「これだけだと.....」LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族 目失走さんの映画レビュー(感想・評価)
これだけだと.....
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正直この映画だけ見た時、残念という感想が一番最初に出てきた。
毒ガスで弱っていくルパン一味、いつものように最後の最後に5人で協力してやり返す場面も特にないまま、みんなよくわからんマモーの出来損ないにボコボコにされていき、ルパンが半分弱ったまま、流石の推理力ではあったが、ギリギリ死にかけで偶然勝った...という解釈が一番正しいんじゃないかと思うぐらいにはみんなダメダメだった。次元なんて酷いもんだ。最初に倒したヤエル奥崎よりも見せ場が少ないどころかゴミ扱い...五ヱ門も空手の応用のような波動でやられ、不二子なんて炙られかけるという始末。銭形に関してはほぼ記憶にないぐらいだ。
こんな点を考えると正直残念だった。
でも投げやりで複製人間を見てみたのだ。
少しずつだが繋がるところがあった。次元の異常なまでの帽子への執着は、この映画で帽子を無くしてしまったから、五ヱ門も様々なものを切り倒し、ルパンも不二子もケロッとしてふざけきっている。ジャケットの色、キャラクター性、色々なところを加味すると、なかなか無理矢理感が酷いが、でも繋がるところは確かにあるように思えた。だからこそ、この映画を見た時に複製人間を見たい!!!と思うような内容でないことが本当に残念でならない。
特にこの映画の前日譚。銭形と2人のルパンが最高に面白かったからなお残念としか言いようがない。
しかし私はルパンが好きだし、複製人間と繋げてみるとそれなりに良かったのと、いつも感謝を込めた星1おまけで正直3.5だが、4.5にさせてもらった。もっとこのシリーズを見たかったからこそ、広げた風呂敷をたたみきれなかったこと、とても悔しく思う。
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