「みたいものをみせてくれる」プロジェクト・サイレンス 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
みたいものをみせてくれる
事故により倒壊しかかった橋からの脱出劇(と思ってた)が何故プロジェクト・サイレンスなのか、と思ったらそういうことか。
オープニングから(こういうの好き)、壮大な音楽の流れるエンドロール(こういうのも好き)まで、これでもかこれでもかの危機また危機の連続。ディザスターフィルムお決まりの人間模様もくどくなく、物語の流れにしたがって解ってくる脚本と演出。(こういうの大好き)
二枚目だけど非情さも少しある主人公のイ・ソンギュン、
「ランサム」に続いて男前だけど三枚目パートのチュ・ジフン。まさにはまり役。
下手に奇を衒ったり、オリジナルを改変したりしてガッカリさせられることが多いけれど、これでいい。
観たいもの(観たことのあるもの)を観せてくれる。
観終わった後の満足度大でした。
イ・ソンギュンさんはとてもいい声をしてるのに、吹替版の上映が多いのが残念。
続きが作れそうな終わり方だっただけに本当に残念。
ファーストキスの松たか子じゃないけど犬があまり好きじゃない。それでも昨年観た韓国映画で犬っていいなと思ったのに、ゴルフクラブであんなことするんだ。
パニックモノにありがちな人間模様ストレスがほとんどなくて、スッキリ気分良く(デザスターですが。。)見られましたよね。伏線ばらまいてさくさく回収するのも気分が良かったです。
自分を犠牲にした老夫と認知症の妻以外にさほど悲惨さは感じずで、犠牲者がたくさんいたのに無惨な遺体が目立たなかったのもストレス低めだったのかもです。