「妄想とリアルと」(LOVE SONG) moon-uさんの映画レビュー(感想・評価)
妄想とリアルと
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日タイ合作映画ということで、とりあえず日タイのイケメンがいっぱい出てきた。
そして、タイの女性の話し方がめっちゃ可愛らしかった。
ドラマも含めて日本もタイもBL作品というものを観てきていないので
他がどういうものかは知らないし、BLってわざわざ括りを作らなければならないのかもよくわからない。
この映画では、母親が良き理解者ではないのが、物語に現実味を添えている。
ソウタの母親の動揺の仕方がリアルでリアルで
カイへの言葉の伝え方や、仕草や、声の震え方といい
カイさえいなければと思っちゃうところが、とっても真っすぐに、ただ真っすぐに
息子を愛する母な感じがした。理屈はわかっているけど、っていう感じか。
それを、正面から理解し、自分がいなければと思ってしまうカイもまた、愛情をかけて育てられたいい息子なんだろう。ソウタの母親のメッセージ、それがずーっと足枷になる。
二度目にソウタの母親に会った時の
カイの表情とソウタの母親の表情、笑っているのに笑っていない目、話のすり替え方、妙に明るい話し方、リアルでいいシーンだった。
ソウタがタイ語を理解していないことがライブシーンでは効果的に使われていて、大切なことは伝わらないまま。カイの渾身の告白だったというのに。
ソウタとカイの二度目のキスシーンは押し寄せる波のようだった。
あんな展開になるとは思わなかったけれど。
この後、時間をかけてきっとうまくいくんだろうと想像しながらも、ただそれを願った。
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