劇場公開日 2025年8月15日

雪風 YUKIKAZEのレビュー・感想・評価

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3.5風、薫る季節

2025年7月29日
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 タミヤだか、ハセガワだか忘れましたけど、ウォーターラインシリーズと云うプラモデルがありました。
 戦艦、大和。
 波、砕き進撃する船体が、雄壮でした。
 空母、信濃。
 大和と同じ船体が箱に入ってました。もうお分かりですね。信濃は、大和級3番艦を、急遽空母に変更して建設されたからです。
 それに比べ、駆逐艦のプラモは、ずいぶん小さかった。確か、当時、200円でした。

 駆逐艦のお仕事は、スピードを活かした魚雷攻撃。ヒット&アウェイで敵艦を駆逐します。ただ雷撃するなら、飛行機のほうが速い。山本五十六が証明すると、駆逐艦のお仕事は、対空戦闘へシフトします。
 海の何でも屋ですが、当たり処が悪いと、魚雷一発で船体が砕け、数分で轟沈したそうです。
 子供の頃、何気に遊んでいたプラモデルが映像化。あの頃の私は、それら一隻ごとに、どれだけの命が載せられていたのか、想像してませんでした。因みに沖縄特攻した大和、魚雷を10本以上被弾。艦命尽きるのですが、一艦で約3000名。随伴する数隻の駆逐艦に救助されたのは、300名足らず。その随伴艦に、雪風がいたような…。(初霜だったかな?。記憶違いなら、ごめんなさい。)

 この手の映画は難しいそうです。理由は戦争を、美化していないか、あるいは史実と異なる描写があり、ミリタリー集団が、猛烈な批判を繰り返す。いずれにせよ、製作者の意図に関係なく、評価より批判が先行するからです。
 それでも、風、薫る季節です。あの時、何があり、何が遺されたのか、そして、何が喪われたのか。御考慮願いたく存じます。

「連合艦隊」
 私が大和のプラモを買うきっかけになった映画。沖縄に単艦特攻するので、史実と異なりますが、ある意味、トラウマ級の映画遺産。ご覧下さい。

「宇宙戦艦ヤマト」
 第1話にゆきかぜと云う駆逐艦が登場します。残念ながら、こちらのゆきかぜは、故郷に帰ることは叶いませんでした。
 かつて、このクニの未来を信じて離岸した艦船、航空機、潜水艦、人間魚雷の殆どが、未帰還です。名を残す雪風がいる一方、名を遺すことなく去ったゆきかぜも、います。

 誰も、笑って死んだわけじゃない。

 そのことだけは、忘れないでほしい。因みに当時、ゆきかぜは、古代艦の名称でプラモ化。100円でした。

 以上、チラシと予告編を鑑賞。それを私の曖昧な記憶でレビューしてみました。星は暫定です。本編は、どうかなぁ。

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機動戦士・チャングム

0.5試写で見たけど……プロパガンダにしてもどうかと……

2025年7月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

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ライトミリオタ

3.0自衛隊全面協力のリアルな護衛艦ストーリー

2025年7月16日
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鑑賞方法:試写会、映画館
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green_apple

3.0信念と葛藤が織りなすリーダーシップの物語

2025年7月16日
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鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

知的

難しい

戦争映画というと少し構えてしまいますが、本作は「リーダーシップとは何か」を静かに問い直す時間となりました。

先任伍長の早瀬(玉木宏)は、明るく朗らかな兄貴分でありながら、任務には真摯に向き合い、時には上官にもしっかり意見を述べる存在。艦長の寺澤(竹野内豊)は、静かな威厳を持ちつつも葛藤を抱える等身大のリーダー。そして伊藤長官(中井貴一)は、日本の未来を託すため、自ら命を賭す覚悟を決めていました。

この3人に共通するのは、立場や性格は違えど「信念」と「希望」を持ち続けていたこと。だからこそ、周囲の信頼や覚悟を引き出し、組織が動いたのだと感じます。

特に印象的だったのは、部下が上官に意見を述べるシーンが多く描かれていた点です。
太平洋戦争当時の日本海軍は、現場の判断や建設的な意見を尊重する文化があったことを知ると、よりリアルに感じられました。
この「意見できる関係性」は、現代の職場や家庭にも欠かせない視点だと思います。

雪風の乗組員たちは、それぞれの個性が役割に生き、強いチームワークを築いていました。
日常の中で誰かと協力し合うことの尊さを、改めて思い起こさせてくれます。

一方で、終盤に絡む万博や戦後の描写はやや説明的で、映画の余韻を削いだ印象もありました。エンドクレジットの音楽の持つ余韻の大切さも改めて感じました。

伊藤長官が率いた戦艦大和は、実際に片道燃料の特攻作戦で沈み、多くの命が失われました。
その苦渋の決断と葛藤を背景に持つからこそ、映画のセリフや登場人物の心情に重みが生まれているのだと実感します。

“信じる”こと、“託す”こと、“支える”こと。
肩書きではなく、人としてどう在るかを深く問う作品でした。

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観たい日は休みます

3.0駆逐艦雪風知ってればですが

2025年7月16日
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鑑賞方法:試写会

単純

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かちゅん

4.0雪風が運ぶ、強さと優しさ

aさん
2025年7月15日
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鑑賞方法:試写会

たまたま試写会の情報を見かけ、ご縁があって鑑賞することができました。
事前にはあらすじを軽く確認した程度でしたが、「雪風」という存在を知ることができて、本当に観てよかったと思える作品でした。

エンドロールが流れる中、劇場に満ちていた静けさが、この映画の余韻を象徴しているようでした。
作中でも随所に「静けさ」が効果的に使われていて、それがかえって登場人物たちの想いや、場面の緊張感をより強く印象づけていました。

戦争を描いた作品の中でも、この映画はどこか他とは異なる「温度」を持っています。
セリフでは語られない想い——「どうして戦争なんてしているんだろう」と問いかけるような、登場人物たちの表情がとても印象的でした。

「生きて帰る」「生きて還す」という願いの強さが、静かに、けれど確かに胸に響いてきます。
優しさと強さを併せ持つ彼らの姿、そして明るい未来を信じる気持ちに心を動かされました。

「雪風」、そして艦長・寺澤一利、先任伍長・早瀬幸平——
彼らの姿は本当にかっこよかった。リーダーシップとはこういうことなのだと、深く感じました。

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a

3.5とっても

2025年7月15日
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鑑賞方法:試写会

重〜い話でした!

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ナス夫

0.5海戦もの、伝記もの(主人公名が寺内正道さんでは無い)、海難救助もの、どれも中途半端で、何とか取り繕った様に感じた🌊

2025年7月15日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

カワイイ

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞