「やはり、映画は最後まで・・・。」雪風 YUKIKAZE 吉住くんさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり、映画は最後まで・・・。
はい、例によって1ミリも観る気なかったんですが
酷評があまりにもおいらのツボで
1,寄りの画ばっか
2,戦闘シーン複数回使い回し
3,CGしょぼい
と三つそろったらもう鑑賞は義務です。
で
1,僕は「引きの画飢餓状態」に陥るかとワクワクしていたのげすが、そういう事もなく、まあ自然に観られました。
というのも、今映画を後からスマートフォンの画面で観る方とかいる。
「大画面に耐える」とともに「小画面に耐える」ことも要求されるわけで、寄りがメインとなるのも時代の必然かも、と。
まあ、デビッド・リーンが生まれにくい時代ではありますね。
2,戦火の中、同様の状況が続くわけですからこれも特に気になりませんでした。
3,僕としては「しょぼい」とも「ゴージャス」とも感じませんでした。
というわけで
まあ僕の期待するような作品ではなくて良かったとも言えます。
ここから
映画の結末に言及します。
戦争が終わり1970年の万博になり
「日本は元気に再生」
が語られるのですが
「この時代出すのは反則だろ」
と思ってしまいましたが
1970年が雪風が沈んだ年と言うことで
不勉強ですみません。
と素直に反省いたしました。
が、問題はこのあと
現在にむけて
「どうしてもやりたかったんだろうけど、どうしてもやってはいけない」場面が出てきて
意図はしっかり受け止めつつ脱力感におそわれて途方にくれました。
しかし、映画はまだ終わりません。
主題歌が流れて「回想」的な画面が流れるのですが
エンドロールが上がってきません。
そして、歌と画年が終わった後にエンドロールになるのですが
音楽は流れず
海の環境音だけがずっと流れます。
しっかり余韻に酔いしれました。
この映画ではこの部分が一番好きです。
というわけで
映画は最後まで観ないといけない事を改めて痛感いたしました。
