エム 絶望の世界

劇場公開日:

解説

パンデミックにより荒廃した世界を舞台に、森で出会い、希望を求めて旅に出た2人の少年に待ち受ける困難を描いたサバイバルパニック。

森の奥深くで厳格な父と原始的な生活を送る少年マルコは、父に森から出ることを禁じられており、ヘッドホンで聞く音楽と一冊の絵本だけが心の拠りどころだった。そんなある日、マルコは森の廃車で母と暮らす同世代の少年ミコと出会い、彼と友情を深めることで孤独を癒やすように。しかし父の目を盗んでミコに会いに行くマルコに、残酷な出来事が起こる。やがてミコを連れて希望を求めて旅に出たマルコだったが、森の外ではウイルスが猛威を振るう危険な社会が彼らを待ち受けていた。

「未体験ゾーンの映画たち2025」(25年1月3日~、ヒューマントラストシネマ渋谷)上映作品。

2023年製作/103分/北マケドニア・クロアチア・フランス・コソボ・ルクセンブルク合作
原題または英題:M
配給:プルーク
劇場公開日:2025年1月3日

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映画レビュー

3.5叙情的アポカリプス

2025年1月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 前半は、観客が少年の心情とシンクロできるように、あえてスローな展開にしているように感じる。
 色々あって、マルコは森で仲良くなったダウン症の少年ニコと一緒に希望の都市へ向かう。マルコが口にする白い妖精とは、母親の面影だと思っていたが、ラストでその意味が明かされる。

 パンデミックに乗じて極右政権が移民を強制的に排除したために内戦が発生したのか、それとも移民を排除するための生物兵器がブーメランとして全土に広がってしまったのかはわからないが、ゾンビウイルスによるパンデミックと内戦で人が住める場所はほとんどなくなってしまった。

 少年2人の演技力で極めて叙情的な物語に仕上がっている。わりと自分の好みでございます。

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bion

2.0枯れない葉っぱ

2025年1月4日
Androidアプリから投稿

悲しい

単純

難しい

外の世界の「悪党」から逃れる為に、父親と2人森の中で暮らす少年マルコが、水汲みに行って出会った少年ミコと森を出ることになる話。

少し歳上と思しきダウン症の少年ミコと出会ったことを秘密にしていたが、ある日父親と森の中を歩いていると、悪党と対峙するミコのママと接近し…。

あらすじ紹介にはパンデミックと記されていたけれど、中盤くらいまで、「凶暴化」ぐらいのキーワードしかなく、ゾンビというよりもバーサーカー的な感じ?

そして父親はなんでちゃんと教えてあげないんでしょう?

パニックスリラー的なものを期待したらだいぶ違う、悲しい世界を徘徊する無垢な少年の話しみたいな感じだし、特に終盤テンポが悪過ぎだしで、ストーリー的にはこれはこれで悪くはないけれど、わかりにくいところが結構あるし、なんだかファンタジー作品をみているような感じだった。

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Bacchus

2.0サバイバルパニックとしては期待しないほうが良い

2025年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

フォトギャラリーの画像に惹かれて視聴しました。

ウイルスが蔓延する世界から逃れるために、父と森で暮らしているマルコが描かれており、ミコと出会うことで母への思いを募らせることになるが、唐突に森にゾンビが現れたことで、マルコはミコを連れて森を出ていくことになる。
このシーンは悲壮感があり、マルコの表情も良いのだが、森で暮らしていたわりに、身体や服装が清潔すぎて、単に子供二人でピクニックに行っているように見えてしまうのが残念。
荒廃した世界にはゾンビがいるものの、なぜか閉所に閉じ込められていたりで面と向かって対峙することはなく、緊張感はない(どちらかというとゾンビより生存している大人の方が危険である)。

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しんかまぼこ

2.0話が話だけに…

2025年1月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

とにかくテンポがのろい。なんど睡魔が訪れたことか。前半パートが思い込み入りすぎて長すぎるのも難点。ぎゅっと展開つめたら半分くらいで落ち着きそう。

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peanuts