雪風 YUKIKAZEのレビュー・感想・評価
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奇跡の戦艦
●物語
第2次大戦下、マリアナ海域で旧日本軍が米軍に圧される海上戦が淡々と進む。フィクションを織り交ぜてあるが、戦況を荒々しく描くのではなく、海に投げ出された船員を救助する面に着目して描かれる視点が秀逸。大戦末期には軍部内でも進軍か撤退か分かれていた面が描かれる。
雪風艦長の「争いは始まってしまうと終わらない。」はどの国際関係にも共通する。
ミサイル砲撃を受ける中で冷静な判断を下す任務は、並々ならぬ覚悟が必要だ。
艦長が故郷に一時帰還した際に残した一言
「普通がいい」
戦争に明け暮れた軍人だからこそ重みがある。
●演出
わざわざ有村架純を無理やりチラッと起用する必要はない。
エンドロールのUruが歌う曲は、切なくも胸に刺さる声で重厚な作品に最適。
雪風 YUKIKAZE
ただの戦争映画やなかった。 心にドスンと落ちてくる “生き様” やった。
この作品は、第二次世界大戦で“沈まなかった駆逐艦”として語り継がれる「雪風」の物語を描いた作品です。単なる戦争映画というよりも、そこに生きた人間の「覚悟」と「誇り」を真正面から描いていました。
映画の中で強く感じたのは、「生きることは責任」だということです。
仲間を思い、国を思い、最後まで信念を貫いた兵士たちの姿には、観ているこちらの胸が締めつけられるようでした。特に、戦闘で命を落としていく者たちの背中と、それを見送る仲間たちの表情には涙が止まりませんでした。
「雪風」はただ沈まなかった船ではなく、信念を曲げず走り抜いた象徴です。嵐に叩かれようと、仲間を失おうと、旗を掲げて最後まで進み続ける姿には、今を生きる自分たちにとって大切な“生き方のヒント”が込められていると思いました。
現代の私たちは銃を持って戦場に立つことはありません。
ですが、SNSの中で飛び交う誹謗中傷や情報に振り回される毎日、人間関係の中での孤独や裏切り──これも一つの「現代の戦い」だと思います。
だからこそ、この映画が伝えている「信じ抜く力」「自分を貫く心」「仲間と共に生きる誇り」は、決して過去の話ではなく、今に生きるテーマだと感じました。
また、この作品を通して改めて考えさせられたのが「平和とは何か」という問いです。
それは、争わないこと、人を憎まないこと、人を見下さないこと。
そして「愛」と「優しさ」を持って人と接すること。
「ありがとう」「大好きだよ」という何気ない言葉が、未来を変える一番の武器になるのだと強く思わされました。
戦争を直接知らない世代の自分にとって、「雪風」はただの歴史を学ぶ映画ではありませんでした。
これは“命の証”を感じ、未来への責任を背負うきっかけとなる映画です。
「同じ過ちを繰り返さないためにどう生きるのか」を真剣に考えさせられる一作でした。
雪風かっこよかった。普通に泣けるぜ。⚓️
酷評は行き過ぎ
説得力に欠けるかなぁ…⭐︎
がんばれ~!
映画の最後、雪風の甲板に登場人物達(艦長と乗組員)が勢ぞろい。
「がんばれ~!日本!」「俺たちが見てるぞ~!」
そう言って、映画館の客席に向かって笑顔で手を振りエールを送ってくれます。
小学校の低学年迄をターゲットにした劇映画ならまだしも、一般向け映画でこれは恥ずかしい。他の方のレビューで事前に知っていたにもかかわらず、あまりの恥ずかしさに全身に鳥肌が立ちました。
これがなければ、最後まで没入して鑑賞できたはずなので非常に残念です。(良かれと思っての演出なのでしょうが、得られる効果としては最悪です。)
その最後の恥ずかしいシーン以外、訴えるテーマもストーリーも、共に良い映画です。
CGがチープというレビューもありましたが、私には許容範囲でした。
それから、映画の本質とは関係ないですが、この映画の大和艦長が「ゴジラ-1.0」で雪風艦長役の俳優さんだったのは嬉しかったです。
スタッフロールの演出も良かったです。曲はかからず静かな波の音とかすかな艦艇の音のみの渋い演出で、あの恥ずかしいシーンがなければ良い余韻を残して映画館を後にできたと思います。
泣いた
戦闘シーンの作り込みが雑
高射砲のシーン、救助のシーンはアップのみ。「頑張れ!」の掛け声はいいけど、差し出す手もアップのみ。壮絶な戦闘なのに空母や戦艦が沈没したという下士官の報告のみで実際の描写はありません。戦艦大和の爆発のシーンだけはありましたが、CGの作り込みが雑すぎてあきれました。隣に座られてた女性は感涙されてたのか鼻を啜る音が気になりましたが、「どこが感動するの?」と思いました。そして最後の全員のシーンはどっ白け。俳優陣は超豪華なだけにもったいない映画でした。
雪風目線、兵士目線
不勉強で雪風は知りませんでした。
いろいろな伝聞などの事実を元にしたかフィクションではありますが、感動しました。泣けはしなかったけど。
店舗は良いのでとても見やすい。重要な歴史的事件も、簡単に触れて終わり、ちょっと物足りないけど、一般兵庶民目線なので見やすい。
大和特攻も違う目線。
当時の兵士や指揮官は全て戦争したかったわけではなかったと、より人間らしかった。
自分も友のもとに、、という気持ちから、生きるために、という変化は良かった。
ちょっと説教臭いのはあまり好きじゃないけど、若者向けと考えれば分かりやすくて良いのかも。結果、泣きそうで泣けない。
でも、なんでも感動的に作ればいいとも思わないし、戦争を美化するのは良くないし、逆に悲劇のみにふれるのも良くないかと。いいバランスの映画でした。
訴えたいのは平和を紬ぐこと
なんだか意見がよくわからない低いレベルの否定的なレビューが悪目立ちしたので、コメントしたくなりました。普通に良作だと思います。CGがいまいちとのコメントがありますが、怪獣映画ではないし特にCGがどうとか言う内容ではないと思います。また、ラストが要らないとか長々と書いている人は派手な戦争映画を期待したのでしょうか?実在した幸運の艦「雪風」が舞台ですが、訴えたいのは戦争の否定と、平和を紡いでいく、ということでしょう。ある種、ラストのあたりこそ、監督が訴えたい事なのかと思いました。(わたしも特にラストが響いた訳ではありませんが)
竹野内豊さんが、もっと表情をだしても良かったかと感じましたが、冷静な指揮官なのでこれで良かったのかも。
ラストがいまいち
手をのばせ!
己の役割を全うする責任感と覚悟・・・先人に感謝
この時期の軍事モノを観てしまいますね
大和や武蔵などの大型戦艦の護衛をしつつ、撃沈された船の乗組員を救う駆逐艦の任務が、これほど過酷で危険だったとは・・・
そんな駆逐艦の中で、終戦まで生き残った雪風を舞台に繰り広げられる人間ドラマは見応えり!!
過去の大作のようにVFXに予算取れない分逆に、俳優さん達の会話から戦争の怖さや緊張感はビシビシ伝わってきました
竹野内豊X玉木宏は、国宝コンビニにも引けを取らないキャスティング!
ただ玉木さんの役は、本来はもう一世代若い役者さんがベストと思いつつ、彼だからこその深み哀愁壮絶なラストに涙。。。
終盤に中井貴一!!
ラストには、あの人気女優まで(・Д・)!
志は引き継いでるって演出でしょうが、必要だったのかは賛否分かれそう!?
劇場に行けない方は、配信で是非!!!
昭和39年生まれですが、物心ついた時の戦争って50年いや100年前くらいの出来事のように感じてました
改めて復興の速さに驚きます・・・
今から20年前の2005年ってつい最近って感じですが、今を大事に先人に感謝して生きないとダメですね!
何が言いたいのか分からなかった
観たけど何が言いたいのか分からなかった
パンフも買ってみたけど分からなかった
ゆつべも見たけど分からなかった
と思ったら「半藤一利に言われた」で分かった
歴史家を間違えちゃったんだね。
折角の80周年期待してたのに残念です。
映画「雪風 YUKIKAZE」のプロデューサーが語る秘話
16:49のあたり
一言だけ書くなら
敵とも戦った、上とも戦った、そして負けなかったから、
生き残ったんだろ?時系列的にw
戦わないで、逃げ回って、大本営を鵜吞みにして
国民の資産を奪ってばっかりしてたますごみの連中は
戦後信頼失って、「TVを見たら馬鹿になる」って
言われてたじゃないかw
何も変わって無いよ、お花畑じゃない、世の中は甘く無いw
歴史家は裁かれる時が来る、ますごみは終わってるよ
みんな気づいてるよとっくにw
酷評が多いですが
今回は必ず帰ってくる幸運艦と呼ばれていた雪風が気になり知りたいと思い見てきた。
戦闘シーンはもちろんありますが、どちらかと言うと戦略や船の中での連携シーンが多く、船の構造や当時の戦い方をより詳しく知ることができた気がして興味深かった。
一人でも多くの人を生かすこと、命を粗末にした戦い方の否定、若い世代を後世に生かすこと、そういった生きぬく思想が当時あったんだと思うと少し安心した部分があった。
最後は、帰還と犠牲からかUruの曲でよくわからず一気に涙込み上げ、いつも最後のエンドロールで心整えるのですが、まさかのエンドロールが波の音のみという不意を突かれ、余韻MAXで全然心整わず。
酷評されてる方が多いですが、戦闘シーンやエンタメとしての期待をしていくなら違うかなと思います。
また戦争でこんな事ありえないという意見も見ますが、絶対ないとは言い切れないとも個人的に思いました。
生活していく中で、少しも和む時間がなかったか、1%もそうゆう環境が存在しなかったどうかまで、当時目にしていないから断言できないでしょう。
自身の概念で決めつけて見るより、そうゆうこともあったんじゃないか、と思える広い心を持って新しい視点で見てみてもいいんじゃないでしょうかね。
戦争を知ることで保たれる平和があると思うので、是非多くの人に見てほしいと思える作品でした。
全483件中、201~220件目を表示
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