劇場公開日 2025年4月11日

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シンシン SING SINGのレビュー・感想・評価

全134件中、1~20件目を表示

4.0ラストシーンのその先で生まれた映画

2025年4月12日
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鑑賞方法:映画館
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ニコ

4.0Unapologetically Intellectual

2025年3月19日
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鑑賞方法:試写会

A heavy prison drama about inmates rehabilitating through theater, Sing Sing was one of the Best Picture snubs at the Oscars. Colman Domingo is well-deserving of his acting nomination. As the story centers around auditions for Hamlet, the Shakespearian energy pervades the narrative, reflecting the characters' struggles as if they are manifested from the scripts in their hands. Such is the power of acting.

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Dan Knighton

3.5シンシンの舞台に

2025年11月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

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近大

3.5開かれた刑務所

2025年10月29日
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鑑賞方法:VOD

斬新

主役のディヴァインGを演じたゴールドマン・ドミンゴは
役所広司とそっくりの演技巧者であり、
人間味溢れるリアリティある存在感。
彼は凸凹した長方形の顔形含めて役所広司でした。
2人に特に共通するのはペーソス溢れる哲学者の姿。
シンシン/SINGSING刑務所の演劇を使った刑務所での
【更正プログラム=RTA】って、
これは刑務所受刑者の再犯率を調べる上での
モデルケース・・・だったのでは?と思います。
どこの刑務所でもこのPTAを実施予算はない筈だし、
トランプ政権のような政府機関も封鎖してしまうような政権では
まず一番にコストカットされること間違いないでしょう。

でもシンシン刑務所では行われたこのプログラムの
その効果は抜群のようですね。
事実このRTA之を受講した刑務所受刑者の再犯率は3%以下と、
信じられない数字です。
犯罪者の多くは演劇の恩恵を受けるような環境に生まれてない
思われます。
しかし演じることは心を開放すること。
そして怒りや悲しみ、喜びを表現することで、
感情のコントロールを会得し、そして他者を思い遣る気持ちが
芽生え始める。
他者を愛することは、心の余裕がなくては生まれない気がします。

ディヴァインGの勧めで仮釈放の申請をしたハムレット役のクラレンス。
クラレンスの心は捻くれ、ささくれ立っていました。
人間不信も大きい。
しかし申請は認められて出所が叶います。
演じたのは実際に刑務所に服役して演劇更正プログラムを受けた本人の
クラレンス・マクリンが演じているのは驚きでした。
無実で何十年も服役しているディヴァン・Gの仮釈放の申請は
却下され続けて、ディヴァインGの心は折れてしまいます。
しかし演劇仲間たちが、彼の復帰を誰よりも望んでいました。
ハドソン川の岸辺にあるシンシン刑務所。
窓から見える景色や、自由時間に歩く散策路など、
いかにもゆとりのある開かれた刑務所って感じですね。
多くのプリズンものの映画とは大違い。
プリズンものではない名作の「ジーシャンクの空」や
「パピオン」での極悪刑務所長は全くでてきませんし、
よく見かけるお決まりの新入り之受刑者への通過儀礼とも言える
性加害も見受けられません。
窓ひとつない暗闇の懲罰房や、水圧をマックスに上げた水攻めも
皆無です。

遂に出所のかなったディヴァインGを出迎えるクラレンス。
どんな開かれた刑務所であっても、自由と希望の新生活は
彼が夢見た夢そのものである筈です。

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琥珀糖

3.5映画館で見た

2025年10月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

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ゆい

4.0観てよかった

2025年9月28日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

好き嫌いが分かれる作品かもしれません。
「観てよかった。この映画に出会えてよかった」と思える作品でした。
スニークプレビューで、家人が見せてくれた作品だったのですが、「実話」だというし、
アメリカの重刑専門の刑務所の更生プログラムの<舞台演劇>のグループの人たち本人が本人役として、演劇グループのメンバーとして出演していて、びっくり!

主役の冤罪で刑務所に入れられてしまった黒人ディビアンGを演じたドミンゴさんは、ベテラン俳優さんで味の演技をされており、それは彼のキャリアからすれば当然なんです。が、後に相棒になる黒人服役囚ディビアンIを演じたクラレンス・マクリンさん、(なんて凄みのある、哀愁のある演技をする俳優さんだろう)と感嘆していたのですが、HIPHOPのキングのように存在感もあり、韻をふくんで唄うようにワードが出てくるアーチスティックな俳優さんで、(ハリウッドはすごい役者さんが次から次へと出てくるなあ)と思ったら、その方もこの刑務所の<舞台演劇>のグループの人(本人)だというので、本当にびっくり!!

後で公式HPを観たら、刑務所の<舞台芸術>グループメンバーとして出演していた役者さんのほとんどが<本人>だったんです。すごい!! 演技プロ! 最高にイカした人たち!

演劇は「他人の人生を演じる」ことで、人生というものや、人の心の動きを客観視する訓練ができるんだそうで、それを繰り返していると、自分の心の動きも客観的にみられるようになって、心の自己管理が出来るようになって、役作りのために「沈思黙考」する習慣や、南幅して人の人生について考えるようになって、それで、やがて自分のことも客観視できるようになって、やがて更生の道を歩みだす…ということのようです。

こんなに、心理描写が丁寧に描かれた映画、久しぶりに見ました。
私は、この映画と出会えてよかったです。

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山川夏子

4.5塀の外と内を隔てる鉄製の網

2025年9月27日
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鑑賞方法:VOD

公開時、どうしてもタイミングが合わず、断念した作品を、u-nextの残ポイントで鑑賞。
はじめ、吹き替えで流れはじめたのだが、これは絶対字幕で見るべきやつと直感し、開始1分で、冒頭から字幕で観直したら、やっぱり届く深さが違った。

初っ端からディヴァインGを演じるコールマン・ドミンゴが醸し出す、複雑な感情の入り組んだ芳醇な演技に対して、ディヴァイン・アイの薄味加減に、最初は嫌な予感しかなかったのだが、終わってみると、それすらも演技だったのかとわかる。
折々の場面で、その時の心の動きを一番知るのは本人なわけで、本人たちが、本人たち役を演じることの意味に気付かされる思いだった。

無罪による投獄といった形で、いわゆる人種差別に起因した偏見の問題は、今作の中でも存在しているのだが、あえてそこをクローズアップせずに、「塀の外と中」の対比に特化して、「自由はあるけれども、生きづらい外界」と「制限はあるけれども、理解してくれる仲間のいる監獄」の間で揺れる登場人物たちの、立ち直りの物語にスポットを当てた展開にうなったし、作者や監督たちの秘めたメッセージの強さを感じた。

隔てているのは、向こうがはっきり見えて、外気だって変わらないはずの鉄製の網一枚なのに、なんとその先の遠いことか。
とある人物がその場から去った後、固定されたままのカメラの映像が流れ続ける数秒間も、その絶望的な遠さを見事に描き出していた。

<ここから内容に触れて書き残したいこと>

・演劇プログラムの教育的価値が、よく伝わってきた。演じるということは、他者の気持ちになって考えてみるということに他ならないし、そのためには、自分のこれまでの心の体験を掘り起こすことが必要になる。自ずと、自己の中にメタな視点が生まれ、また「脱獄しなくても外に出られる」心の自由さも獲得して、より不幸な選択肢を選ばずに済むことにつながるのだろう。そうしたことを出演者たちの姿から感じとって、「RTA受講者の再犯率は3%(公式サイトの猿渡由紀のコメントより)」いう驚くほどの数字も納得できた。

・助ける、助けられるという関係についてもディヴァインGと、ディヴァイン・アイのやり取りから考えさせられた。助けた者たちに助けられるというストーリーは、テンプレかもしれないが、やっぱり沁みてしまうし、涙腺が緩む。
このプログラム自体が、そうしたつながりを自然とつくり出していると思うし、そこへのリスペクトが感じられるエンドロールのテロップは、熱かった。

・「ここではniggaではなく、brotherと呼ぶんだ」というセリフにグッときた。
自嘲的な物言いは、それを乗り越えた強さの表れにも見えるし、自分でもそう思って使っているのだろうが、やっぱり自他を傷つけるナイフなんだと思う。
全ての出発点は、相手へのリスペクト。

・「フェーム」と「アイリーン・キャラ」という言葉に反応してしまった。懐かしい…。

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sow_miya

3.5感じたことメモ

2025年8月30日
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泣ける

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ざわわ

4.5生か?死か?ソレが問題だ。

2025年8月30日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ドキドキ

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デブータ

4.0実際の受刑者が出演!

2025年8月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

コールマン・ドミンゴの人たらな演技にグイグイと引き込まれた
実際の受刑者が出演していて、演技は置いといても、説得力はあった

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NOSTOS3

4.0びっくり

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

ドキドキ

実話かー

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むーらん

4.5苦しいからこそ喜劇を!

2025年8月9日
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鑑賞方法:その他、映画館

泣ける

笑える

悲しい

演技しているのか?と聞かれたときに答える、"演技はプロセスなんだ"
というセリフがとても好き
リアルに共鳴して泣きそうになる瞬間が何回もあった。
苦しみや後悔喪失を抱えながら仲間を大事にする登場人物一人一人がとても好きになった。良い映画。

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chicchitosally

3.0描き切れていない

2025年7月8日
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鑑賞方法:映画館

前半は居眠り状態だった、後半頑張って観たが描き切れていないし
感動は無かった「天使にラブソング」を狙ったのか?単なる更生してね
映画なのか。

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hayato

2.5諦めってのは………未練を残すんだよ

2025年6月20日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ドキュメンタリーではないんだけど、ドキュメンタリーに切迫した映画作品、と捉えるべきなのかな?
事実を忠実に再現してるからこそ、あんな流れになったのだろうけど……、切ないというか悔しいというか、やるせない流れだった。

無実の収監とのことだが、ソコに触れてないのもモヤった……。
なんだか腑に落ちないトコがアチコチに有ったけど、実際世の中理不尽だらけだし、不思議ではないのかも……。
その理不尽を唯々諾々と受け容れてるだけじゃ駄目だなぁ、と現状を見直す氣概を受けた。

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奇妙鳥

2.0響く人には響くのかも、、

2025年6月16日
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始まって1時間もしない間に、ウトウトしてしまった。俳優陣は良かったけれど、雑なストーリー展開に個人的には響かなかった。ショーシャンクとは大違い。

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寅

3.0悪くはないけど・・・。

2025年5月28日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

驚く

刑務所での二人ってことで、どうしてもショーシャンクと比べちゃうんで、いい映画なんだけど物足りないって感じがしちゃうな。

最初いがみ合ってるけど仲良くなるパターンも起伏が浅いし、仮釈放認められるかどうか問題もドキドキしない。

こっちがショーシャンク見すぎだってことなんだろうけど。

主役は新しい「カラーパープル」のミスターの人。

いい作品でちょいちょい見ますが、いい役者さんだと思います。

それ以外はほとんど本物の囚人だった人ってんだから、この更生プログラムがちゃんと技術を身につけさせていたってことがわかりますね。

singsing刑務所っていうから多少歌うのかと思ったけど、関係ないんだってね。

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バビ

3.0本物は迫力が半端ない💦

2025年5月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

驚く

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みき

3.0シンシン SING SING

2025年5月18日
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鑑賞方法:映画館

この手の映画は、きっと下調べをしてからの方が、理解出来て、入り込めたんだろうな。
が、鑑賞後の感想。
ただ、予備知識を入れない主義なので、そこは仕方ないです。
悪い話じゃないけれど、予告を観た程度では、なぜ演劇を始めたのかや、人物設定が入って来ませんでした。
ただ、話は普通に面白かったです。
それから、毎回思うんですが、黒人の俳優さんの演技力には感嘆しきりです。

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映画館難民

4.5心温まる

2025年5月16日
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鑑賞方法:映画館

この映画好き!あらすじなどはさらっと読んだくらいで予告もなにも見ずに鑑賞。

シンシン刑務所のRTAという演劇プログラムに所属する主人公。重い罪を犯した人たちが収監されているが、演劇を通じて自らの心と向き合う。鑑賞後に知ったが、出演している人はほぼ実在の人物を自ら演じている。

鑑賞中何度も涙が溢れた。人を変えてしまうものそれは「孤独」やと思う。仕事上、重い話を聞くことが多いが共通していることは孤独であること。日常で抱えた痛み苦しみを吐き出す人もおらず限界を迎えた時に過ちを犯すのかなと思う。
ここに出てくる人たちも会いにくる家族もいない人たちが多いんやろう。刑務所生活の中で唯一演劇メンバーでああでもないこうでもないと話したり、演じたりすることこそが孤独を癒す憩いの場なんやろうなあ。

とてもいい映画でした🎬

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める

4.0とてもよかった

2025年5月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

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吉泉知彦
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