達を役を通して見ることが出来、LIVEシーンも生歌で歌ってるのを見れて凄く幸せでした。
サウンドトラックにも収録されているのも、普段はカットされる部分なのでとても嬉しかったです。いつでもドラマの世界に戻れるのは有難いです。
主演以外の俳優さん達も、タイの俳優さんが出てきて、タイ×日本の作品の橋渡しになるなと思いました。
日本の俳優さん達も、及川さんのキャラが出つつも作品に溶け込めていて、見ていてクスッと笑える瞬間もあって見ていて楽しかったです。
パンフレットにも映画の補足情報なものがあったり、演者さん達からのエピソードも含まれてたり、色んな瞬間が切り取られる写真が沢山あるので、これも含めてこの映画を見て欲しいなと思いました。
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