「浄園さんにしてやられた!」LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族 かもしださんの映画レビュー(感想・評価)
浄園さんにしてやられた!
「待ちくたびれただろ」というルパンの台詞から始まる事で、1作目「次元大介の墓標」公開から実に11年も経った事を痛感させられてしまいました。
浄園佑さんが心血注いできた「「LUPIN THE IIIRD」シリーズもいよいよ本作で最後。
導入直後には今までの4作品をルパンの語りと共にダイジェスト映像が流れ出しましたが本編が始まると殆どノンストップで物語が進行していきます。
次元大介、石川五ェ門、峰不二子といった脇を固める面子の見せ場がそれぞれ展開され、ルパンも敵を前に闘いを強いられていきます。
前4作品を観ていない人にはキツいキャラや出オチとしか思えないキャラが出てくる為、「深掘りして欲しかった」という欲は出ちゃいましたが、スピーディーに展開する物語に圧倒されあっという間に終わってしまったという印象が残りました。
そしてエンディングにより明らかになる点に感服。
あるキャラクターがシリーズを通してちょくちょく姿を見せていたので関連がある事は認識していましたが、まさか前日譚だったとは思いもしませんでした。
これで物語がテンポ良く展開していた点にも納得できちゃいました。
早く帰って続きが観たくなりましたから。
浄園さんに「してやられた」と感じながら劇場を後にしましたよ。
コメントする