LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族のレビュー・感想・評価
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思っていたのと違う..
このシリーズは大好きでかなり楽しみにしておりましたが、戦闘がかなり多く、ボコボコにされているのを見てなんか悲しくなりました。
次元大介の墓標や血煙の石川五ェ門の時のような、次元の渋さ、石川五右衛門のかっこよさがあまり見受けられませんでした。
あと、ムオムが某アニメキャラの設定に似ていました....
また、ヤエル奥崎と次元大介の決着もしないままですし、ホークは崖から落とされて以降出てこないですし、序盤に出てきた弓を持った敵キャラも
ちょっと邪魔してそれ以降出てこないですし、
戦闘シーンももっと張り合ってほしかったです。
もっと尺長くていいんで、納得できる作品が見たかったです。、
無かった事にして下さい
1st、対マモー、カリ城なんかの旧いルパンの亡霊に憑りつかれて、長年ルパンを追いかけてきた。「次元大介の墓標」に出会って、そのシブさ・カッコよさ・エロさ・音楽の良さに心を盗まれてしまい、小池ルパンに傾倒してきた。劇場版が作られる気はしてたし、「墓標」のラストの事からも対マモーのリメイクになるものとばかり思っていた。期待を胸に、いざ劇場へ。…ん~何じゃこれ。こんなファンタジックホラーバトルアニメを観にきたんちゃうねん。なんかみんな追いかけられてボコられるだけ。奥崎さんの方が活躍してるやん。ルパンに狡猾さもシニカルさの欠片も感じられん。次元も五右衛門もシブさや強さがあんまり感じられん。不二子のエロさも足らん。何でルパンはダサいポロシャツなん?次元はなんでハット被らんの?銭形は終始パイロットスーツ?何か自分の中でコレジャナイ感が膨れ上がってしまい、期待が大きかった分残念で仕方が無い。対マモーのリメイクやったらあかんかったんかなぁ。返す返す残念。そう言えば自分は007シリーズも好きで、丁度クレイグボンドの「カジノロワイヤル」に衝撃を受け心盗まれたけど、その後の作品がどれも面白いと思えず残念な気持ちになったのを思い出した。
自分にとっての全盛期ルパン
長らくルパン三世の新作を全く見ていませんでしたが、
今回、約30年ぶりの新作2D劇場版という事で劇場で鑑賞。
子供の頃、熱心に見ていたルパンはTVシリーズのPART2でした。
PART1も好きですが、私にとってのルパンは赤ジャケットの彼です。
毎週、ルパンや次元や五右衛門たちと一緒に世界中を旅した気分に浸っていた子供時代でしたので、数年に及ぶTVのPART2が終わった時はかなり寂しく感じたものです。
そのPART2が人気絶頂だったあの当時に公開された映画が「ルパンVS複製人間」、当時はサブタイトル無しの「ルパン三世」というタイトルで公開され、ルパンの集大成といった感がありました。
途中、あの人物の登場で分かりましたが、今日鑑賞したルパンは、「ルパンVS複製人間」に繋がる物語で、私が子供の頃に見ていた、あの大好きなルパンでした。なので、久々に童心に帰って夢中でのめり込み。大満足で劇場を後にしました。文句なしの星5つです。
ただし、「ルパンVS複製人間」を知らない人にとっては、意味不明で腑に落ちないラストだったと思いますので、この映画鑑賞前か後に「ルパン三世 ルパンVS複製人間」(1978年公開)を観ることをお勧めします。
小池健監督新しい作品待ってます!
今回の作品とても面白かったとは心から言えないのが個人の感想です。
面白かった点として、
・各キャラクター(次元、五右衛門、銭形、峰不二子)が1人1人活躍していて、どのキャラクターが好きでも楽しむことができた。
・戦闘描写がとても綺麗に描かれていてワクワク感はとても良かった。
・主題歌のB'zの曲がルパン3世ととてもマッチしていて楽曲としても、主題歌としてもどちらも最高だった。
この3つが今回の映画の良かった点として個人的に思いました。
ですが悪かった点として、
・ルパンの良さがあんまり出てきていない。
・謎が謎のまま終わってしまった。
・他の作品を見ていないと楽しめない。
この3つが個人的には残念だと思ってしまいました。
今回の作品は映画のキャッチコピーでもある通り、
「すべてのルパンにつながる話」
とあるようにいわばこのお話自体は、小池健監督が書いためちゃくちゃ綺麗なあらすじ映画みたいな感覚だった。
個人的にこの作品の前、小池健監督の4作品が他の監督の作品に引け劣らないし、さらに画風や物語の構成がものすごく好きだった為、前日譚にしちゃうのはもったいない気がして悲しかった。
あと今回は順当にいけばルパンが活躍する話なはずなのに、あんまりルパンが活躍していない印象ではあった。
確かに島の謎を解き明かして、最終的に物語の結末を終わらせたのはルパンであるが、作中次元が言っているように、
「ルパンは逃げ足が早い泥棒」
そこがルパンの良さだと個人的にも思うのだが、島からどうやってルパンが逃げてきたのかが書かれていなかったり、そもそも今回の話的に逃げると言うよりか、立ち向かっていく話だった為ルパンの良さができっていない印象。
前の4作品がとても綺麗に各キャラクターの良さが出ていて、さらに脚本も良かった為ものすごく物足りない感が半端じゃなかった。
小池健監督のルパン3世として前日譚にするのではなくて、謎も全部回収して終わって欲しかった気持ち。
とは言えこの作品自体、映画の予告でも言っていたように前日譚としてはものすごく次が気になる展開で、自分自身家に帰って速攻ルパンvs複製人間を見てしまった。
一本の映画として見るのではなく、今回の作品は次につながるためのあらすじを見る感覚で見るのが丁度良いのかと個人的に思いました。
全てが物足りない作品
ルパン好きで小池監督のTHEIIIRDシリーズも全部見てるけどこれは途中寝そうになった。
どうして今作が物足りないのかははっきりしてて、要するに本作が「マモーの前日譚だから」だ。墓標や血煙みたいなキャラ掘り下げが本来なら今回はルパンの番になるんだけど、ルパンの掘り下げ本番はマモーなので今回はやるわけにいかない。本番控えた単なる繋ぎ回が物足りないのはそりゃそうだろう。
その上マモーで各キャラの見せ場があるから今回はそれ以上にかっこよくできなくて、今回皆を活躍させないための毒で全体デバフという、下手にマモーへ繋げようとした分全てが物足りない感じに。
前回の偽ルパンといい今回のヤエルといいオリキャラ無双みたいになっててルパン好きとしてはすごい不満!
繋ぎ回なら繋ぎ回で、今までの墓標や血煙をふまえた上での共闘やトリックを見せてくれたらいいのにそれもなし。
例えば、ヤエルも次元と連携して敵倒すとかダメだったのか? まともに撃っても避ける敵に、墓標を生かしてお互いの弾道変えて勝つとかさあーー
ムオムさんもデバフ状態のルパン達相手にイキってるみたいでいたたまれない……自分の体の上に物騒な武器並べてるのもよくわかんない……落石程度で血栓とか弱点ヤバすぎないか
しかもそうやってマモーにつながるよと主張しまくった割にはマモー時のルパン達とキャラが違いすぎて、ルパンて監督の差でそういうもんだと割り切れない人には違和感しかない。
THEIIIRDシリーズ自体はユーモア抑えめシリアス路線でこれはこれで一貫して面白かったから、こんなことなら下手にマモーへ繋げなかった方が良かったのではと思わざるを得ない。
以下細かいツッコミ
・ムオムさん復活機能の手がかりとはいえ言葉がどうとか設定必要?あと通訳なら全部訳せ。観客向けに字幕出すの萎える
・銭形警部がルパンがマグマに……!とか悲しんでたけど落ちても火傷もしないような風呂レベルとマグマなんて立ち上る熱さで違いわかるのでは?
・オリキャラ無双といっても今回新しく出てきた手長足長な人とか弓のお姉さんとかはあまり生かされない、いやホークも
・謎の骨折描写はなんなの骨折り損てこと?
最後にいいとこも挙げておく
・音楽と絵
・ルパンに対する皆の信頼感
・ルパンと次元のやりとり
・ルパンと銭形のやりとり
・小林次元への献辞
今までの小池監督の、墓標等のキャラにフォーカスした作品がよかっただけに、ラストがこれなのが非常に、非常に残念。
中途半端。淡々と物語が進む。
私は前作は次元の墓標と五右衛門の作品のみ視聴していたが、冒頭であらすじが大まかに説明された。この点はとても助かった。
ルパンのハードボイルド調な画風は、私はそんなに気にならなかった。が、不二子は個人的にはうーん、と思った。カラフルなだけでは?と思った。
本題だが、話が淡々としていて、深くもないし浅くもない。
問題1 ムオムというキャラクター。不死身というより超人な何か。
本作の敵、ムオムは不死身と映画で説明されていた。が、あれは不死身を強調しているというよりも、反射神経やパワーが人間を越えた超常現象を操るジャンプのバトル漫画のラスボスのような存在として描かれている。ルパンは泥棒の話ではないのか?これじゃあワンピースさながらのバトル漫画じゃん。血族と言うタイトルも良くない。ムオムの正体が最後に分かるが、血族要素は薄い。血族と言うからには代々の繋がりがないと意味不明になる。
問題2 泥棒してない
作品中でも『自分たちは泥棒であり、復讐はしない。お宝を盗む。』とルパン本人が言っているが、結局お宝はない。それに相当するものもあるが、お宝としての価値は強調されていない。最後に破棄している。ルパンはあくまでも泥棒である。その泥棒稼業の合間に敵対勢力となんやかんやし、変装や道具を使って出し抜くからルパンなのである。拳銃の名手の次元や剣術の五右衛門ならいざ知らず、ルパンは頭脳で敵を欺いて欲しかったなぁ。
問題3 小池ルパン作品の繋がりが薄い
いつからこの最後の作品の結末が決まったかは分からないが、他の小池ルパン作品の関連がとても薄く、別になくても話がそんなに困らないのが問題。この結末に華を持たせるなら、最初の次元の墓標の時から黒幕を匂わせたり、不死身のムオムの体のヒントになる生物の話を出すなり、そういうことを散りばめておくべき。ヤエル岡崎が使う銃器は実は謎の超高度な技術で作られていたとか、ホークの腕力は実はマモーの研究で得られた副産物の超人薬だったとか。そういう小出しのヒントをずっと匂わせておけば、この映画を見ながら徐々に視聴者が感づいたり、はたまた予想以上の仕掛けに驚かされたりすると思う。それが、没入感や、楽しさ、になったと思う。この作品にはそうした場面が無く(私が知らないだけかもしれないが)、いきなりルパンが推理した結論を言うもんだから、没入できない。もっと端々で4人で相談したり、何気ない一言を言わせたりして、視聴者にも謎解きをさせるべき。あのクラゲで気付けるなんてマニアか生物学者だけじゃない??
他にもあるがこのくらいです。
もしもこの作品に私が手を加えられるなら、
・ムオムの超常パワーは無しにし、単純に不死身の体にする。血族感を出すために、ムオムに一族と言えるようなバックボーンを与え、それを説明させる。
・お宝として、不死のレシピ、みたいなものを作る。
・今作を1作品として独立させ、ヤエル岡崎やホークやワケわからんキャラは出さない。モブはもっとモブにする。意味不明な島でなく、黒幕の秘密の研究開発施設みたいな所を舞台にする。ワルサーなような毒ガス展開は消す。
・ルパンが頭脳とテクニックで敵を欺き、泥棒する話にする。
・銭形、五右衛門、不二子にちゃんと脇役としての仕事を与える。
かな。
以上、素人のレビューでした。
不親切な部分と良い部分が混在する映画
総評
楽しい冒険活劇としてのルパンではなく、(モンキーパンチ先生が作り上げたルパンをベースにした)小池監督が構築した「新しいルパン」として再定義を感じた。
IP(作品ブランド)存続のために挑戦的なルパン像·作品を長期にわたり打ち出した姿勢は本当に評価したい。
ただ映画作品としては伏線の雑さや物語構成の粗さが目立っていて、テレビシリーズとして時間をかけて描いて欲しかったと感じた。
それと同時に冒険活劇を求めるユーザーや次元大介の墓標·血煙の五ェ門から続く、より強い血生臭さとハードボイルドさを求めるユーザーから見るとこの映画は物足りなさを感じると思われる。
総じて挑戦的な試みとしては面白かった!シリーズをおっているファンとしてはちゃんとルパン映画として成立する見ごたえある1本だと感じた。
良いと思った点
·サリファと森川葵さんの演技
声優経験が浅いと思われるが、逆に功を奏していたと思う。ベテラン声優陣とは異なる「純」な演技がサリファの無垢さ、残酷さ、異質さ(血生臭い世界におけるイノセンス)を強調していた。
ストーリーにおいて「盤上から外れた導き手」としての立ち位置も良い。
·ムオムの性質
中盤以降サリファの通訳なしでは意志疎通できなくなる、徐々に喋ることができるようになるという構造が伏線として機能していた。
単なる強い異形の敵としてではなく、弱点を導き出す点として機能していた。通訳としてサリファの存在意義が物語上必要となっていた点も良い。
·毒ガスというタイムリミットの設定
緊張感を維持する演出として効果的だった。
単なるアクションの応酬ではなく、時間制限のある中での駆け引きはよかった。
·頭脳派ルパンの再構築
冒険活劇というより、死と隣り合わせの中で冷静に状況を打開するルパン像を再構築してくれたのは評価したい。針の穴を通すような緻密な計算と大胆な行動力(戦車をぶつけて血管を止めるなど)とのバランスがかっこよかった。
·没入感あるバトルシーン
どこを切り取ってもかっこいいと感じた。演出も構成もスピード感と緊張感があってスクリーンで見ていて興奮した。
·過去作品および小林清志さんへのリスペクト
サリファ(複数人)の声優に、過去作品のヒロインを演じた声優陣を起用していた点が粋!
エンドロールでは小林清志さんへの感謝が込められており、シリーズファンとしては心が震えた。
ただの続編ではなく、シリーズの歴史を大切にしようとする製作陣の姿勢が伝わってきた。
思うところがある点
·事前視聴が必要な関連作が多すぎる
映画単体では理解しにくい場面、人間関係が多く、初見に不親切。
少なくとも下記3作品は視聴が前提。
「次元大介の墓標」
「血煙の石川五ェ門」
「銭形と二人のルパン」
小池監督のシリーズを全通してるファンには良いが、映画単体で完結してないため、理解が難しい箇所が多々ある。
·一部の伏線や設定の扱いが雑に感じた(以下一部例)
○ムオムと島の正体について
「島が生き物だった」という設定には驚きがあるが、その伏線や描写が薄く説得力にかける。島自体が意思をもった生き物という描写をもっと追加してくれれば説得力があった。
○銭形のシーン(特に武器回収のシーン)
意味ありげだが物語に特に絡まないシーンが多々あり肩透かしに感じた。
○サリファが複数人いる設定
重要な情報のはずだが、活かし方が弱い。もう少し展開に絡めて欲しい。
○せっかく過去作品から続くハードボイルドなコンセプトが薄い
アクションとミステリーと硬派と…をたくさん詰め込みすぎて、今まで築いてきた小池ルパンのハードボイルドな世界観が薄まっていたように感じる。
·登場人物が多すぎて視聴者の整理が追い付かない
ネームドキャラを含めて、サブキャラクターが多すぎて焦点がぼやける。例えば弓で襲ってくるゴミ人間など、一見強敵かと思いきやストーリーにほとんど関係なく存在意義が不明瞭。もう少し人物に優先順位をつけて絞ってほしかった。一部のネームドキャラクター(特に不二子·ホーク)がストーリーにほとんど関与しておらず不完全燃焼。
(ルパン>次元>銭形>>>五ェ門、不二子というストーリー上動かしやすいキャラクターの差は理解できるが…)
さすがに平均点低すぎないか??
タイトルの通り、特にコメント残さないつもりでしたが悲しくなったので☆4つけときます。
いやわかるよ、ストーリーが複製人間の焼き直しみたいとか前日譚でしかないとか、前日譚にしても辻褄合ってなくねえか?とか。
言いたいことは分からなくはない。
全編通して島でサバイバルしてるもんだからルパンの映画見に来た感はかなり薄いですよね。
だけどこのクオリティで10年以上にも渡ってルパン三世を作ってくれたことが何よりもリスペクト&感謝なんですよ。
ストーリーに関しても、そもそもvs複製人間に最大限のリスペクトを込めて、一作目の次元大介の墓標から前日譚をやるつもりでしかなかった。
なのでこの終わり方で僕は十分満足出来たし、この着地しかなかったように思う。マモーに直接絡むとかは絶対にないと思ってたし。
一部で囁かれていたように、小池ルパンが実はvs複製人間の冒頭で死んだルパンのクローンなのでは?というのもたしかにそれでも面白い展開だったと思うが、それなら抱えた矛盾が大きすぎる。
じゃあ行動をともにした次元たちルパンファミリーはなんなの?とか、クローンならわざわざ殺し屋を仕向けて消すほどの人物ではないだろとか。(もちろん記憶改変とか色々後付は可能だが)
メタ的には、銭形と二人のルパンでクローン出したのにくどくない?とか。(あれが本当にクローンかはわからないけど)
一点噛み砕けていないのが、島での不二子が最後に取った行動。
あれでvs複製人間でマモーにいきなり捕まってた伏線になるのか?と思いきや最後のシーンで普通にいるし。
不二子はあそこで一体何を見たのか?普通に出口?そんなことある?
自分が見落としてるだけな気もするので、わかる方いたらご教示願いたいです。
The ⅢRD Eye
ⅢRDシリーズ3本に直前に配信されたとっつぁんの話を予習復習しての鑑賞。
特典はミニ資料集でした。
ハードボイルド全開でした。
OVA3作のように1人にフォーカスを当てた作品よりかはメインをルパンに、そして一味を描くといった感じだったので若干ばらけてしまっていたのと、爆発多めなので泥棒としてのルパンとしての魅力というよりかはアクションルパンだなーという感じでした。
ここまでが60分強の作品だったのが90分強になったのが少し影響したのかストーリーも少しダレてしまった印象もありました。
ただ人物紹介がめちゃめちゃコナンで笑ったのでOKです。
割と序盤がピークだったかな感は否めないのは正直あります。
一味が集合して島へ向かうところで何故か操縦できるとっつぁんが思いっきり銃撃戦に挑むわ、どこからともなく飛んできた銃弾に突き落とされて、バンジーで脱出するものもいれば、刀でいい感じに浮遊する五右衛門もいれば、そのまま地面に突っ込んでいくルパンと島に辿り着くまでがドタバタしていて、尚且つ空気がシリアスなので普段のルパンでは味わえないものがあって面白かったです。
主要キャラはブレる事なくそれぞれの道を行っているのでそこんとこは満足です。
全体的に劣勢なので、派手な見せ場がどうしても少なくなってしまったのは惜しいですが、不二子ちゃんは相変わらずセクシーでたまらなかったです。
ムオムのパワーバランスがイカれまくってぶっ壊れているのもあって、シンプルなバトルものになってしまっているのが楽しいんだけどコレじゃない感が強かった要因だと思います。
もちろんムオムも過去作にはしっかりいるキャラなので、登場自体はなんら問題ないんですが、今作のインフレ具合を見る限り出る作品を間違えたんでは?というぐらい別作品のキャラになってしまっていて残念でした。
島全体が実は○○だ!というのはルパンでわざわざやらんでも大丈夫では?となってしまいましたし、一応伏線は張っているにしろそんな教育的なと思ってしまいました。
過去作で出てきた敵キャラを魔改造しての復活というのは面白くもありつつ、あんだけ叩きのめしたのに大集合させるんだという違和感もあったりでイーブン。
ヤエル奥崎はかなり出番があり、かつ自分の考えを改めながらも自分のために戦うというのが義手スタイルにマッチしていて1番カッコよかったかもというくらいには良かったです。
ラストシーンは利子をつけてお返しという約束をやってのけているので、こういうテンションで全編観たかったぜ…!とはなりましたが、最後の最後にそれが観れたので結果オーライです。
B'zの主題歌はギラッギラにカッケェですし、背景に流れるイケイケなルパンたちもカッコいいですし、それまでの本編のモヤモヤを吹き飛ばしてくれるくらい良かったです。
ⅢRDシリーズは無事終劇。
ちと消化不良にはなりましたが、おふざけ少なめルパンの供給はありがたいですね。
これからのルパンの展開にも要注目です。
鑑賞日 6/27
鑑賞時間 15:10〜16:55
好き嫌いは分かれますが‥‥
公開4日目にようやく鑑賞出来ました。
日を追うごとに評価が驚く速さで下がっていたので一抹の不安を抱えながら劇場へ。
結論から言うと私は十二分に楽しめました。このシリーズは「次元大介の墓標」から大好きで原作に近い乾いた雰囲気を映像化してくれた監督、スタッフの皆さんに感謝です。
「墓標」のラストシーンからマモーの影は描かれていたので、「ルパン対複製人間」につながる今作のSF寄りの脚本にも抵抗は感じませんでした。むしろ、その位は劇場版のスケールとしてありかなと。(オリジナルのマモーだってあれだけ巨大な脳でしたし)
★5を付けたかったのですが‥‥、以下の理由から0.5下げてしまいました。
・ヤエル奥崎に対してホークの扱いが悪過ぎる
(今後のTHE THIRDシリーズに出番でもあるのか?)
・芸人の声優器用
TVスペシャルならまだしも、このシリーズの世界観には不釣り合いな気がします。エンドロールの雰囲気と芸人さんの名前の字面が合ってない。
以上、個人の勝手な感想です。大好きなシリーズなので今後も作り続けてほしいです。その期待と感謝を込めてのレビューでした。
ハードボイルドも華やかさもない
シリーズの方向性としてハードボイルドとなっているが、
本作は常にヘロヘロでやられっぱなしのルパン一味を見ることになる。
当たり前だがやられっぱなしである以上華やかさも無く、
脇役の方が活躍しカッコいいという始末。
もちろんヘロヘロである以上ハードボイルド感も無く、
敵もボスラッシュで常にやられっぱなしでそこに漢を感じられない。
そのボスもイマイチ刺さらない微妙なデザインが多く、
過去3作のような輝きも見られない。
特に一番脅威だった中ボスが結局なんの回収もなかったのはかなり駄目。
では最後の最後にどんでん返しがあるのかというと、
ちょろっと反撃してそれで終わり。話としても弱すぎる。
各所に旧ルパンの要素があり若干それが面白い程度。本当に見どころがここしかない。
作画は良い方だが、感動するほどよいかと言われるとそうでもない。
個人的に次元が一切帽子被っていないのはイケてなくここは本当に気に入らない。
さらに映画あるあるだが中学生か?と思うような下手くそなゲスト声優を当てており、
たまに出るくらいなら良いがずっと出ていてまぁ不快のなんの。
これは中々注意したほうが良い要素。
別に次作に繋がる要素も特になさそうで見る必要も無いと思われる。
へろへろなルパン一味をハードボイルド画風で見たいという方はおすすめ。
そんな人はいないだろうが。
人を選ぶのも仕方がないけど、それでも新しいルパンを見たいという人にはみてほしい
個人的には面白かったがやはり細かいところで気になる所があって、ここでのレビューも拝見したうえで思うのが、今まで既存のTVシリーズやTVスペシャルを見てきた人たちには少し受けが悪いのかなと思った。
まず、本作は次元大介の墓標から続いた既存の映像作品とは独立した(雰囲気的には)シリーズという点であること。わたしはこのシリーズが好きだったので面白かったし、似たような人たちには受けはそこそこいいと思う。
それでも新規の方や前作から年月が経っているので、冒頭10分あるかないかぐらいの今までのあらすじが流れました。
それでも公開前に配信した二人のルパンを見てからの方が話はわかりやすいと思います。
個人的によかった点としては、本作でやっと栗田さんらしいルパンを演じられたということだと思います。いままで先代ルパンこと山田さんを意識した演技でしたが、本作では栗田さんのルパンを見られてとても嬉しかったです。
栗田さんだけではなく、他の4人の方も本作でいまのルパンファミリーになったなと思いました。
またルパンと次元の関係についてもよかったです。例えるならば、テレビ版のような相棒になる前の関係でしょうか。まだ相棒ではないが、次元はルパンという男を理解しつつ、ルパンもまた次元を信頼しているような、ちょっと語彙力ないのでうまく言えませんが、最後のシーンなどはそのような関係に思えました。
悪かった点
特に酷いのがキャラの無駄遣い。序盤から強そうな敵キャラが出てくるのだが、普通なら最後に各々が倒すのかと思えば、別にそうではなかったというオチ。だったら最初から出すなと思ったし、せめて途中で倒せと思った。
また、過去作で出てきた敵も登場するのですが、別に次元が倒すわけでも、五右衛門が倒すわけでもなかったので少し肩透かしを暮らしました。
それも相まって、次元、五エ門、不二子、銭形の活躍はとても中途半端で、たぶん五右衛門が一番扱いが悪い気がします。
あとサプライズではありませんが、エンドクレジットに先代次元である小林さんの名前が二回もあったことです。過去作のあらすじがあると言いましたが、そこではまだ小林さんの次元だったので、大塚さんでとり直したのかと思っていたのですが、そこは変わらず小林さんだったのでちょっとうるっときました。
これが最終章なんて、、(泣)
言っちゃ悪いけど、率直な感想としてはワルサーP38の劣化作品だと思いました。
島に入る展開は同じなのに、話の中身が薄すぎ。前作の伏線をシーンや話に入れれば良いのに、基本回想。というか回想まじ多い。
ルパンがハードボイルドに活躍しながら、次元達と島の脱出を試みる展開を期待してましたが、ルパンだけ裏で単独、3人は集団でダラダラとムオウにボコられるだけ。モブにすら悪戦苦闘の始末。
それに展開早すぎだし、息もつかせぬ展開がほとんどなく、少し後半になって飽きてました。
ルパンファミリー弱体化させすぎて笑いました。
ルパンは基本戦闘パートで活躍なく、最後まで毒ガスで大半苦しんでるだけで、、謎解き要素もほとんどなく後出し回想でこれがこうだみたいに言われてもね、、
次元は序盤からいった活躍なく、ムオウにまさかゴミ人間以下と言われる始末。さらに決めてのシーンはヤエルにもってがれて、次元がいる意味は?何でいるの、、?と、今回本当に不遇です、、
五右衛門、不二子は完全に空気。基本この二人って、ファミリーがピンチの時に突然現れて、チート級のバックアップをしてくれるはずなのに、今回は基本ボコられるだけこれといった活躍なし。
銭形もルパンをただ追いかけるだけのストーカーのようで、共闘するかと思いきや、それらしい熱い展開もなし。
弱体化してるから、戦闘シーンもなんかつまらない。ハラハラしない。
6期もでしたが、ルパンは本当に監督に言いように使われますね笑
これが本当に墓標→血煙→嘘のラストと思うと本当に残念になりませんが、たった一つ良いところがあり、小林清志さんのお声をスクリーンで聞けたことでしょうか
やっぱ辛えわ、、(あとだいぶPV盛られてました笑)
今さらマモーに結ばなくても。
小池健監督の一連オリジナルシリーズの完結編。ルパン三世は何度もテレビシーリズやスペシャルドラマ、劇場版でリスタートをするもどこかチープな話やご都合ストーリーで不発でした。しかし、小池監督のルパン三世は一味違い、ハード路線とリアル展開をしながらも重すぎない絶妙な世界観に今度こその期待をしました。ストーリーは地図に存在しない島を支配しているムオモ。どこかであった話どころか黒幕はマモーです。ムオモといってもマモーのコピーそして島全体がムオモというここも寄せた話。展開はテンポ良く、小池監督の世界観は維持されているので重厚さとアダルトな描写は満足します。しかし、よもやよもやの第1作の前日譚でしたとは興ざめでした。ここまでの世界観があるのであれば完全オリジナルにすべきでした。最初に戻るのであれば、テレビシーリズの第1クールに繋げて欲しかったです。
忘れた・・・
各一味の話に直結してるのだが、もう何年も前なのですっかり忘れてしまっている
なので雰囲気を味わうというシフトにギアを変えた よく解らんけどでも、世界観は面白い^^
これがシリーズの終わりだとは…
次元大介の墓標を初めて見たとき、衝撃を受けました。今までコミカルなルパンしか知らなかったのでなんてハードで渋い作品だと。その時からこのシリーズのファンになり、不二子からかなり待たされての続編しかも劇場版と言うことでとても期待してました…のですがまさか悪い意味で裏切られるとは思ってませんでした。
映画内の設定が矛盾してる所がちらほらあったり首をかしげる所があった。(自分で銭形を呼んでおいてお呼びでないと言うルパンや普通に喋ってたのに急に喋れなくなるムオム、骨折描写の後に普通に動きまくってる次元たちなど)ルパン一味の見せ場が中途半端で終始ボコボコにされてるイメージしか印象に残らないのも良くなかった。特に不二子は何もしてない上他のシリーズであったもろ見えのB地区もなし。謎に出てきて雑に退場させられる弓の女と首の長い男。かませ扱いのホークに比べて活躍しすぎなヤエル岡崎、ホークにももっと出番増やして欲しかった。途中に入る回想が多くてテンポが悪くて感じた。作画もあまり良くない上CGのクオリティが良くないのか浮きまくり。
そして個人的にダメだと思った所はシリーズで共通してあったそれぞれの主役のアイデンティティやプライドで 敵に決着つけてたのにそれが一切無かったことと複製人間の前日譚的な感じになってること。特に後者は色々と矛盾してないか?ってなってしまう。
良かった所は少し多すぎとはいえヤエルの共闘などカッコよかったのとちゃんと小林清志の次元も見れてスタッフロールにも名前とメッセージがあったところくらい。
正直怒りよりも困惑とガッカリの方が勝ってしまいました。これがシリーズの終わりだと思うと…
今のルパンと昔のルパン
やっぱコミカルなシーン(ルパンの日常生活や一度盗みに失敗して作戦を練り直したりするシーン)とかある方が頃のほうが好きでした。
最後、決めるところは決めるのはルパンらしくて良かったと思いますが、次元や五ェ門や不二子がもっと活躍して欲しかったかな。(五ェ門の斬鉄剣がほぼ「空気」だったのが悲しい。極論をいうと主人公達は別にルパン達じゃなくてもいい気もするぐらいでした。)
ストーリーでは「なんでこんな行動してるの?」っていうシーンが何か所があって若干理解に苦しみました。
音楽は世代交代感を感じました。
あと作画はシリアス、コミカルとかで分けてあるのかもしれませんが「お宝返却大作戦」の頃のほうが好きでした。
不死身のクラゲ猿
ルパン三世は、刺客を送り続けてきた黒幕の正体と隠された莫大な財宝を暴き出すため、次元、五右ェ衛門、不二子と共に世界地図に存在しない島を目指した。しかし、その島に近づいたとき、乗っていた飛行機が島から狙撃され、撃墜されてしまった。一行が不時着したその島は、朽ち果てた兵器や弾道ミサイルが山のように積まれ、また、かつては兵力として使われ、捨てられたゴミ人間たちが徘徊する場所だった。霧に覆われたその島には、毒が充満していて、24時間以内に島を脱出しないと死に至るという環境だった。島を支配する男ムオムは不老不死を掲げ、世界の支配を狙っていた。彼には銃も刀も通じない、死なない敵を前に、ルパンは知略を尽くした戦いに挑み・・・さてどうなる、という話。
こういうストーリーが面白いかと言えば、個人的には全く共感出来なかった。
泥棒なのに何も盗らなかったし、次元や五ェ衛門は活躍の場が無いし、不二子も誰も騙せなかった。
エロくもなく、笑いもなく、冴えなかった。
銭形が飛行機も操縦でき、スーパーマンでルパンに協力するという設定も、ほとんど必要ない訳だし。
ムオムを倒してもまだその裏が居るというのも、なんだかなぁ、だった。
全57件中、21~40件目を表示