「序盤は金のかかった同人、後半はそれなりに。」機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning ぬこのすけさんの映画レビュー(感想・評価)
序盤は金のかかった同人、後半はそれなりに。
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序盤のifの部分はシン・●●シリーズでも強く感じたが、オリジナルの素人にはよくわからないネタをこれでもかと詰め込んで、身内(というか庵野だけ)が悦に浸っている感覚を強く感じて、正直キツイものがあった。
(今回は庵野は直接関わってないらしいが、制作陣に何かしらの注文を付けずにはいられないはず)
シャアの行動原理や周り時の状況が、なろう系の主人公みたいにご都合主義&説明セリフのオンパレードでガンダムの重厚なシナリオからは程遠いものだった。
30分程度で1年戦争の物語を説明しようというのは元から無理のあることに加えて、オリジナルの世界観から無理やりジオン勝利にさせようと思ったら、これほどの無理をしなければいけないのかと、富野シナリオがいかに考えられていたかを再認識させられた。
また新しいシャアの声優さんだが、演技が棒読みになっていて違和感のレベルを超えていた。
一番きつかったのは、事前にわかっていたがガンダムのデザインだった。
全く新しいデザインにするのはいいのだが、どう考えてもエヴァっが混じっている。
ガンキャノンに至っては弐号機の四ツ目ですよ。
いつジークアクスがご暴走してチンガードが割れて口を開くかと違う意味でドキドキです。
本編に入ってからだが、自分はこっちの方が安心して楽しめた。
1年戦争の要素が殆ど関係なかったのは大きいとは思うが…。
これまでのガンダムと同じで、別世界の話と思って観ていれば十分に面白いと思う。
現段階で各キャラの行動原理がことごとく謎すぎるので、今のところは★3でいいかと思う。
ただ、ファースト要素の扱い方を間違えると一気にアンチが増えると思うので制作陣は十分注意して面白いものを作ってほしい。
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