近畿地方のある場所についてのレビュー・感想・評価
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原作通りの部分と白石節で二度美味しい
本気で怖がらせてくる前半と、白石晃士らしさ満点な後半とで、二度美味しい仕上がりでした!
一般受け狙ってとてもわかりやすい構成になってるのが、ちょっと残念ではあるけど、多分原作未読勢にはコレぐらいがちょうどいい塩梅なのかも。
とにかく最初の方、文字で読んだものが丁寧に映像化されてるのすごく良い!次々出てくる資料映像が、ありそうな映像すぎるのめっちゃ良かった。そんな本気で怖がらせるやつがあるか!ってぐらい怖かった。
ラストの方は白石節全開で、きっと原作者の背筋さん(白石監督ガチファン)も大満足な展開だと思うwトンネルから先ずっと面白すぎたw
単行本は袋とじまで全部楽しんで実写が白石晃士監督で、期待しかしてなかったけど概ね期待通りだった。ラストは当然好み分かれるよねwでも原作通りやるのは映像では難しい気もするのでこれはこれ、かな。文庫も早く読もうっと。
【注意:嘔吐シーン苦手な人はお祓い映像要注意、あと動物の死体らしきものがチラチラ映る可哀想なシーンがあります】
【パンフレット 1000円税込 B5 表紙裏表紙込で60頁】
見た瞬間「分厚いな」と思ったんだけど内容も良かった。背筋さんのコメント部分はまるでそこだけ小説みたいに紙もサイズも違うページが綴じこまれてる。右綴じになってるので文も縦書き。主演二人のインタビューや、白石晃士監督と原作者背筋さんのインタビュー。キャストスタッフ紹介に主題歌椎名林檎コメントや歌詞。プロダクションノートや撮影中の怪異の話。コラムやレビュー4本。スタッフロール。
最後にはフシマガの特集が11頁に、そういう雑誌に載ってそうな広告と、表紙裏表紙はPP加工されてる!?頭おかしいぐらい豪華!これ1000円でイイの??マジで?
【入場特典】
特典の御札みたいなカードはQRコードがついていて、背筋さんの短編が読め、PDFでも読めます。編集長への理解が深まる。とても良い。特典なのに見た目も内容も完全にイヤゲモノなのがとても悪趣味で良かった。
ラストシーンは謎のままで!
この作品は、単なるホラー小説という枠を超えて、読者や映画を観た方に能動的に謎を解き明かしていくような、ユニークな体験を提供することで多くの読者や映画を観た方に強い印象を与えています。
・巻き込む仕掛け
登場する断片的な情報(ブログ記事、動画、論文など)を読み解いていくうちに、自分自身が物語の調査者になったかのような感覚を味わいます。特に、作品内に散りばめられた小さな違和感やヒントが、最終的に大きな恐怖につながっていく構成は秀逸です。自身が「見つけてしまった」と感じた瞬間に、作品の怖さが一気に増します。
・日常に潜む恐怖
特殊な超常現象ではなく、一見するとありふれた日常の風景やインターネットの断片から恐怖が生まれる点が特徴です。例えば、とある場所の風習や、インターネット上の掲示板のやり取りなど、身近なものが少しずつ不気味なものへと変質していく様子が、リアルな怖さを引き立てます。
・「見つけてくださってありがとうございます」の衝撃。
この作品を語る上で欠かせないのが、キーフレーズである「見つけてくださってありがとうございます」です。物語の真相にたどり着いた方にに対して、作品内の怪異が語りかけるこの言葉は、現実の恐怖に引きずり込むような衝撃的な効果を持っています。このフレーズ自体が、作品の最大の魅力であり、多くのファンに語り継がれる理由の一つです。
「近畿地方のある場所について」は、単に怖いだけでなく、想像力や考察力を刺激する、新しい形のホラー体験を提供してくれる作品と言えるでしょう。
※最後の最後に心の中で
「そっち側なの菅野美穂さん、そりゃダメでしょう!」と叫びました(笑)
怖いんだけど
面白かった! 生理的に目を背けたくなる画面から漂う恐怖 そして白石...
白石晃士監督のファンなら絶対楽しめる!
今作は、白石晃士監督作品の大ファンである自分と、ホラー映画をほとんど観ない友人とで鑑賞しました。自分はかなり楽しめたのですが、友人は「よく分からなかった」との感想。つまり、この作品は白石監督作を少なくとも1本は観てから挑んだ方が、間違いなく楽しめると思います。特に『ノロイ』や『コワすぎ』シリーズは、作風や演出のクセを掴むためにもオススメです!
個人的には、前半の資料映像パートが特に印象的で、古いテレビ番組や色褪せたビデオテープの質感が、不気味さと現実感を同時に醸し出し、物語への没入感を高めています。その中に映る証拠や証言を自分の中でつなぎ合わせていく過程は、まるで未解決事件を追うミステリーのようで、観ていてワクワクしました。映像や音の細部にまでこだわった演出も、作品全体のリアリティをしっかりと支えています。
終盤は、まさに白石監督らしさが全開。良くも悪くも現代のJホラーの枠から外れた、突き抜けた表現が繰り広げられます。この独特のテンションや演出は、熱心なファンにはたまらない一方、慣れていない観客には衝撃が強く、好みがはっきり分かれると感じました。
原作小説「近畿地方のある場所について」は人気作で、文学的な魅力を持つ作品ですが、それを映像化するにあたり『コワすぎ』シリーズ的なノリや勢いを投入したことで、作品のトーンがより尖ったものになっています。ホラー初心者にとっては刺激が強く、戸惑いから否定的な意見になるのも無理はありません。しかし、そのリスクを承知で振り切る白石監督の姿勢は、まさに彼らしいと感じました。
もちろん、自分にも残念に感じた部分はありました。特に「ましらさま」のビジュアルには正直納得がいかなかったです。というのも、元になったアニメ映像で「まさるさま」が登場するシーンを観て以来、自分の中では山の声の主をあの男の人としてイメージしてしまっていて(しかもアニメの声も地味に不気味で怖かった)、その印象が強く残っていたんです。それだけに、実際のビジュアルを見たときはかなりガッカリしてしまいました。白石監督らしいあの表現自体は好きなんですが、そこまでの過程が丁寧に積み上げられていただけに、落差を感じてしまったのも事実です。
また、白石監督が得意とするフェイクドキュメンタリーの要素とファウンドフッテージの要素、そして今回の作品の底に流れる劇映画的な要素が、絶えずぶつかり合っている印象を受けました。自分は白石監督のファンなので楽しめましたが、終盤にかけての展開は、もし監督を知らなかったら間違いなく「否」の方に傾いていたと思います。そういう意味では、一部の否定的な意見にも共感できる部分がありますね。とはいえ、監督をよく知っている人にとっては、「彼だからこそ成立するおまけの楽しみ方」や「もう一つの別の味わい方」を体験できる、そんな作品だったとも感じています。
ちなみに、個人的に特に印象に残ったのは、中学生たちの集団ヒステリー映像と、千紘が車や鉄パイプを手にして一気に覚醒するシーン。どちらも迫力と緊張感がすごくて、画面から目が離せませんでした。
そういえば、前半と後半で異なって、それぞれで評価が違う似たような作品がある。そう、これ劇場で公開された『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』なんですよね。前半80、後半70みたいな点のつけ方をして、全体だと50点みたいな作品。これが結論ですかね...。
観て後悔推奨作品
原作が好きな方は、観終わったあとにどんな感情が湧き上がるのか容易に想像がついてしまう😅コレ、白石晃士監督の被害にあったと言っても差し支えない。20年前「ノロイ」を劇場で観て、まだ当時モキュメンタリー映画の手法まそこまで有名じゃなく、見ちゃういけないモノを観てしまったとゆー後悔。←これ、褒め言葉です。
でも、「近畿地方〜」は、20年前の「ノロイ」より予算もキャスティングもメジャーになってるので、劇場作品としての体は保ってるかな?この作品、いわゆる「怖いけど面白い」じゃないです。監督が原作の世界観と自分の撮りたい作品の境界線を見極めるのがいい。だから、どこら辺からおかしくなるのか、それを視認して欲しい。
見つけてくれてありがとう
いまから、会いにゆきます
オカルト系雑誌の編集長が特集ページの原稿と共に失踪し、部下とオカルトライターが取材を引き継いで巻き起こる話。
資料室に残された編集長がかき集めたビデオや紙資料をあさり、共通点をみつけて調査して行くけれど…ニコ生の机の引き出しの写真からの行は、コテコテホラーだーという感じで思わず笑ってしまったw
そして似たような名前や設定グラデーションの神様登場、からの色々な不穏な事態の羅列。
どうまとめるのかと思ったら、あれ?何もまとまってなくない?
起きるエピソードはマチマチだし、存在自体に何の理由付けもなければ、何者なのかも???
結局それっぽいものを並べ立てただけで、恐怖の対象やそこに纏わるストーリーとかはどうでも良かったんですねという感じ。
途中までは楽しめた
考察が必要
基本的に
モキュメンタリー形式の方が良かったんじゃないかな?
これは禁忌
主題歌(林檎)はいいね
原作既読の原作ファンだけど、
まあ後半は全く違う話になってるとは聞いていたし、
あの本の面白さを再現は出来ないだろうなと思っていたので
過度の期待をせず鑑賞。どんな風になってるか好奇心。
まあ映像化するには
ジャンプスケアが多めになるのは仕方ないか。
確かにあの、
関連性がわかりそうでわからないジワジワくる感じ
&正体がはっきりしない感じを
表現するのは難しいよね。
てことで、
もう最初から怪異がはっきり出てくるし
いろんな要素も詰め込みまくっちゃってるし
後半から、はあー…そっちにもってくか…ってなるし
最後は………言葉も無いんだけど(悪い意味で)
まあ、やっぱあの原作は素晴らしかったな、と再認識できました。
あと、菅野美穂の野郎言葉が聞けたのは貴重かな。
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