「笑わない母親」レッド・バージン ゆうきさんの映画レビュー(感想・評価)
笑わない母親
自分を犠牲にして創り出した作品である天才的な娘。もはや人間ではなくアンドロイドが何かを創り出した感覚なのだろう。愛情と憎しみの狭間にいた母親は、完璧でないからと娘を破壊した。子供ははじめは親の言いなりでも成長して自分の世界を持つ、感情があるのだ。がんじがらめに縛りつけられた娘がこんな悲惨な結末を迎えるとは。女性の自由を訴えている自分自身の自由がなくてかわいそうだった。極端ではあったが子供を支配したり子供から搾取したり似た様な毒親はいて、テーマは現代にも通づるものがあると思った。
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