「戦争をエンタメと思っている方に」雪風 YUKIKAZE ラピ太さんの映画レビュー(感想・評価)
戦争をエンタメと思っている方に
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様々な方がラストシーンに【必要なし】とのご意見がございます。もしも、小説の行間を読むような深い知見で戦争映画を観るのならばカメラワークの単純さや、参謀たちの髪型や、CGの稚拙さなどは取るに足らないものと思います。それら些細なことに気が散る方は戦争をエンタメ視しておられるように思います。逆に本当の戦争に近づくと心が痛んでいくだけだと思いませんか?名もなき日本兵ではなく、だれかのひいおじいちゃんなのですから。制作側も意識されており、亡くなる先任伍長は架空の設定ですので心痛い方がいないようにされております。私はそうした心遣いに感銘を受けました。
ラストシーンで台無しとおっしゃられる方は、制作陣から見て【何も考えない人でも分かるようにしなければ】という配慮であると思います。
もしも、ラストシーンをカットしても映画をもって伝えたいことがしっかり伝わるならば、あのシーンは無かったと思います。
つまり見る側の質が下がっていると思われているということです。
私見ですが、あのラストシーンは要らないことには同意します。
末筆ですが、雪風の乗組員の証言はyoutubeにもありますので一度見てから劇場に行かれたほうが良いと思います。海に落ちた人は目と口だけが白く後は重油で真っ黒になっていたと証言しております。映画では語れない真実の重みがございます。できれば【葉隠れ】も一読されたら良いでしょう。武士道の理解に役立ちます。大東亜戦争の流れも理解しておかれた方がさらに良いです。
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