「「ヒッチャー」の亜流品と思いきや」シンパシー・フォー・ザ・デビル かもしださんの映画レビュー(感想・評価)
「ヒッチャー」の亜流品と思いきや
危険人物とドライブというネタを聞くと映画ファンならば名作「ヒッチャー」が頭を過ぎると思いますが、中身は別物で「弾けるニコラス君」がたっぷり堪能できる作品となってます。
彼のボルテージが徐々に上がっていき、クレイジーな演技が炸裂していきます。
ネタバレになるので多くは語れないですが、彼のイカれ具合が本作の要となっているのは明らかでした。
最後までニコラス君の動向から目が離せなくなります。
狭苦しい車内をより狭く感じるアングルから撮影している点も良かったです。
顔の近くで撮影された映像がより緊張感を高めており、気のふれたニコラス君と同乗している気にさせられます。
「どうすればニコラス君から逃げ延びることができるのか」という事ばかりが頭の中を駆け巡りました。
監督の思う壺です(笑)
公開されずに終わると思っていた作品だけに今回の上映は嬉しかったです。
危ないニコラス君に魅力を感じる人にはきっと楽しめると思います。
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