LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族のレビュー・感想・評価
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ハードボイルドの世界観が生かされない「モンスターとのバトル作品」で残念 (クリカンは名演!)
小池監督によるスピンオフ「LUPIN THE IIIRDシリーズ」4作の続編で、劇場版第1作「ルパン三世 ルパンVS複製人間」の前日譚。
上記シリーズは、あの有名な大野雄二によるテーマ曲を使わず原点回帰を目指すハードボイルドの世界観が良いのだろうと思われますが(未見…本映画の冒頭でダイジェスト紹介で観る限り)、本映画は「地図に無い島でのモンスターとのバトル作品」なので、その渋さが全く生かされなくて残念。
ルパンが生真面目一辺倒で、面白みに欠ける。この時期は、まだまだ若くてやんちゃだったのでは?(クリカンは名演!まさにルパンになってる!)
また、不二子が全く活躍しないのが大きく不満。
マモーの声が、最初、オリジナルの西村晃にそっくりでした。
イマイチ華がないルパン三世
とりあえず今作の前日譚である「銭形と二人のルパン」はアマプラで鑑賞しました。
小池健監督のルパン三世の印象の中でキャラの作画については大変魅力的ですね。大人が楽しめるまさにハードボイルドな雰囲気で統一されていると思います。その中で特に峰不二子は過去の不二子ちゃんの中でダントツで好みでございます。若干小娘っぽいところはありますが、そこがまた良い!
ルパンもあの懐かしいグリーンのジャケットを着、原点回帰した様なイメージで見た目は大変好印象です。ただその行動については常に予想の先を行き、敵や時に味方まで騙しうちをくらわせる様な大胆不敵さ、知能犯的な臨機応変な行動が、かなり足りない様に感じました。残念ながらハードボイルドな脚本、演出を意識しすぎたのかルパンらしい軽妙な属性をことごとくスポイルしていた様に思います。これじゃ本当にただの泥棒?です。しかもなんも盗まないからコソ泥でさえない!
また、島のシステムがボスが倒れたネタバレ後も、なんのことやら分かりませんてした。こんなにチートなボスにしては産みの親の黒幕のポテンシャルを軽く超えてしまうのでは(笑)。そもそも黒幕の◯モーはクローン繰り返しているだけで、厳密には不老不死でないし無論、不死身であるはずもないのに。あれじゃ吸血鬼ですよね・・・あれってそもそも、そういう話でしたっけ?(笑)
映画:複製人間は、個人的にあまり好きな話じゃなかったので、あの話に繋がるなら、さらに興味が薄れちゃいますね。
では。
これまでの壮大なストーリーが綺麗に回収・・・されてるかこれ?
2025年劇場鑑賞191本目。
エンドロール後映像無し。
でも途中ではあるので慌てて席立たないよう。
久々のルパンの劇場版ということですが、あれ?今までの次元大介の墓標とか血煙の五右衛門とか峰不二子の嘘とかあれ劇場版ちゃうの?
峰不二子の嘘が2019年に作られて、それから全然音沙汰なく、投げっぱなしかよ!と思っていたらいきなり銭形主役の配信と、今回の映画がセットで発表されましたがそれまでの3作の細かいところ全然覚えてないです。HUNTERXHUNTERかよ!
まぁなんか大きな組織がルパン一味を狙っているということで、今回ようやくその全貌が明らかになるということですが、今までの路線に比べてファンタジー要素が強すぎて、まぁ元々ルパン三世の世界観として超常的なお宝とか敵も珍しくはないのですが、今回はちょっとそこを考慮してもやり過ぎかなと思いました。後五右衛門もっと強いと思うんだけど・・・。
もう一声ほしかったが、やはり小池ルパンはかっこいい
ルパン三世は、ハードボイルドで、クールで、天才的な泥棒だ。
決して間抜けでなければ、悪党を挫きかわい子ちゃんを助ける義賊的ヒーローでもない。
しかし放送コードでそれが薄められ、最後にはカリオストロの城が作り出した、「年を取って丸くなったルパン」という人格こそが「ルパン三世」なのだという印象が広まってしまった……。
TVアニメ PART6の評価に続き、現状この映画のレビュー点数が振るわないことからも、やはり悪人としてのルパンは大衆受けしないのだと少し悲しく感じます。
峰不二子という女や次元大介の墓標を公開当時から見続けていました。
最近音沙汰がなかったものの、ここに来て一気に2作公開!しかも待ちに待った劇場版!
THE FIRSTは3Dへの初挑戦という失敗できないということでカリオストロを踏襲したものでした。それは仕方ありません。
しかし、LUPIN THE ⅢRDは、今まで実績のある小池ルパン。
我々の求めていた大人向けのルパンがついに劇場に来たのだ!!!
胸を躍らせ、公開初日に劇場に向かいました。
結論から言えば、かなり満足。
小池ルパンを、より長尺で、より大きいスケールの物語で見られたことはとても嬉しかったです。
異次元の強さを持つ敵が現れ、ルパンの頭脳が解決する。
今までスピンオフでそれぞれの特性が描かれていたところから、ついにルパンの頭脳に焦点を当てられた。
様々な伏線がありつつも、見事に問題を乗り越える流れは、まさに求めていたLUPIN THE ⅢRD ルパン三世編でした。
また、過去作品を見ておらずともある程度わかるような親切な説明も入っており、初めて劇場で触れる人にも配慮されていました。
(初めて劇場でLUPIN THE ⅢRDシリーズを見る方が今作を気に入るかは別問題ですが……)
過去作品を見ている人であれば、意外なキャラが活躍を見せて心躍る場面も。
しかし、次元大介の墓標ほどの痺れる感覚が感じられませんでした。
「はぁぁ……」と息の漏れるような感嘆はありましたが、思わず「ヒューッ!」と言ってしまいたくなるような、あの衝撃には達しませんでした。
欲を言えば、ルパン三世本人に痺れるほどのかっこよさを感じる、そのもう一声がほしかったです。
あと、とあるキャラがすぐ退場してしまったことも少し残念ではあります。
他の方のレビューを見て思ったこと。
・カーチェイスが少ない、お色気が少ない
確かにおっしゃるとおり。この映画にはそういった「お決まり」はあまりありません。
服装ですら、ほぼ全員がアイコン的ないつもの服とは違う、平凡な装いです。
しかし、むしろそういった大衆への媚びを排除し、この作品でのルパン三世の物語を貫いたという姿勢を評価したいです。
この作品では、お決まりを入れればむしろ雰囲気を壊しますし、スーツで居れば「泥臭く動きにくい環境なんだからそんな服脱げばいいじゃん」となってノイズになりそうなところ。
だから、これでいいのです。
・前日譚に5作も?
たしかに前日譚になってはいます。
しかし、過去4作は1話完結ですし、今作も「若かりしルパン三世」を描く物語として、後の作品に続く一区切りとなっています。
たしかに煮え切らなさはわずかにあるかもしれませんが、視聴前の方は心配する必要はありません。
・ルパンたちが負け過ぎ
小池ルパン全体としてそういう作風です。
強大な敵が居て、最後に逆転する。
今作もそれを踏襲するため、小池ルパンを好むかどうかの問題です。
・栗田ルパンは山田ルパンに及ばない
たしかに、山田康雄さんの哀愁漂う奥深い演技には唸るものがあります。
対して栗田さんのルパンは、そういった面では劣るのかもしれません。
しかし、いやだからこそ、徹底的にクールを貫いたルパン三世の声として、栗田ルパンはとてもよく響くと思っています。
山田ルパンが素晴らしいのはもちろんのことですが、「栗田貫一のルパン三世」と「若くクールなルパン三世」は非常に相性が良く素晴らしいものだと感じます。
・かっこいいだけの作品、味わい深さがない
何が悪い。
私はずっと、ハードボイルドで、スタイリッシュで、かっこいいルパン三世が見たかったんだ。
義賊的な優しさやおちゃらけたコメディはない。
原作から更にハードボイルドを突き詰めた、このシリーズが私は大好きだ。
総評!
スタイリッシュ・ハードボイルドな小池監督の作風を貫いたLUPIN THE ⅢRDシリーズの正統劇場作。
「お決まり」や大衆への媚を捨てた、決して大衆受けはしない作品。
「尖っているからこそ、小池ルパンが好きだ!」
そんな方なら、劇場という最高の映像視聴環境で観劇して損はないでしょう。
まんま前日譚
ん〜っと
期待しすぎた…
お約束を排除した渋みしかないルパン
予習しておいた方がより楽しめると実感
the Ⅲrdシリーズを知らず、予告を見てハードボイルド調ルパンに惹かれて鑑賞しました。
初見は『vs複製人間』のファンなのでそこそこ楽しめましたが、知識不足を感じてモヤモヤし、初めてthe Ⅲrdシリーズの存在を知りました。
シリーズを観て登場人物のいきさつ、人となりを知って、ついでに『vs複製人間』を見直してからの鑑賞2回目でしっくり来た感じでした。
ストーリーと登場人物(どんなちょい役でも)がもう少し整理されていたら、もっと物語に入り込めたと思います。
(あれ、あの人物はどこにいる?とか余計な思考で気が散ることが多かったので)
配信で観た過去シリーズは没入感がありとても楽しめたので、この点はとても残念です。
ともあれ、令和に劇場でルパンが観られることに感謝。
本作をきっかけにthe Ⅲrdシリーズのファンになったので、この世界観のルパンをまた観られることを期待しています。
原作に対する思いは伝わる
次元大介の墓標
血煙の石川五右衛門
峰不二子の嘘
銭形と二人のルパン
と続くシリーズの最終章
何度も命を狙われてしまうルパン達は遂に黒幕となる世界地図には載ってない島へと上陸するのだがそこはまさかの魔の島だった。
自分も知らなかった劇場版は30年ぶりとなる劇場版ルパンの最新作!!
話としては少し物足りないながらもこの3DCGの中であえての2D作画のみでの動画は逆に目新しく感じ、ですが動きはすごく良かったです!ただ、ちょっとストーリー構成にはあの作品に繋げようと無理やり感があったり少し雑かな?と自分は感じてしまうところがあり残念かなと思いますがそれでもハードボイルド風のルパン好きにはいい作品だと思います。
テレビスペシャルのような明るい作品のルパンが好きな人にはちょっととっつき難いかなぁとは感じます。
まあまあの面白さ
小池ルパンは映画版4作全て視聴した上で鑑賞しました。
冒頭10分くらいかけてその4作のダイジェスト流してくれたので「親切やな笑」と思いました。
結論から言うと、往年のルパンらしいとんでもファンタジーとバトルが融合した、良くも悪くも大味の仕上がりになっています。
細かいことは気にすんな、のノリですね。
なのでカリオストロのような深い味わいは最初から期待してはいけません。
ルパンが好き、次元が好き、その程度のファンであれば充分楽しめると思います。
最近話題の《国宝》のように、映画館の環境でないと100%楽しめない!という部分は何も無いので、2000円払いたくない人は配信に来るのを待ってください。今年中には来るでしょうし。
若きルパン三世達が異次元の敵に立ち向かう物語
今までの''LUPIN THE ⅢRD''シリーズを履修していても中々楽しめきれるかわからない作品。
これまでの4作品はそれぞれ強みがハッキリとしていた(次元なら拳銃、五右衛門なら居合、不二子なら女の魅了、銭形は男の正義と思う)が、今回の話ではルパン三世という泥棒の魅力という約50年の放送により大きくなった解釈をもつ内容を映画のたった2時間にまとめようとしたものに感じた。つまり、本作のルパン三世はシリアスよりと言われているが『その信念はどのようなものなのかを魅せられた作品』だったと思う。
特にそう感じられたのは、圧倒的な敵を前にして手も足も出ない序盤~終盤(ここが今回の映画のある種不評をかってしまっているところでもあるかも)を終え最終盤に一世~三世の記録を破棄したシーン、そして盗んだものには思い出がついてるとしたシーン。再三になるが、今回の作品は圧倒的な敵を立てるのではなくルパン三世という泥棒の信念を立てた作品であり、その信念(かっこよさ)に改めて気付かせてくれる作品であった。
ところで、''LUPIN THE ⅢRD''シリーズの公式サイトに小池健監督の考えが載っている。今回の話はルパン三世がこれまでの修羅場を超える前の話である。「若きルパン三世達が異次元の敵に立ち向かう物語」なのである。それを踏まえると、今回のシリーズ作品を見れてほんとうによかったと思うし、小池健監督のシリアスな(ギリギリながらも信念はまげないかっこよさをもつ)若いルパン三世もまた魅力的に感じると思う。
今回の映画を観て、色々な感想がでると思うし、50年もの歴史から好き嫌いも別れるだろうが今回の映画が初で''LUPIN THE ⅢRD''シリーズを追えていない人には是非ともおってから、今回の世界(ルパン三世)観を楽しんでほしいと思う。
キーワードは''原点回帰''だが、その原点とはそれにより感想は異なるだろう。
原作への敬意を払った原点回帰で劇画タッチ、さらに徹底した大人向けでハードボイルド志向が特徴的で見どころ。
『ルパン三世』劇場版2D作品としては1996年以来29年ぶりの最新作『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』が公開。早速、TOHOシネマズ日比谷さんへ。
ご存じの通り原作の連載開始は1967年8月、TVシリーズ(第1シリーズ)は1971年10月から放送開始され、誕生からすでに半世紀以上愛される国民的人気長寿作品。
シリーズが長期化するなるなかで本作も『007』『ゴジラ』『仮面ライダー』『ウルトラマン』同様、時代の変化や空気、ニーズを汲み取りながら、作風を一変させてきました。
イタリアのマルコ・ヴィカリオ監督の傑作ケーパー映画『黄金の七人』(1965)の軽妙洒脱な雰囲気をモチーフとした第1シリーズ(緑ジャケット版)は完全に大人向けで重厚なハードボイルド作品でしたが、6年後の1977年10月スタートの第2シリーズ(赤ジャケット版)はスピーディーでテンポの良いスラップスティックなコメディータッチに刷新。但し、第1シリーズも根強い人気で頻繁に再放送されて、毛色の違うルパンを同時期に視聴していましたね。
そしてルパンのイメージを決定づけたのはなんといっても宮崎駿氏の映画初監督作品『カリオストロの城』(1979)。同作でアウトローではなく心優しい男と描かれ、同作の評価が上がるにつれてルパンのキャライメージも定着していきました。
本作『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』ではTVシリーズ『LUPIN the Third -峰不二子という女-』(2012)から連なる原作への敬意を払った原点回帰で劇画タッチ、さらに徹底した大人向けでハードボイルド志向が特徴的で見どころ。
作風的には諜報部員になりたてのジェームズ・ボンドを描いたダニエル・クレイグ版『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)からの一連のシリーズのような明るく陽気な3代目ロジャー・ムーア版とは違うシリアス路線と合致しますね。
まだルパンはじめメンバーが余裕綽々でなく常に切迫した緊張感が続くのもこれはこれで斬新、初期のハードなアダルト路線を継承した『ルパンVS複製人間』(1978)の壮大な前日譚というストーリーラインも往年のファンには嬉しいサプライズでしたね。
※公開日の金曜ロードショーも『カリオストロ』ではなく『複製人間』の放送の方が良かったかもしれませんね。
本作だけの単独鑑賞でも本編最初に振り返り映像があるのでそれほど困りませんが、100%楽しむためには『次元大介の墓標』(2014)、『血煙の石川五ェ門』(2017)、『峰不二子の嘘』(2019)、少なくとも直前公開された『銭形と2人のルパン』(2025)を鑑賞しておくと小池健監督版『LUPIN THE IIIRD』をより一層楽しめるはずです。
ルパン三世Pat1に至る物語…とプロデューサーは言ってるけど、じゃ...
実に下らない物語りだった。
うーんそんなに期待していなかったけど、まさかここまでとは。オチも大概だし何したかったのか良くわからん。
泥棒だから何かを盗む話とかならまだしも何故だか命を狙われて地図に無い島に招待されたのでケジメをつけに行く映画。
ほぼ格闘や銃撃など戦いばかりで物語に深みがない。しかも退屈で眠くなった。なんなの?
不死身繋がりのオチはあったがそれ???
この話は70年代の第一シーズンルパン(青ルパン)時代と赤ルパンとの間位の話っぽい。ギャグやおちゃらけなどほぼ無くハードボイルド系。冒頭の人物説明からしてそうだ。
アクションは凄いがそれだけ。
続きの映画作ったり最初の映画のリメイクなんて作らないよな?
なんか色々興醒めした。ルパン好きにお勧めしたい映画では無い。
あと気になったのはルパン三世とか峰不二子とか次元大介とか皆が皆フルネームで言うんだよね。
あれはルパンの仕業だ!と言う所をルパン三世の仕業だ!とか。今まではルパン三世作品の中では断りを入れない限り言わなくてもルパンと言えばルパン三世なのに。良くわかり合った間柄ならフルネームで言うのは最初だけで後は名前か苗字だけの場合が多いのになんかくどいし他人行儀に聞こえるし何で?
なにがしたいのかわからない
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