機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginningのレビュー・感想・評価
全194件中、21~40件目を表示
スタジオカラーの2次創作ガンダム
一年戦争で、シャアがガンダムの強奪に成功していたら…ジオン軍が勝利していたら…
往年のガンダムファンであれば一度は妄想したようなことを、スタジオカラーの力技で映像化しましたという印象だった。
正直にいうと、2次創作を見せられていると思った。
ガンダムの正史を捻じ曲げる必要があったのか疑問に感じたのと、昔の作品を擦らないと面白いものができないのかという疑問がずっと引っかかって、素直に楽しめなかった。
世界観は別にこれでもいいけど、匂わせくらいに抑えることはできなかったのだろうか?
おそらく、映画館へ来た人へのサプライズ&サービスだと解釈すれば良いか…
キャラクターは、みな個性的で好感が持てる人物ばかりで良かった。
ただ、シナリオはよくあるボーイミーツガールもので平凡だ。改変された一年戦争という前提があってなんとか成立しているにすぎない。
途中で流れる挿入歌もしゃらくさい。
今後の展開で、それらのノイズを払拭してもらえることに淡く期待しようと思う。
映像に関してはテレビ放映されるものを上映ということなので、画面比が小さく解像度も粗めで迫力に欠けていた。音響もいまひとつだった。
ただし、これは劇場の環境にもよるかもしれない。
劇場に行くか迷っている人に聞かれたら、
「テレビ放送や配信開始まで待てるなら待ってもいい、わざわざ映画館で見るほどでもない」と答えるだろう。
キャラデザインが前半と後半で違い過ぎだと思う
始まりが一番最初のガンダムと関係あることに吃驚しました。(多分掴みはOKだと思います。)前半は、シャア・アズナブルが主役のように出て来て、声が違う(池田秀一さんではない)から、キャラは認識しているのにほんのちょっとの間、脳が混乱しました。後半は、現代っぽくなって話が進みましたが、作品の本当の主人公達のキャラデザインが「プリキュアシリーズ」や「シンカリオンシリーズ」といった作品みたいな少し幼い感じで、前半のキャラとの違いがあり過ぎるように思いました。タイトルにガンダムを入れた作品にしないでも成り立ったと思えるのですが、大人の事情でしょうか。ガンダムの機体は「水星の魔女」寄りか「ヱヴァンゲリオン」系で、ガッチリした機体には見えませんでした。今回は、2機対2機のバトル形式になりそうですが、こういう描き方が出来るのは、昔、Gガンダムがあったおかげかも知れません。近い内に、日本テレビ系列で放送されるようですが、深夜ではなく、夕方に放送して欲しいと思いました。(別件ですが、シャアの声優さんが「名探偵コナン」の2代目赤井秀一役でも良いなと思いました。)いっそのこと、劇場で全部見たいとも思いました。新旧ガンダムを綺麗な最新の映像で楽しめる作品だと思います。
衝撃
前情報を何も入れずにふらっと観に行ったので、
序盤の映像を観て
「自分は何を観せられているんだ、、、」
という感覚になった。
終わった後に考察などを観ていたら、なるほどパラレルワールドとしてガンダムを再構築したいということなのだろう。確かに自分的にはアムロがガンダムを動かすよりはあの流れでシャアが乗ってしまう方が納得はするかも。
まだまだ始まったばかりと言った感じなんで、テレビシリーズが楽しみ。
続きは見ない
初代ガンダムは後学の為にと見たことある。その他ガンダムシリーズはいくつかリアタイしたがどれも序盤で漏れなく脱落したくらい、何故かガンダムにハマらない。
今作に関しては、女の子パートあんまり好きじゃない。典型的でお約束な流れしかなかったけど、ここは重要じゃないからいいのか?
主人公が唐突に「やる気スイッチ」入っちゃうのも理解できないので好きじゃない(呪術◯戦も同じだった)
モビルスーツ戦は早くて細かくて理解しきれなくて面白かった。シャアがどうなったのかは気になるけど、もう見なくていいや。
ささくれの様にちょいちょい気になる箇所が…
シャアのifストーリー、シャリアブル視点はゲームのギレンの野望を見てるみたいでまぁまぁ良かった
ホワイトベースも緑色の鹵獲カラーになっていたし随所の爆発もちゃんとピンク色だったし
けど後半は前半とのキャラデザも空気も全く違うのが…(前半は昭和臭で後半が令和臭)
ブリッジ内での会話とノリとか…いきなり空気感違くない?
特に最近流行りの主人公アマテの髪の毛裏の色分けとかが気になった
そういう意味でパラレルワールドを意識と示唆しているのかわからないけど…
あと「スマホ」とか言ってみたり、肩にデカデカと「警察」表記しているザクとか…
コロニー浮かんでいる様な世界観で「スマホ」とか言わないで欲しいし
公用語は日本語じゃないでしょ…「警察」は違和感マシマシ
あと極めつけが戦闘シーンがおもしろくないこと
カメラ固定の引きでMSの全体像を映して…の連続
ロボット戦のケレン味がまったくない(SEEDFREEDOMでも感じたけど…)
画面の綺麗さ故に集中線が多いからなんか浮いてるし…
あと女の子主人公の女女男のガンダムファイトなやつは一昨年TBS系列毎日放送製作日曜午後5時枠でもう見たよ…
でも話は今後気にならないかと言われればまぁまぁ気になる感じ
シャアも行方不明だし…でもシャリアブルがイケオジになっていたのがなんか悔しい…
なのでなんだかんだで次公開されると見に行くと思うので
コンスタントに公開はして欲しい
あと会社の硬派のガノタ先輩が「ガンダムでヒートホーク使うな」ってキレてた
ものすごいインパクト!!!!!…だけ。
興行としては成功してます、それはほんとにすごい。
映画として評価したらもう散々言われてますけど出来が悪い…というか映画としては作ってないと思うので、そちらの評価はしません。
ファーストも軽くしか知らないけれど、一応いちガンダムファンとしての目線で書きますし、オタク的思い入れあるので、でもそれはそういうIP使ってるんでご勘弁ください。
で問題の本編。2編に分かれてるので最初から。
①前編
よくやったなあ!って思いました。でもそれで終わりです。
シャアがガンダムに乗ったらどうなるか?インパクトすごいですよね、でもそれで終わりです。
確かに魅力的なシャアってキャラを、魅力的な世界観を存分に生かしてIFストーリーで描く。
面白い試みですけど、二次創作…同人の域を出てるとは思えない。
ファーストのBGMを使用して、同じシーンを勢力逆にして描きなおして…いや、そりゃそこを題材にするならそうでしょうよ。
最初にコロニーに侵入して…せめてガンダムに乗るまでで十分です。
あとのシーンも台詞も、”オタクくん、こういう展開喜ぶでしょ?”と言わんばかりで鼻につく。
自分らしい色を出すためなのか、ガンダムのデザインとかちょいちょい変わってますけど、あれどういう評価なんでしょうね。
ザクとかはまあいいんですけど、肝心のガンダムがかっこ悪い…。スタイリッシュでもないし、工業的かっこよさにも欠ける。エヴァ風ガンダムって空気だけで半端。そろそろそこから脱却しません?
後の展開もただただ長いだけで”フーン”って展開が続く。まあこれは、1年戦争をあの短時間でまとめようとするのは無理なので仕方ないです。つまり試みが間違ってるように感じます。
ファンだからこそ、こうなるだけであってファン以外は見てても意味不明、ファースト知らない友人は寝かけてました。
何十年も前のアニメの情報仕入れてから来いって無理でしょ。
ところでシャリアブルさん、ガンダム奪ったシャアと出会っただけでそういう感じのキャラになっちゃうんですか、なんか人格変わってない…?
②後編
最近の、令和らしいデザインや雰囲気。嫌いではないです、可愛い。
クランの人たちだけさらに世界観違いましたけど。フリクリとかトップをねらえ2とかグレンラガンとか、スパロボ風味がえらく強い。
まあでもそれもいいんです、他に突っ込みどころが多すぎる。丁寧ではない。
まずストーリー…掴みはいいのだけど、主人公マチュがヤバすぎる。可愛らしい見た目に反して歴代最高峰の狂犬、バーサーカー、歩く劇物。
とにかく喧嘩っ早すぎる、喧嘩というより命を懸けるハードルが異常に低い。
まず1戦目、軍警察と遭遇戦。これなんでモビルスーツ乗って突っかかってった?シールド飛んできたから?それとも街の人々が酷い目にあわされてたから?
日々に何かしらの鬱憤や閉塞感はあれど、比較的裕福で不自由なく生活しているマチュにそんな動機が成立するのか?理解できない。
2戦目はもっとやばい。別に金が欲しいわけでもないし、やっぱり動機が感じられない。キラキラをもう一回みたい?ンなバカな。そんなん見たいだけで命を懸けたやりとりをするなんてヤク中でしかない。
とことん動機に感情移入ができない。水星の魔女では命までは懸かってない戦いで、でもあれだけみんな懸命に真剣に戦ってたのに…。
でもマチュがかわいいからいいや、という気持ちも。
”なんかわからんけどわかった”ってマチュも言ってたし、…いやわかんねえよ。
”キラキラ”…も含めて、なんていうかエモとか勢い?フィーリング?だけで話進行させるのやめません?さすがに無理を感じます…。
あとシュウジくんはちょっとこう、…これもいい加減にやめませんか、不思議系フィーリング男子…。お得意かもしれませんけど。
流石にいきなり女の子のにおい嗅いでくるのは…イケメンだから許されるのか?ンなバカな。
あとはガンダムジークアクスのデザインかっこ悪いです。ほんとにかっこ悪い。カブトムシかよ。フェイスガード閉じてるときはもうなんて言っていいかわからないくらいださい。
ユニコーンのジム調ヘッドがガンダムに成ったときのカッコよさを思い出してほしい。
も一個、固有名詞の気持ち悪さがちょっときついです。一番はマブ。軍事教練での用語って説明ありますけど、雰囲気としては”マブダチ”のマブですね、マヴなのかな?どっちでもいいけど。
もう軍事用語がなんで一般に浸透してんだって疑問はこの際置いておくとして、よほど広めたいのか?”マブ””マブ””マブ”、しつこい。劇中では”タッグ”や”コンビ”的使われ方をしてますが、”マブダチ”を意識してるのが明らかで、世界観とかみ合わなさ過ぎて気持ちが悪い。
ゼクノヴァも嫌いですね。要するにアクシズショックで、劇中での使われ方もアクシズショックとまるで一緒。ソロモンショックとかじゃダメだったのか?
固有名詞が、自分たちの色を出そうと一生懸命なんだろうけど、うすら気持ち悪い空気しか残してなかったです、ここまでくると悪口ですが。
とりあえず劇場に見に行って感じた不満点をひたすら書き殴れたので大変満足です、ありがとう。
…書くだけ書いて満足したのでまとめ忘れてました、まとめ評価追記です。
前半評価 ☆2
同人作品です、良し悪しではなく同人作品です。ファーストガンダムの素晴らしいキャラやバックボーン、知名度を良く言えば活かし、悪く言えば寄生した内容です。
それなりに楽しめましたが、別にシャアがガンダムに乗った、ジオンが勝利した世界を見たいわけでもなく、せっかくなら正史に新たな1ページが欲しかった。でもこれは好みの話。
ただ知名度ありきの作りはよくない。前述したけど、何十年前の作品だと思ってるのか。もちろんこのシーン知ってますよね?なんて言わんばかりの作り方は、さすがに甘え過ぎと感じる。
後半評価 ☆1
別に悪くないです、ガンダムでなければ。これはガノタの悪いとこ出てるんで話半分でいいんですけど、やっぱりガンダム作品にはガンダムらしさを期待するんですよね。でもガンダムらしさってそれぞれの解釈があってそれぞれに違う。自分は今回、それが感じれなかった、要するに好みの話です。
これがガンダムじゃなければ☆3だったろうし、なんなら新説エヴァとかなら☆4だったと思います。別にこれガンダム老害だからとは思いませんよ、だって水星の魔女とか(最終的なストーリー評価は置いとくとしても)ちゃんとガンダムだあ!って思いましたから。
余談ですが、最近の流行なのか、謎や伏線をとにかく散りばめるやつ、あんまり好きではないです。もうちょっと頭空っぽにして視聴したい気持ち。
総合評価 ☆1.5
これ一本の作品にする必要あったかな?なんならそれぞれに分けて、それぞれもうちょっと尺を使って別々の、でも繋がったお話にしたほうがスッキリしたと思います。もちろん諸般の都合で無理なんしょうが。
でも期待はしてるんです、評価なんて覆るし、これだけ伏線や謎を残してるんですから、きちっと回収してすごいお話が展開されると思います、されますよね?マチュとシャアが共闘してアムロと戦うとか。笑っちゃうかもしれないけど、そんなの見てみたい。
けれども今回の作品はこれで終わりなので、こういう評価になりました。
今回めちゃめちゃ批判したレビュー書いちゃった…って友達に言ったら、好きだからそんだけ書くんだね、って言われてハッとしました。評価低いけど、好きなんです。頑張ってください。
斜め上すぎる衝撃、圧巻の一言
異なる世界線の宇宙世紀を描くとはアイデアが斜め上すぎてただただ衝撃的で圧巻の一言でした!
まさかのシャア専用ガンダムからのジオン勝利でどうなっちゃうのという展開…
しかも子供がいきなりニュータイプ発動というガンダムお約束もしっかり踏まえ。
バトルシーンも素晴らしくIMAXで見て本当に良かったです!
ただキャラデザが旧新で違いすぎて違和感が否めなかったのはちょっと残念…これはまぁしょうがないですけどね。テレビシリーズが楽しみ!
ほぼ初代ガンダムしか知らない
ほぼ初代ガンダムしか知らない男が見てきました。
さっき他の人のレビューをサラッと見てきて何人かの人の感想にもありましたが前半は良くて後半は…というのが正直な感想。
前半のシャアが暴れ回ってるところは最高!って感じでしたね。
後半はヒロインのマチュが素人にもかかわらずジークアクスに乗り込んで操縦出来てしまうという不思議な物語。さすがエヴァ的ですね。
この辺は新しいテレビシリーズの序盤の再構築らしいので謎も解けていくんでしょう。
たぶん私は見ないと思いますが。
Gガンダムでもキャラの顔がだいぶ現代アニメっぽくなったなぁと思ってましたが今回はそれがもっと進んだ感じですかね。
顔の半分が大きな目の美少女キャラ。何かガンダムには合わない気がするんだよなぁ。
と、頭の固いおじさんのつぶやきでした。
イイかと…ガンダム最初からやり直し❣️
最初から初代ガンダムのオマージュてんこ盛り。
スペースコロニーの俯瞰、内部の風景と"人類は第二の故郷とし、子を産み育て、そして死んでいった…"と、1年戦争のナレーションから始まる(ワクワク感すごい)。
何故かシャーがめちゃくちゃ出張ってるなと思ってたらあらあら、ガンダム乗るんかよ❣️→ただじつはここでオマージュパートのテンションはピークなのだが…)
それからはシャーの怒涛の快進撃で敵なし状態で話はジオン軍勝利で始まる(と言うかここまでで半分以上時間消化してるやん⏰)。
これは初代ガンダムあってのオマージュで、もしファーストを知らない人がこのストーリー展開だけだったらまあつまらないかも。監督だかシナリオライター諸君はこの"もしシャーがガンダム乗ったら"をやってみたくてしょうがなかったんだろうな。
アムロは何処でなにしてる、ララーいないんか!
つまりもうアムロ(=富野さん)亡き"ガンダム"は富野さんの私小説としてのガンダム一年戦争物語の範疇を超えて、ゼータ、ダブルゼータ、後続作品と弄られまくった末、ご本人許可の元、最後の徹底した上書き保存で完全消滅したのかと思う(もちろんこれからもオマージュは再生産されるだろうが、富野さん本人の許可で初代まで上書きしたと言う意味で)。
かと言って話自体が面白くなかったかと言うとそうではない。
音楽は米津玄師さんのPLAZMA、モビルスーツの機動性とあってて見てて爽快感凄すぎ。
また、ニューヒロインもいいね。男の方は"ガンダムが戦えって言うから"とかゴニョゴニョいう子だけど、現代的なキャラ設定は面白いかも。
昭和-長〜い平成-令和の時代にあるある意味停滞とも思える期間を経てジオン一強の世界でガンダムがどうなるん?
クランバトルだけで殺し合いの戦争はもうせえへんの?とか色々考えさせられた。
テレビシリーズはよ。
絶望からの解放、今の所。
予告からして、「何か微妙だな!」と思い観る気は無かったが、ガンダムと検索するとネタバレ厳禁など書かれていたので、何か気になり会社帰りにに鑑賞。
冒頭いきなり「おぉー!、えっ?」これは想像に無かった、こういう事だったんですね。
一年戦争を別世界で観せてくれるんですが、何かパロディ作品を観てる感覚におちいり、良い意味でニヤけてしまいました。
あの宇宙世紀がポップな描写と上手く融合してたと思うし、一年戦争後を挟んだ世界観も今後も私は期待出来ると思いますが、初見でガンダムを観る方は、どう感じるかですがね。
この作品を観て私が一番良かった事は、ララァが巻き込まれ無かった事。
そしてアムロとララァならきっと惹かれ合い、出会っていると思いたい。
アムロを包み込めるのはララァしかいないし、静かな場所でひっそりと暮らしているだろう。
そうこの作品は新たなガンダム作品と共に、アムロを絶望から解放出来た作品でもあると思います。
今の所は。。
『これで完結でもいいのでは? 傑作です』
2回観に行って2回とも感動の涙を流しながら、これはファーストガンダムに繋がるパラレルの世界だ!そう思いました。そう考えると、総てが合点がいくのです。これからの展開も見えてきます。アクシズでのアムロとシャアはどうなったのか? ララァは、リタは、どこにいるのか? 独りほくそ笑んでしまいます。だから、この先の話は僕にとっては、無くても大丈夫。などと、この作品を観た方々がそれぞれの解釈と評価で楽しめる大娯楽作品、それが今度のガンダムです。感動した人はその感動を、落胆した人はその落胆した内容を、中身より作風にこだわる人はそのこだわりを 周りの人達に聞かせてあげて下さい。そして、ガンダムという世界の裾野をこれからもっともっと広げてもらいたいです。そして次の世代に新しいファーストガンダムとして受け継がれていく事を切に願います。
ちなみに、今回の前半後半のギャップって、ファーストとガンダムZZを繋いで作品にしたらこんな感じになったのではないでしょうか?
面白い! なんだ、シン・ガンダムじゃないか
息子に誘われて仕方なく鑑賞。
体調のせいで滅多に映画観に足を運べないので、せっかく行くならガンダムじゃなくても。アニメじゃなくても。とは思ったのだが、息子がいうには
「初期世代の人ほど、面白いらしいよ。詳しくは知らないんだけど。」
という事なので、それならばと行って参りました。
冒頭、いかにもな1年戦争の「あの」フレーズ。よぉぉぉく知ってる「あの」ナレーション。
まぁ、その世代が喜ぶというのだから、これっくらいはやるでしょう。
さて、どこまで続くのかな?
と、眺めていれば、おやおや?見慣れたザク3機。しかも赤いのがいますよ?
赤いザクのパイロットの声は、少々甘すぎるきらいはありますが、観ているうちにだんだん馴染んできました。(キシリア様の声は、大変ピッタリでまったく違和感なかったです。)
いやはや、この場に民間人さえいなかったならば確かに、きっと確かにこういう展開になっていたはずです。
そして、めちゃくちゃ反応してしまったのが
「ペガサス」‼️
元々「機動戦士ガンダム」(1979)という作品は「宇宙戦艦ヤマト」(1974)の路線を引き継ぐ作品として十五少年漂流記をベースに少年少女達だけで宇宙戦艦「ペガサス」に乗り戦争を生き抜く「フリーダムファイター」という作品名として、初期企画がありました。
しかし、スポンサーの玩具メーカー(クローバー)からロボットを出すようにとの注文があり、前作ダイターン3 (1978)や前々作「無敵超人ザンボット3」(1977)のように巨大ロボットものに変更されます。
ザンボット3のコアとなるザンボエースの「銃を持つロボット」のアイディアを発展させたのがモビルスーツです。
最初は「ガンボーイ」という仮称になりましたが、もっとインパクトのある語感を!という事で「フリーダムファイターのダムを合わせて「ガンダム」となりました。(チャールズ・ブロンソンの「う〜ん、マンダム」が大流行していたのも遠回しに影響はあったことでしょう)
そしてガンダムとはOP曲の「燃え上がれ〜♪」「よみがえる〜♪」という歌詞からわかるように「不死鳥・フェニックス」がモチーフ。搭載する空母は「ペガサス」がモチーフ。「ア・バオア・クー」もすべて幻獣の名前ですよね。
実際にホワイトベースは、本来なら「宇宙空母ペガサス」という名称であり、玩具のプロトタイプも完成済み、ガンダムやコアファイターやガンタンクのオモチャと一緒に載っているチラシまで作成されていたのです。(3500円販売予定でしたw)
ところがいざ販売となった時点で商標の関係で使えないとわかり、急遽「ホワイトベース」に変更されたのです。だから通称「木馬」なんですね、ペガサスだったから。
知ってましたか?大抵の人は知らないと思います。こんなマイナーなトリビアネタをぶっ込んでくる奴に心当たりは1人しかいません(笑)
ええ。「ペガサス」と聞いた瞬間に「この映画、庵野さん、絡んでる?」と脳裏に浮かびましたともw
(最後のスタッフロール、確信をもって見ていましたらしっかり脚本におりましたね。)
そこから先は、もう安心して楽しみながら見られましたね。台詞の一つ一つが「本来ならば」どうだったかすべて知ってるわけじゃないですか。これは楽しい。
ザクに対して「連邦の新モビルスーツ」が格段に性能が良すぎたから、戦闘ド素人の少年でも赤い彗星を退却させられたわけですが、その高性能機に少佐が搭乗したならば?
いやぁ、これ以上の痛快な組み合わせはないでしょう。
巧妙心に逸るジーンを置いてきたのも良きですね。彼がいると悲惨な出来事が連発しますから。
デニムさんがしっかり活躍しているのも、なんだか嬉しかったですし、それを言ったらドレンさんも結構頑張っていたのが、なんか凄く良かったんですよね。
ホワイトベ、、、じゃないや グリーンベースでの強襲揚陸はワクワクしましたね。
きちんと時間で引き揚げるところも副官の鑑です。
ドレンさんはきっと、シャアの事 好きじゃないけど、嫌いでもないんだろうなぁ。
あ、最初に超!ワクワクしたのはガンダムがビット飛ばしたところですねー。ここはゾクゾクくるレベルの高揚感でした。
そして、特筆すべきは「初めてニュータイプとしてモビルアーマーに乗った彼」です。
いや、ちょっとビジュアル変わりすぎじゃね?という気はしましたが、でもね?「正史」の彼、めちゃくちゃ年配っぽい絵柄で描かれてますけど、実年齢は28歳なんですよ!(キシリア様も24歳だしね)
デニムもジーンもスレンダーもシャリア・ブルもドレンも「アムロさえいなければ」全員 戦死する事もなかったんですよね(汗
ああ、なんだか平和な世界線です。(悲しいけど これ 戦争なのよね、、、ではありますが。色々とかなりマシ)
シャリア・ブル、「旧時代のボルドーの左岸ですか」って、こういう台詞、めーっちゃくちゃ好きです。
今回、女性がキシリア様と、一瞬だけのアルティシアちゃんしか出ないから、シャアがめちゃくちゃイイ男です。
やっぱりシャアは女性が登場しない話の方が良いですねー❣️
(でもRX-78を赤く塗ったのは、流石に声出して笑ってしまったよ(汗))
キシリアさんも、部下は逃して自分は残るイイ女。
これ、ドズル以外は、兄様も弟も生きているのかな?
ブラウ・ブロがしっかり活躍していたし、「木星帰りの勘」ってフレーズもいいですね。正史ではマニア以外に認識されていないシャリア・ブルさんですが「木星帰り」というのは例えばシロッコもそうですから、結構な実力者の証だと言えるのです。わかってるよなぁ、庵野さんw
いやぁー、一年戦争部分、何分あったのだろ?
かなりの尺を割いてましたよねー。
いやぁ、面白かった。
そして5年後の新パートですが、シャリア・ブルさんがしっかりと過去と未来の橋渡しをしてくれているので、新キャラ達に対しても好意的に受け止められるのですよ。
何よりハロもいるしね(笑)
カムランさんも良かったなぁ。もしもグリーンベースにブライト士官候補生が登場していたのならジオンで捕虜になってる?
そしたら、ミライさんもスレッガーさんやブライトさんと知り合っていないから、もしかしたらミライさんが奥様かもしれません。
新キャラのシュウジくんとやらは、最初「イッちゃったカミーユ」かと思ったw
どうやらそういうわけではなさそうですが。
さてレビューは「ネタバレアリ」にしてはいますがそれでも、こんなにも「ネタバレしたくない!」と思った作品は久しぶりです。
ですので極力、直接的な描写は避けていますから 多数の方にとって訳わからんレビューになっているかもしれません。
まぁ、とにかく「非常に面白かった」んですよ。
シン・仮面ライダーより、シン・ウルトラマンより、シン・〜の中で一番面白いかもしれない。
(ガンダムのデザインが、どことなくエヴァっぽいのには、今更もう何もツッコミませんw)
鑑賞後は、息子に何度も「誘ってくれてありがとう!」と伝え、お礼に本作のTシャツを買ってあげました。
次回作も必ず観ます♪ ^ ^
機同人士ガンダム
初代ガンダム世代の者です。
前半については、随所に思わずニヤリとしてしまう絵面や効果音。セリフにしてもガンダム臭をしっかり出してくれていて好意的に受け止めました。
なので、中には後々に名言として拾わせようとしているのかな?と思わせるような、やや薄らクサさが同居していても、それはそれで匂いも味の内…と楽しめたのですが…。
時は進んで時代は変わり、
そして、時代が変わると同時に何故かキャラクター達の作風までもが変わると言う腑に落ちない状況。
でも、モビルスーツは前時代からの作風を引き継いでいて、この整合性のぶった切り加減に対して単純にガッカリしてしまいました。
ですので、ここからはガンダムと言う雛型を使った別作品を鑑賞するつもりで座席に座り続けました。
この作風変更はどうした風の吹き回しなのでしょうかね?きっと諸般の都合なのでしょうね。
新しいキャラクターの作画は、初代贔屓な私の好みからは大きく外れるため、これは好みの問題ですので悪しざまにどうこうは言いませんが、仮に最初からこれらの新キャラクターで物語が始まっていたのなら、ここまでの違和感は覚えなかったようにも思うのです。
それだけに、この切り替わり様は謎です。
ストーリー自体は今後の伏線回収に向けた楽しみも散りばめられて悪くはないのかなと。
とは言え、あの高度なテクノロジー設定の世界でスマホを使っていたり、主人公がポップステップジャンプの要領でモビルスーツのコックピットに乗り込むシーン等は機動戦士と言うよりは、サイボーグ戦士かはたまた美少女戦士でしょうよと苦笑してしまいましたが。
ファーストガンダム世代だけど、自分的には有り
高校生の時にファーストガンダムを見た世代です。
前半部分は賛否あるとおもうけど、私はそれほど拒否感はないです。
確かに、本来の機動戦士ガンダムという作品はアムロの物語です。だから、初回もああいう展開にならざるを得ない。でも、普通に考えると、モビルスーツを操った経験がないアムロが、初めてモビルスーツに搭乗したにもかかわらず、機体の起動だけではなく戦闘までこなすというのは、やっぱり無理がある。冨野御大も小説版ではアムロ達は元々軍人だったと書いてるくらいだから、無理は承知だったんでしょうけどね。この映画のように、シャアが初めて乗った機体を使いこなすという事ですら、本来は無理があるんだから、ファーストのあの描写は本当はあり得ない(もちろん、作品の初回としては素晴らしいんだけど)。ジェット戦闘機だって、機種によって操縦マニュアルは違うんだし、なんなら自動車だって車種によっては運転に戸惑うこともある。
ガンダムという作品も、継続するうちにいろんな亜流が増えすぎているので、これくらい思い切ってリセットしてもいいんじゃないかと思います。
ただ、前半と後半で絵柄が違いすぎるのは減点ポイントかな。
あと、アムロが存在しない世界なのか、存在はしているけどガンダムには乗らなかった(乗れなかった?)世界なのかは描いて欲しかった気がする。アルテイシアが出ているだけに。
それから、映画のシーンを思い出すとき、前半のシーンはどうしてもオリジナルの声優さんの声に脳内変換してしまいますね。
ガンダムと大体同じ歳
まずは僕のガンダムリテラシーについて。
リアルタイムで見たのはZの途中から。ほとんど覚えてなくてZZの方が覚えている。
その後はν、F91、08小隊、0083で一段落。だいぶ空いてVガンダム。そして水星の魔女は1stシーズンで息切れ。ファーストガンダムは劇場版3部作だけで、TVシリーズは通しては見てない。小説版の世界の方が馴染みがある。でもSDガンダムやボンボンでガンダムは空気のように摂取していた。
そんな感じ。
タイトルに色物臭を感じ、尻すぼみになるシンシリーズからカラー制作にも軽い忌避感。おかげで何の情報もなく観に行くことができた。
劇場が空いていたし、連れがいたので、開始してすぐに「あれ?これもしかして」「これ1話じゃん!」「アムロが出てこないの?!」「一人だけ作画違うけどシャリア・ブルって名前だけしか出てない人だっけ?」と小声で興奮を伝え合う。そこから0079パートが終わるまでは「これは予想外に面白いものを観てしまった!」という興奮でいっぱいだった。
本編というべき後半パートについてはTVシリーズを見るまでなんとも言えない。
願わくばガンダムが世代を超えたコンテンツとしてつなげる一作となりますように。
共感できるキャラクターがない
この映画のみで判断すると、冒頭から現れるシャアと呼ばれる人を中心に物語が進みそうで全く進まない、何か名言ぽいセリフの羅列、眠たくなってしまうぐらいの長さでそんな演出が続いていた。結局、状況は分からないけれどシャアがロストするだけなら、せめてもう少し短くできたと思っている。
新たな主人公っぽい少女が出てきても彼女の行動に共感できないので、キラキラに取り憑かれている麻薬患者のような印象しか最後まで残らなかった。普通に考えると怖い人間性だ。とにかく誰一人、シャアを追いかける人にすら共感できるエピソードはなかった。必要最低の情報が羅列されている演出であり、それを派手なアニメーションとオシャレな歌で引っ張れると制作陣は踏んだのだろうが、共感できる感情なくして物語はありえないと思う。
この映画はロボットが動いているだけで視聴者の心が動くと思っている人しか楽しめないだろう。CGの発達した今のこの時代に。
面白いか面白くないか?で言えば面白かった
一番初めのガンダムテレビシリーズリアル視聴世代で、それなりに思い入れのあるであろう庵野氏、鶴巻氏らの「自分たち流にファーストガンダムを弄ってみたいなぁ」という願望と、新シリーズを上手く宣伝して幅広い世代に浸透させたかったバンナムの思惑が一致して出来上がった作品なような印象を受けました。
前半のパートの設定は斬新といえば斬新で、オールドファンは喜ぶ演出かも知れませんが、個人的には思い切った演出でインパクトを与えつつオールドファンを取り込もうとしている意図が見え透いているように感じました。
とはいえ、面白いか面白くないか?で言えば面白かったと思います。
前半部分は、映画紹介のあらすじとして書かれている後半パートの内容とは全く違う展開で始まったので、「あれ?上映劇場の選択時に違う映画を選んでしまったのか?」と焦った気持ちになりましたし、お馴染みのキャラやMSの登場にはやはりワクワクする気持ちになりましたから。
全194件中、21~40件目を表示