「最初がクライマックス」機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning おきらくさんの映画レビュー(感想・評価)
最初がクライマックス
出オチ感が凄い。
最初の設定で面白いことするなあとは思った。
この映画を観た多くの人が「何も情報を入れずにすぐ劇場に観に行け」と言っていた理由は分かった。
でも、興味深かったのは最初の10分ぐらい。
その後の話に興味が湧かなかった。
個人的には最初の『機動戦士ガンダム』テレビ版をDVDで観たぐらい。
観た当時は熱中してハマるぐらい楽しめた記憶はあるが、今となっては内容をほとんど覚えていない。
あと、映画版を何本か観たが、こちらもほとんど記憶に残ってない。
そのくらいの人間からすると、冒頭に起きていることの意味は理解できるが、その後出てくる登場人物がどういう人なのかの記憶が曖昧で、登場人物の多さに頭が混乱した。
完全にガンダムファン向けの内容。
ガンダンシリーズに触れたことがない人には意味不明な時間が続くのでは?
前半と後半で絵柄が違うので、別のアニメが始まった感じ。
前半は今までのガンダムっぽく、後半は近年のアニメっぽい。
ガンダムファンかつ近年のテレビアニメファンでないと厳しい内容に感じた。
ここからはこの映画を観ていて気になった部分。
モビルスーツ簡単に盗まれすぎ。
最高国家機密っぽいのにガバガバセキュリティ。
都合の良い展開多すぎ。
どれだけの偶然が重なっているのやら。
これがディスティニーというやつですか?
説明台詞多すぎ。
テレビアニメやドラマを見慣れている人なら問題ないのかもしれないが、普段映画ばっか観ている人間には違和感が強かった。
上官が部下から耳打ちされた内容を全部すぐに復唱にした時は驚愕した。
後半の初戦闘はエヴァの二番煎じに感じた。
あれだけ舐めた状態でも勝利しちゃうと、シビアな命のやり取りに感じず、真剣に見る価値ないように思えてしまう。
身バレしたらまずいと言いながら、変装がエヴァっぽいスーツとニット帽だけで、顔が丸わかりな気がするが、あれでなぜ大丈夫なのだろう…
最初は映画料金追加してDolby Cinemaで鑑賞しようとしたが、そうしなくて本当によかった。
それでも高いけど…