「手を伸ばせ!…未来へ繋ぐ願い」雪風 YUKIKAZE しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
手を伸ばせ!…未来へ繋ぐ願い
通常スクリーンで鑑賞。
ノベライズは未読。
「手を伸ばせ!」。「諦めるな!」。このようなセリフが何度も飛び交う戦争映画を観るのは初めてだった。幸運艦と呼ばれた「雪風」が救い、守ろうとした「普通」の未来を生きる私たちに出来ることは何か。それは、彼らの想いを継ぎ、後の世代へ繋いでいくことではないだろうか。散っていった先人たちに顔向け出来るように、託された我々が弛まぬ努力を続けていくことではないだろうか。戦争について知る、考える、そして語り継ぐ。平和を願い、自分の出来ることをしたいと思った。
[余談]
有村架純氏のサプライズ出演に驚かされた。本作のテーマである「継承」を象徴するキャラクターとして登場している。
ここからは少々苦言になるが、この有村氏のシーンと続く現在の江田島の俯瞰映像で終わっておけば良かった、と思う。
最後の最後、「雪風」の乗組員たちが第四の壁を越えて語り掛けて来るシーンに興醒めしてしまった。完全に、蛇足だ。
このようなシーンが無くとも、その想いを観客はしっかり受け取れるはずだ。観客の理解力をナメているとしか思えぬ。
暫く、こちらのサイトから消えていましたが、
ようやく、映画.com IDからの引継ぎが完了して復活しました。
レビューの大切さを再認識しました。
良い勉強なりました。
今後ともよろしくお願いします。
では、次回は映画談義をしましょう。
コメントありがとうございます。
もしかしたら、この有村架純のシーンのために、架空の艦長を作り上げたのかも知れませんね…。
自衛官の女性任用は1967年で、それ以降、2000年まで台風(洪水)時の災害派遣はないから、当然、あのシーンは架空なんですけど、実存する艦長の娘が自衛官になるというのは無理があったからかも知れませんね。ようやく納得😁



