雪風 YUKIKAZEのレビュー・感想・評価
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この映画を見て、wikiで「雪風」を
調べてくれるような若い人がいてくれたら、それだけで大きな価値があると思う。
有名な俳優がたくさん出てきて、焦点が定まらなかったが、この映画を企画し作ってくれた方々には感謝の気持ちでいっぱいだ。
追記
この映画では1つのエピソードに過ぎないが、もしも、戦艦大和の出撃に興味を持った人がいたら、「戦艦大和ノ最期」(吉田満)を読んで欲しい。カタカナで書かれているため、とても読みにくい本だが、読んだら必ず「読んでよかった」と思ってもらえると思う。
GODZILLA?!
戦時中、幸運艦と呼ばれ、あらゆる戦場から生き残り仲間を救助して帰って駆逐艦雪風の話(私は知らなかったが)
戦争映画だが、戦闘中も艦内のアップ映像ばかりでイマイチ緊迫感が感じられない。戦争もずんずん進むし。玉木さんをはじめとした、船内の風紀、気風?はいいなと思った。CGはかなりショぼいので人間ドラマでカバー?
竹野内豊はとにかくカッコいい。中井貴一さんで一気に引き締まったなあ。
ストーリー中に艦長が25年後はどうなるかみたいな話の流れで、70年万博出されても、令和ではピンとこないぞ?日本は大丈夫だと言われても。
余談。全然関係ないけど、艦長さん達ゴジラ-1.0っぽいよね。なお、あの映画には雪風出てたらしい。
理屈っぽい
刺さる台詞も多くあったけれど、言いたいことの表現が、言葉に偏りすぎていると思った。メッセージを直接に出しすぎているから、心の奥まで届かない。
傾いた艦橋の中で、人間まで傾いて立っているのはどうかと思う。
サチ(當真あみ)がリンゴを囓るカットが意味不明。
有村架純の出てくるシーンは必要なかったような気がする。
最後の方の編集が支離滅裂というか雑な感じ。
それにしても一斉の敬礼が好きね、皆さん。
とはいえ、私も感情を揺さぶられたし、シアターの席からは方々ですすり泣きの声が聞こえたので、それなりに感動的な映画ではあった。
また、派手な戦闘シーンよりも、兵の艦内での生活や銃後を守る女性たちの生活を丁寧に描いていたのは好感が持てた。
ほとんど人が死なない戦争映画
今年の夏は、「戦争」についてさまざまな議論があった年ですし、先の戦争の評価に関してもいろいろあるところですので、映画館へ。
鬼滅のせいの物販行列も落ち着いて、ゆっくりできそうでしたが、以外にも多くのお客さんが来てました。
半分くらいは後期高齢者って感じでしたけど。
基本的に無事に帰還を繰り返して、戦後まで残った駆逐艦の話なので、そうそう大きなドラマもなく、そしてほとんど死ぬ人もなく話が進みます。
家族とのつながりももう一つ深堀りしていかないので、グッとくるところが少なかったかな?
いちばんウルっと来たのが、エンディングのuruの曲ってんじゃ、ちょっとねえ。
まあ、人を殺すよりは人を助けるほうがいいってのは、世界中の人間にとって共通だと思うんだけどな。
ラストのメッセージの内容自体は好きなんだけど、もう少し映画らしく伝えてほしかった。
それにしても奥平君は、「MOTHER」「マイスモールランド」「クラウド」と、役に恵まれてますね。
いい役者さんだと思います。
あと、見たことない役者さんが多かったんですけど、本人登場みたいな演技だったんで、どういうキャスティングなんだろうと不思議でした。
なんか知ってる人いたら教えてください。
「艦風」の良さ
クルーが「吾輩は猫である」を読むシーン、ジョンウェイン「駅馬車」の話をするシーン、先任伍長が羊羹を分けるシーン、艦長が三角定規について聞かれて放物線や投下角度がどうとかもっともらしい説明をした後「大体はカンだがな!」と一笑するシーンが印象に残った。こういうのがパンフのコラムにあった「艦風」の良さなのか、と思った(コラムでは菅間良吉艦長の談話として引用、『上から下まで一緒になって酒をのむ、ワイワイ言ってね』)。対空戦闘が毎回三連装機銃の射撃を同じような角度から同じように映しているのでまたか、と思ったがVFX監督の話によると機銃の変更は反映しているのだとか。あとになって電探ついたのをさりげなく織り込んでいたり、艦橋の天井ハッチが開いて戦車の車長のように周囲観察できるようになってたりといったディテールにもこだわっているようだった。以前造ったフジミの陽炎型模型観たら確かに艦橋上測距儀のすぐ前にそれらしい構造があった。
総じてあの恐るべき日米戦を生き残った艦とそのクルーのドラマが感じられる映画だった。
一度始めたらは簡単に終わらない!のが戦争!
実在した駆逐艦「雪風」?
恥ずかしながら聞いた事もないし
どうやら鑑賞した方々の評価が
大きく分かれている?
まぁ自分の目で確認って感じにて鑑賞。
結論は何よりも艦長の重たく意味のある言葉(台詞)とその時の表情こそが、この映画の見どころと言えて記憶に残ります。
確かに迫力ある戦闘などの映像は無いですね。
また、重要な救出シーンも、敵を攻撃する機関銃のシーンも同じ映像を繰り返している感じで物足りないです。
それを期待するとダメですね。
更に奇跡的な帰還らしいけど
それもなんとなく、ボヤッとしてて、どれだけ奇跡的なのか?敵の魚雷を何度も無事にすり抜ける事は奇跡なのかもしれないけど、その演出が物足りないので、ボヤッとした感じですね。
課題はあるものの後世に残すべき戦争映画
大事な人を守るために仕方なく戦争に繰り出された先人たちが中心の映画
雪風という舞台に人間ドラマが描かれている
玉木さんはよく戦争映画で見かける気がするが、キーとなる役柄を上手く演じていた
主演の竹野内さんも背景が複雑な役柄を見事に演じており、この役は他の方だと無理だろうと感じるくらい
少し残念なのは夫婦愛、兄弟愛をもう少し描けなかったのか?ということと、戦争の悲惨さを戦闘シーンから感じにくかったこと
手紙の内容との相互関係もあるのでバランスが難しいとは思うが、戦争は決してポップではなく2度とおかしてはいけないことを伝えるためには少し足りないと感じた
またエンディングは???
監督は自身の作品のテーマの最後にあれがないと伝わらないと感じたのだろうか?
しかしながら全体的にスピード感もよく、説明セリフも上手く歴史背景を知らない人でも分かりやすく作ってあるので、後世には残すべき作品なのは間違いない
少なくとも今作の軍人のほとんどは自国、大切な人を守るため仕方なく戦うしかなかった尊敬すべき人たちであった
現実的
戦争の愚かさ
駆逐艦雪風については全く知らなかった。
旧日本軍の動ける艦船はほぼ沈没したぐらいの認識だったので。
南方で行われた激戦に何度も参加して帰還出来たのはまさに奇跡的なことだろう。
「どうか一億総特攻の先駆けになってもらいたい」「そうか、それなら分かった」
良く知られている連合艦隊参謀長と戦艦大和の伊藤長官のやりとりだがこの話を聞くたびに虚しさと憤りを感じる。
1500機と言われる米軍の航空部隊の数を把握しながら帰還を想定しない水上特攻作戦を敢行しなければならないほど追い込まれた海軍。
もうすべての上層部も日本の敗戦を確信しているのに。戦争という狂気の前ではすべてが無力なのか。
そんな中で矛盾を感じつつも自分の出来ることをやるという信念で戦闘のみならず救助活動も続けた雪風。
戦争を題材にした映画としては地味な部類だろう。
迫力の海戦シーンは少なく艦船の中での人間模様や家族関連に割いた時間のほうが多かったように思う。
だがこれはこれでいい。戦争におけるヒーロー物なんていらないのだから。
惜しむらくは実際に艦船に乗っていた乗員達がどんな心境で臨んでいたのか。
本音の姿をもっと描いてくれれば良かったように思う。
観た人達に戦争の愚かさを伝える作品であってほしいと思う。
主要な俳優陣の芝居に救われている
なせにフィクション?
雪風とは渋いところですね。
泣けました…
今週は観たい洋画がなく、必然的にこちらになった。
朝イチ、9:15から。
150席中、8割ほど。
年配の夫婦多し。
出演メンバーが良い
竹野内豊さんと玉木宏さん。
この二人のイケメンぶりを拝見と思った自分の軽い気持ちにごめんなさい。
戦争物なので、ある程度は予測がつくが
思っていた以上にグッときた。
脇を固める俳優さんも良かった。
中井貴一さんと石丸幹二さん以外は
知らない人多数。だけど良い演技だった。
ツッコミどころはあるけれど、
2度と戦争はしてはいけない
メッセージは伝わってきた。
映画が終わって、食事しながら
ウィキを読んだか、あまりにも字が多すぎて
読むのをやめた。
ただ、最後の方に、復員船となった雪風に
水木しげるさんが乗っていたそう。
映画が観られる平和な日本の土台を作ってくれた方々に感謝です
怪我して寝たら死んじゃうの?
駆逐艦の雪風の事は全く知らなかったので、軍隊ではなく救助だけをする団体かと思ってたら、結構、戦闘してたね。それにしても、魚雷ってあんなに海面から見えるんだ。あんなにかわせるなんてすごいよ。最初は玉木宏演じる早瀬がメインで雪風で頑張っていた。意外と長くてモヤッとしてたら、竹野内豊演じる寺澤が艦長に任命されてやってきた。それから始まるコミュニティと戦闘と救助。そもそも日本が戦争に負けるのは分かっているから、ずっと不安だった。戦艦大和がどうなるかも知ってたしね。後半、まさか早瀬が。それから不安が増して、とても悲しかった。戦争って勝っても負けても、悲しい人だらけだよね。懐かしい大阪万博のシーンに思い出のシーン、それ必要なくね。
中盤までずっと不安で後半は悲しかった。エンドロールはBGMが無くて波音だったのは楽しかったな。
船長も伍長の影響を受けたね(笑)
思い、願い
観終わって何を思うか
物語全体として軽いのとCGが安っぽいので、あまり胸にくるものは無かった。どこかしらに重たいもところを作っても良かったのではないかと思う。
戦争が悲惨で残酷な物だと言うなら、もっと戦闘場面を多くリアルに描写すればよいし、戦う人の胸の内を描くならもっとこってりした心情描写があればよい。
雪風を表意物として考えても、描き方は不充分。
私があえて考えたのは、
先任伍長は何を思って戦っていたか?
艦長は?そして伊藤艦隊司令長官は?
ということ。
アクション映画でも感動大作でもない、かといってノンフィクションでもない。これといって見どころもない、残念な映画だ。
もっと手を伸ばして
今年は戦後八十年という節目で
戦争を描いた作品が多い
雪風もその一つで戦艦大和とは
また違った任務とする戦艦だった
知らなかったことも多かったので
たいへん興味深く観ることができた
雪風の艦長である寺沢(竹野内豊)
の好演と早瀬(玉木宏)井上(奥平大兼)
のふたりもよかった
駆逐艦"雪風"の立ち回りの良さと
スコールで身をかわす運のよさ
この立ち回りは艦長寺沢の三角定規と
勘に依るもので本人の武士道に基づく
考え方が幸運艦として名を残した
大概、戦争というと戦うことばかりの
映像ですがこの作品は人命を救う
手を差し伸べるシーンに感動する
…命を救いあげること
また亡くなった早瀬の妹に寺沢が
温かい手紙を送ったことなど
人間ドラマを描いている
駆逐艦…雪風の果たした役割は
とても大きい
戦闘シーンがチープ…
まずこの映画の良かったところはなんといっても俳優陣の名演技である。セリフだけではなく表情の機微でも戦争に対する複雑な思いであったり味方をなんとしてでも助け出すという覚悟が伝わってきた。また銃後の女性たちも魅力的であり、家族の無事を祈り、家族の帰りを待ち、家族を守る、そういった強さを持つ人物像が描かれていた。
ただ戦争映画としては戦闘シーンがあまりにも少なく、あったとしてもチープなものだった。
戦闘描写自体は真珠湾、ミッドウェイ、マリアナ、レイテ、そして坊ノ岬と豊富なのだが、そのいずれも数十隻の艦隊の全貌が描かれることはなく、大破炎上した艦隊が2、3隻描かれる程度であった。戦闘シーンの大部分は艦橋で司令官と参謀(らしき軍人)の会話シーンで占められており、背景で聞こえる砲撃の音だけがかろうじて戦闘をしていることを視聴者に伝えているに過ぎなかった。
この映画のメインとなる雪風も対空機銃のアングルはどの戦いも固定で機銃員の表情も同じで使い回しなのかと感じた。また駆逐艦の醍醐味である魚雷戦や爆雷戦も俯瞰した画角が出てこないのでイマイチ臨場感が足りなかった。
【総評】
終戦80周年記念の映画として、雪風を通して太平洋戦争を知り興味を持ってもらうという意味では良かった。
しかし戦争映画として見た時、やはり戦闘シーンの安っぽさが足を引っ張ってしまい、「途中から予算足りなかったのかな」「画角全部同じだけど使い回しなのかな」などと余計なことを考えてしまい内容が頭に入ってこなくなってしまった。
なので海外の戦争映画のような派手な戦闘シーンを求めている方にはお勧めできない。
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