LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族のレビュー・感想・評価
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シリーズ物ならそう言って欲しかった。失敗した。
注意:小池監督の手掛けたTV(?)シリーズを観ていないと楽しめない…かもしれない。
映画は基本予備知識を入れずに観る派なので、失敗する事が多い。今回もそれだった。
そもそも、ルパンは無印とpart2、カリ城しか観ていない(2自体いまいちだったので3からは全く観ていない)
それが、30年振りの劇場版と煽られ、B'zの曲も格好良かったので、ちょっと観てみようという気持ちになってしまった。確かにポスターに全てのルパンに繋がる的な煽りはあったけど、特定のTVシリーズ?の最終章的立ち位置だとは分からなかったよ!
正直、色々引っ掛かり過ぎていまいち充分に楽しめなかったのだけど、こちらのリサーチ不足のせいもあるので、評価は手控えました。多分それまでのシリーズを知っていたら、もっと面白かった筈。
ただ、それを差し引いても、 一本の映画作品としては内容が薄い(過去作の説明を除いた本編のボリュームが少ない)ような。
あと、無印以前の前日譚という事らしいけど、明らかに矛盾する部分が多いので、異次元(パラレルワールド)の物語と思う事にします。
カッコイイから良いかあ~
小池健監督のルパン完結!
小池ルパンのカッコ良さ
次元大介の墓標にてマモーの登場を見てから足掛け約11年、待ちに待ったシリーズ完結編がついに映画で観れたコト自体がたまらなく嬉しい。今回もヤエル奥崎を筆頭に敵キャラがみな個性的でもっと各キャラのバックボーンを知りたくなる魅力に溢れていました。ルパンvs複製人間に繋がる前日譚的ストーリーでしたが、このヒットを機に、
この小池ルパンでのルパンvs複製人間のリメイク版を劇場で観たいと思った人は相当いるのではないかと思うので、これで完結といわず、更なる続編として劇場版を制作して頂けないかと願うばかりです。小池ルパンは所謂ダンディズムとリアルとアニメ的表現の絶妙なバランスがとても魅力的で、この世界観は小池監督にしか作り出せないカッコ良さだと思います。
暗め
もったいないカレーのような映画
色々な評判はありますが…。
とても味わい深い作品だと気づく
封切初日の朝、1回目の鑑賞。予告編で登場したムオムの正体、予告編で謳われた「すべてのルパン三世に繋がる」流れに満足した一方で、「これ、大衆受けは大丈夫か?」とほんのり心配を抱えて帰宅。数々のレビューを見て「あーそういう声も多いか…」と受け容れつつも、沸き上がって来たのは、「いや、私は面白かった。もう一度観たい!」という素直な気持ち。
公開から2週間経って2度目の鑑賞。自分の感覚は正しかった。
これまでのテレビシリーズや劇場版で描かれていた「完璧にキャラが仕上がっているルパン一味」はこの大事件を通過して出来上がったのだ、という視点で見ていたらもう楽しくて楽しくてたまらない。(分かる人には分かる例えとして、大ヒットゲーム「龍が如く0」をプレイした後のような気持ち)
ある程度の若々しい成功を収めた後に、とんでもないピンチに襲われた時、どんな発言・行動を取るかで今後の運命・生き様が定まっていくという姿をまざまざと見せつけられた。
小池監督の過去作(次元大介の墓標~銭形と2人のルパン)で素晴らしいエッセンスを加えていたジェームズ下地のBGMも健在でこの世界観を土台から支え、そしてB'zのここ近年の大傑作とも言える主題歌 The iiiRD Eye の爆発力は、次元大介の墓標から足掛け11年、溜まりに溜まったカタルシスを解消するには十分過ぎた。
様々な色眼鏡を外して、この映画の前後を自分なりにイメージする楽しみがある、そんな味わい深い作品だった。
0.5点のマイナスは、ムオムの描き込みが甘い、銭形の等身がブレる、といった作画の部分。日本のアニメ作画の基準はもっと高いところにあると思う。(EDのイラストは最高にカッコイイ、ここの部分のグッズが欲しかった)
そして、伝説へ
懐かしいキャラに会えましたね。三波春夫の歌声が、聞こえてきそうです。
モンキーパンチ氏ですが、当時、ルパンのテレビ放送に難色を示したそうです。それでもスタッフの熱意と、パイロット版を見て、許可したらしい。ただ、ひとつ残念だったのは、銭形警部の扱い。舞台廻しのズッコケキャラ扱いされたのは、心外だったとか。元々、銭形警部は、ルパンを追跡できる、希有な切れ者として登場したからです。
この映画は、原作愛、そしてモンキーパンチ氏へのリスペクトで溢れています。それだけで凄いことだと思います。
お話は、いわゆるエピソード0、ルパン伝説へと繋がるわけですが、私がちょっと気になったのは、モブキャラの皆さん。ゴミみたいな人生背負わされて、ゴミみたいな島に流されて、廃棄物としてあと24時間、お好きにお過ごし下さいね…って言われたら、皆様ならどうします?。今日が最期の24時間だとすれば、何を選択します?。
テレビにかじりついてルパンを見ていた頃、私はルパンでした。私は、私だけの特別な主人公でした。でも、今はどうだろう。マイクラの村人さんでいいや、何処か隅のほうで、モブる人生でいいや。そう思っているような。
…お前の素顔さえ、俺は知らない。
銭形の父っつぁんが、ルパンの顔に手をのばすエピソードが、原作にあります。
皆様は、自分の素顔を知っていますか。
奴はまた、とんでもないものを盗んでいきましたね。
もし、知りたいのなら、映画館へどうぞ。
お宝は灰になっても、私の素顔は、灰になりません。きっと、そこから、伝説は始まります。伝記なんて、私には不要です。
抱かれたものは、すべて消えゆく…
そう、俺の名は…
追記)
金曜ロードショー派と、70's派で、分断してますね。どちらにも属したくない私ですが、如何せん「風魔一族の陰謀」以降は、古本屋で買った原作を、拾い読みした程度。金ロー派の気持ちに、寄り添えません。ごめんね。ただ、この映画は、ルパンの持つ無限の可能性を感じる逸品だと思います。原作の洒脱さと、70'sの熱量に、今の作画クオリティが融合。ある意味、奇跡に等しい、全方位型の仕上がりだと思います。
そうそう、ルパンは時代の申し子だとか。彼が求めるお宝は、時代そのもの。彼が何を手にするのか、それは時代ごとに、私達が求めているものに、他なりません。本作のルパンが、手にしたもの(あるいは決意)を、皆様は、お持ちですか?。
今後、可能性が拡がるかどうかは、御見物の度量次第だと思いますが、この先、チャレンジが続くことを願います。ルパンの素顔は、御見物の数だけあるのだから。
今年ワースト映画
ふつうにふつうで楽しめた
劇画ルパン三世
何を述べたいか資格持ちが理解できないのがつらい
今年155本目(合計1,696本目/今月(2025年7月度)4本目)。
この作品自体は、小さい頃にテレビでやってたかな、くらいの知識レベルです。
ただ、はじめての方にも理解できるように、いわゆる自己紹介パートのようなものがあること、また、ストーリーにも配慮があり、あちらこちら飛ぶことがないようになっている点は良かったかな、というところです。
良かった点としては、こうした配慮がある中で、かつ単調にならざるを得ない100分ほどのストーリーの中であれこれ仕掛けがあり(だから、2回以上見るとネタバレになってしまう)、そういった点が「やや」コナン的な部分があるところでしょうか。一応、銃撃戦などあるのでPG12という扱いですが、それとて形式的なもので、それほどこう、どうこういうような部分(違法なことを殊更勧めるような発言)はなかったと思います。
一方で法律系資格持ちは言葉の使い方が変で何を言いたいか理解ができず序盤そうそうに詰んでしまうのがどうかなぁ…といったところです。もっともここも、「そこまで言う?」というところもまぁ理解はできるところで、うーん、どうだろうというところはまぁあります(厳密に言えば変だが、そこまで言っていると大半の映画が採点不能になるという論点)。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.8/(島への)上陸の「許可」がない、という発言)
「許可」は行政法(学問上の意味)での学問上の意味で、「一般に国民に認められていない行為を、ある条件のもとでその禁止を解除する行為」をいいます。例えば、医師として開業することは一般に禁止されていますが、医師の国家試験に合格して申請すれば開業することができます。これが「許可」にあたります。
一方、島への上陸や、ある海上を飛行機で航行する行為それ自体は何ら法に触れる行為ではないので、そこで「許可」という単語は「国語的には」ともかく、学問上は変であり、何か配慮がなかったのか…という気がします(ただ、「許可」は行政法上の学問上の用語であると同時に「国語辞典的な」一般的な意味合いも当然持つもので、それをどこまで気にするかは、かなり判断が分かれそう。ここまで言うのも資格持ちくらいしかいないかなというような気もするものの、一部のアニメ(一般的な映画ではなく、アニメ映画)作品では、なぜか極端に法律ワードをバンバン飛ばしてくる映画があるので、どういう採点幅にするのかも見極めが難しい)。
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にわか、子供向けルパン好きはやめたほうが良いかも
シリーズとしては最高傑作!
ただ、残念ながら、カリオストロの城(ジブリルパン)、part2、3の一般向けシリーズが好きな方は向かないです(攻撃的なことを言いますが、そこら辺が好きな人は評価しないでいただきたい)。
Part1、または、この大人ルパンシリーズ、vs複製人間が好きな人に向けては、相当刺さる作品だと思います。
大人ルパンシリーズのキャラの登場、また、その他作品のオマージュも含め楽しめる作品でした!
しかしながら、一般向きではない(PG12)ので、そこをわかって観ないと評価はできない作品だと思います。
また、ファンタジー要素を否定してる方がいますが、ルパンはファンタジーなので、そこら辺を楽しんでいただければと思います。
うぉえいおうぉいえぉいいおあ?
硬派で大人向けのルパン!だけどファンタジーな設定と全く噛み合わず...
作画はクセがありますが大変かっこよく、硬派でハードボイルドな大人向けルパンとして制作された意図が読み取れます。ルパン作品は久々の鑑賞でしたが次元大介が普通に帽子を脱いでいたり、不二子ちゃんの髪色が2色グラデになっていたりと新しい驚きもありました。
大人向けの重厚な作画や演出とは裏腹に...物語の設定が現実離れしていてどうにも没入感を得ることができませんでした。特に『不死身の敵』というのは頑張って倒しても秒で復活するため、アクションシーンの意味があまりなく爽快感もないように感じました。結果的には、からめ手でラスボスを倒すことになるのですがあまりかっこいい手法ではなかったなと。ボスを倒した時のカタルシスもイマイチなかったです。敵が無敵なので、戦闘は面白くなかったなと感じました。
批判が多いようですが私は好きです
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