「シリーズの中で一番面白かった。」沈黙の艦隊 北極海大海戦 ふたり映画さんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズの中で一番面白かった。
私はストーリーやテーマとして戦闘好きでも軍艦好きでもないけど、静かな心理戦からの号令、ミサイル、回避、戦略、誘導、囮、破壊等々、にずっとワクワクしっぱなしで面白かったです。原作は未読なので次に何が起きるか分からなくていい緊張感に包まま鑑賞することができました。
津田健次郎さんのラジオに江口洋介さんがゲストで来た回をたまたま聞けたんですが、「今作は物語の大半が閉鎖空間である戦艦の中でのシーンがほとんどを占めている。そんな作品だからこそ似たような暗闇の中の映画館は疑似体験できるぴったりの作品だ。ぜひ劇場で観て体感してほしい(そんなニュアンス)」ということを江口さんが仰ってて確かに!と納得。
前作も好きだったけど特にソナーマンの溝口がかっこよくて大好き。前原滉さん、クールな役最高ですね!
ただ、やっぱりアメリカ側のキャラクターが今一でやたら長い回想、タンプラーを持ってコーヒー?を飲む、やたら格好づけた態度とドヤ顔、日本をバカにする発言などが目に余る。まぁ概ね当たってはいるが……。何度もですぎると辟易する。
政治シーンもそんなに心動かなかった。国民も政治家も現実はそんなに綺麗じゃないことを知っているからかもしれない。
戦闘シーンだけはまた観たい。帰宅時はどうしても号令調の会話になってしまう。
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