劇場公開日 2025年8月15日

「雪風ハ沈マズ」雪風 YUKIKAZE tomojunさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5雪風ハ沈マズ

2025年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

駆逐艦「雪風」や連合艦隊の運命については以前、「雪風ハ沈マズ」や「連合艦隊の最後」という本を読んでいたので、大凡のことは知ってました。
何度も激しい海戦に参加しながら、必ず帰ってくる幸運艦。戦後は復員船として活躍後に賠償艦として中国に引き渡されますが、その後退役する際には保存艦として日本に返してほしいという活動もあったそうです。でも叶わずスクラップとなったようです。
この映画が戦争映画なのかそうじゃないのか、興味がありましたが、結果は戦闘というより戦いで沈んだ僚艦の乗組員の救助や主人公を取り巻く家族の物語に重点を置いて描かれていたと思います。
その分、硫黄島からの手紙」や「プライベート・ライアン」ほどの衝撃は無かったのですが。。。
あらためて、戦争の苛烈さと非人間性を感じる映画でしたが、エンドロールが主題歌等の音楽では無く、全て波の音だったのが印象的です。大切な人々を守るために太平洋の海に散っていった方々への鎮魂歌のようでした。
あと竹野内豊さんの「(戦争を)始めてしまったものは簡単には終わらせられない…」という趣旨の台詞は現在の世界情勢そのものを表現していたと思います。
余談ですが、最後に有村架純さんがちょこっとだけ出演されますが、なんて勿体ない使い方を、、と驚いてしまいました。

tomojun
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