松任谷由実 THE JOURNEY 50TH ANNIVERSARY コンサートツアー movie 5.1ch/4Kのレビュー・感想・評価
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「50年でこのライブは凄い」
今年10本目。
109シネマズプレミアム新宿で。
50年で更に進化している。
旅がテーマ、海賊に扮したバックダンサーが由美さんのダンスと融合してとてつもない物に。
今日本一のライブだとそれと共にバックダンサーも日本一の人揃えたと感じました。
好きよキャプテン
田中道子と伊野尾慧が海賊船のセットの解体作業を手伝う「解体キングダム」の回はだいぶ前に見ていたので、あのステージが眼前に展開するのは感慨深かった。新米の船乗りが綴った日誌というコンセプトからすると、そのものズバリの(個人的に大好きな)「航海日誌」がかかるだろうと待ちかまえていたところなかなか聞けず、本編最後の最後になって歌われた時は、ほっとした。
松任谷由実は間違いなく日本を代表するシンガー・ソングライターだ。とりわけメロディメイカーとして出色で、70〜80年代は無敵だった。ただ歌唱力やダンスで魅了するパフォーマーではないので、コンサートでは巨大なセット、サーカスやアーティスティック・スイミングや象といったにぎやかしでショーアップする。その戦略は間違っていないと思うが、それでも先日再上映されたデヴィッド・バーンのあまりに簡素な舞台の「アメリカン・ユートピア」と比べると、そちらに深く感動してしまったのも事実だ。
共演陣ではサックス及びフルートの小林香織ががんばっていた。あんなに歌伴にはまるとは思わなかった。
圧倒的な音世界へ。
坂本龍一氏監修の音響空間は日常を忘れるほどに浸れる世界だった。
正直初めはあまり期待していなかった劇場版。パッケージリリース後に上映するというのもよほど自信があってのことなのか色々と半信半疑だった。
いざ始まると、どうしてライブ会場にいるのにポップコーンを食べているのだろうと錯覚してしまうほどのリアルさと没入感に驚かされた。埋もれがちな音や細部の音までよく聴こえてきた。TYPHOONのベース音はくっきりしていて跳ねるような音で、かつメロディに沿うように鳴っていて曲の世界観とマッチしていた。紅雀は思っていたよりも締まりのある音で生のグルーブ感が楽しかった。セイレーンは冒頭の透き通るようなコーラスと緊迫感のあるドラムの音が印象的だった。
とにかく泣けてきてしまい鑑賞後は涙で顔がぐちゃぐちゃに。ファンの方と誰とも会わなかったが逆に良かったのかもしれない。
この映画でしか体験できない世界、騙されたと思って一度観てみてほしい。
極上のライブ体験
坂本龍一さんも喜んでる
グラミー賞エンジニアとして知られるGOH HOTODAさんが、Blu-rayソフトの音声を全く別物に作り変え、まさにMovieの名にふさわしい作品に仕上げました。
コンサート会場の単なる再現ではなく、より映画らしく、映画館でないと表現できない工夫や仕掛けが、興奮と感動をもたらし素晴らしかったです。
海賊船が放つ大砲や炎が燃え上がる音、ダンサーたちの足音、ドラゴンの鳴き声…といった効果音はまさにMovie
映像中のユーミンやコーラス、バンドメンバーの位置にシンクロした音、そして息づかい。
拍手や歓声もリアルになり、コンサート会場の最前列、いやステージに上がったような感覚すら感じました。
この作品の楽しみ方は、皆様のコメントのように没入感にひたったり、応援上映で盛り上がったり、様々かと思います。
このような多様な楽しみ方ができるのも、5.1チャンネルのサラウンド音声あってのものであり、また、非常に手間のかかった調整によるものだといえるでしょう。
上映される映画館は、坂本龍一さんが手がけたサウンドシステムSAIONを備え、GOHさんの技術を十二分に表現できる環境と思います。
このサウンドシステムの能力を発揮して、私たちに最高の音を体験させてくれました。
もしかしたら、この作品をいちばん喜んでるのは、坂本龍一さんかもしれませんね。
全身であの時を感じられる映画
オープニング一つ目の音が耳に入った瞬間、一年前のライブ会場にワープしました。何度も足を運んだTHE JOURNEYツアー。あの時、あの場所で、私たちの席からは見ることができなかった感じることができなかったステージ上のアクターの足音、バンドメンバーの息遣い。映画として、一つの作品として加えられた音が、あの壮大なステージをさらに理解し感動を与えてくれます。
「TYPHOON」「青いエアメール」は音が作り込まれ芸術作品へと昇華されていました。「LOVE WARS」以降はライブ会場にいたときと同じ、全身でライブのエネルギーを感じ、私の感情はあの時と同じ状態でした。これはまさにマジシャンGOHさんの手腕なのでしょうか。
今回は通常上映の鑑賞でしたので立ち上がることも手拍子することもできませんでしたが、次回、応援上映で私の感情を爆発させたいと思っています。
新しいエンタメ体験!
まるで会場にいるかのような臨場感と、スッと画面の向こう側に引き込まれてしまう没入感が素晴らしかったです!とくに、"真夏の夜の夢"のときの全方向から打撃のように体に響く音圧で、アドレナリンが全開放されるような感覚でした!生ライブに負けず劣らずの最新&最高の新たなエンターテイメントだと思います!
また、観客としての感動を味わたのは勿論ですが、演者側を擬似体験できたことが大きな感動でした。ステージ上でユーミンたちが聴いているであろうサウンドが細かく再現されているなと強く感じました!こんな大変な環境の中で、私たちを楽しませてくれていたんだなと...
ユーミンチームの皆さんに感謝の気持ちで一杯です!これからもこういった企画を定期的に開催してくださることを祈っています!
没入しました。
ユーミンが仰る通り、コンサートがしっかりと新米船乗りの物語になっています。最初の頃は対立もあったが、最後には協力し合って和やかムードでめでたしめでたし。
以下、私のユーミンに萌えキュンポイントを記しておきます。
①心のまま「こころの」で胸をウホウホ叩く。
②紅雀「高く自由に」の表情。
③さまよいの果て波は寄せる…導入部でのセイレーン像とランタンの対比が大変美しい。
④セイレーン「愛せない」の表情。あー本当にもう誰も愛せないんだねって実感!
⑤Blue planet「光のナイフで」「垂直にすべろう」の空手チョップ!
⑥「埠頭を渡る風」イントロで観客の熱狂をシャワーのように浴びるユーミン。
⑦「真夏の夜の夢」イントロのパーカッション「トゥロロロロ〜」で右手人差し指を挙げた時のクゥーッとした表情。
⑧航海日誌…2番目の「悲しみは〜♪」でマイクを飲み込みそうな口の動き。
⑨守ってあげたい「つかまえてね〜」
⑩最後の挨拶…ユーミンがそんなことを言うだなんて!
他にもいろいろありますが、映画館でお確かめください。
松任谷由実という偉人と同じ時代に生きる幸せを実感しました。もちろん他のメンバー一人一人も素晴らしい。心技体が整ったステージです。今日は武部さんメインに…とか、アクターの動きを注視しようなどの楽しみ方もできると思います。
出航して50年をこえても「THE JOURNEY」は続く
1979年、私が10歳の時にユーミンのショーを初めて観て以来その世界観が私を支配し続けている。
「ユーミン」という言葉は世間的には松任谷由実さんのニックネームだが、ユーミンファンの間では松任谷正隆•由実夫妻が作る音楽とその世界観、それにかかわるバンド、コーラス、スタッフ、その作品に影響を受ける時代、風景、ファン…全てを指す言葉である。
「あなたにとってユーミンとは?」との問いに私は「冠婚葬祭」と答えることにしている。45年もユーミンの追っかけをやっていると、どんなに熱意を注いでいたファンも受験、入学、卒業、就職、結婚、出産など色々な人生の転機で離れていく。しかしそんなかつてのファンもユーミンのイベントでは帰ってくる。だから「冠婚葬祭」なのである。
これまで数々のユーミンのスペクタクルショーを観てきて、今回の「THE JOURNEY」も全54公演を観ることが出来た。松任谷正隆氏がトークショーであかした通り、ユーミンが愛してやまないProcol Harumの楽曲、"Wreck of the Hesperus"にインスピレーションを受けたこのショー。コロナ禍を経て世界から日々舞い込んでくる戦争や環境破壊のニュース… 50周年記念ツアーだからと言ってヒット曲メドレーになることもなく、「水の中のASIAへ」、2002年の逗子マリーナ、2003年の「SHANGRILA Ⅱ」、2006年の「THE LAST WEDNESDAY」など数々の過去のショーのオマージュでもあるこのショーのストーリーは「未来がより良い世界であるために」という松任谷正隆氏のメッセージとともに完結する。
プロデューサーの団野健氏は、坂本龍一氏デザインの109シネマズプレミアム新宿の「スーパーデッド」の音響でこの作品を上映したいと思ったという。
ドラゴンが吠え、ファイヤーボールがとどろき、ターンテーブルの回転やアクターのステップ音が加えられた音響、4Kによって細かな色彩まで完璧に表現された映像、これは既に発売されたBlu-rayとは全く違う作品と言っていい。
12月13日の公開記念舞台挨拶上映をご覧になったユーミンは上映後涙ぐんでいた。ユーミンはSNSでは「今まで関わってくれたすべてのみーーーーんなに感謝して、周り回って自分に泣けました!!」とコメントしたが、松任谷正隆氏によると「映画を観て単純に感激して泣いたのではなく、一人の人間としての自分と、演出されたステージの自分の乖離に泣けた」のだという。
活動開始50年を過ぎても「時空の旅」という永遠のテーマで創作活動の旅を続けるユーミン。
永遠の天才少女の「THE JOURNEY」はまだまだ続く。
ユーミンをまだ体験されてない方にも
コンサートは何度も観に行っています
Blu-rayも観ています
この映画になった作品は
コンサートとも別物かもしれません
会場で感じる熱気や空気感とはまた違う
ユーミンを間近に感じ
音が身体を包みます
映像が本当に綺麗でした
コンサートを思い出し、
また、新たな発見もありました。
ゆったりとユーミンと共に大海原へ
ユーミンのコンサートをまだ観たことがない方にもお勧めです
映画館ならではの映像体験!
まず絵の綺麗さと音の大きさ、迫力に圧倒される。
音が横から後ろから飛んでくる。
音の分離が良いせいか、演奏はもちろん歓声の一人一人が分かるくらい解像度が高い。
137分が体感40分くらいに感じられる。
映画館でしか味わえない体験とはまさにこのこと。
ロビーのラグジュアリー感、ポップコーン(無料食べ放題)の質も相まって、この値段決して高くない。
生き方そのものが映し出されている伝記のような映画
松任谷由実さんの生きる姿勢というか、生き様が映し出されていて、冒頭の曲から泣いてしまいました。(後半はずっと泣いてた)50周年、54公演というだけでもう言葉がありません。事実だけですごい。そして、このライブは別格に素晴らしい。つぶさな表情、息遣い、汗、彼女の動きの一つ一つが、しっかりと追いかけられている。映像を通して体に響いてくるのは、歌声だけでなくて、生きる彼女の息遣い。余すことなく、ステージを収める数十台のカメラ、さまざまなアングル、次々に繰り出されるパフォーマンス、ミュージシャンとダンサーの皆さんの表情もいい...😭 あっという間の2時間半の音楽の旅。もっと味わいたい気持ちになります。終わった瞬間、脱力して立ち上がれず!大画面で見る方がいいです。
最後に由実さんが語る言葉が、決して多くはないのに、すごく力があります。
この先の人生を、重ねていく勇気が湧く。
本当にすごい方です。素晴らしい映画。何度もみたい作品です。
ライブを観た方にもオススメです!
109シネマプレミアムの価格帯が、他の映画館よりお高めなので躊躇しているかもしれません。
でも、ラグジュアリーなラウンジで開始までゆっくりと過ごすことができ、ポップコーンと飲み物もフリーでいただくことができます。
そして、気持ちが高まったところでの本編!
ライブ会場の声援もそのままに、迫力ある音響!
ドラゴンの火を吹く音も⁉︎
4Kでのきめ細やかな映像スクリーン!
座席も少しリクライニングができ、コンパクトな座席数なので何処の座席から観ても満足できます!
最後は横浜アリーナのアンコールでのユーミンの言葉が心に響きます!
DVDやBlu-rayを家で鑑賞した人も感動すること間違い無しです!
このジャーニーコンサートは10回以上行ったユーミンファンです。 一...
このジャーニーコンサートは10回以上行ったユーミンファンです。
一年前に終わったコンサートを今更?Blu-rayの映像を映画館で?と思った自分を懺悔します。
素晴らしく!楽しく!リアルコンサートと同等かそれ以上に楽しんで泣きました!
ジャーニーコンサートを観た方は勿論、ユーミンのコンサートは興味があるけど観た事がない方も是非!
ユーミンがデビューから50年以上第一線で活躍している理由がわかると思います!
本当にオススメです!是非!
わたしのJourney(旅)
ユーミンのステージは実に文学的である。
今ではないいつか、ここではないどこか
のだれかの生き様を
ユーミンがストーリーテラーとして
いたこのように演じているもののように感じる。
The Journey では新米の船乗りの日記をもとに
ユーミン船長と旅をした。
物語と現実を繋ぐテーマは「反戦」。
船長は「人の知性を信じたい」と言っていたけれど
ツアーから約1年経った今
どこかで旅を続けているであろう船長や乗組員に
私たちは現状を胸を張って伝えられるだろうか。
この映像が録られた横浜公演を含め
今ツアーを20回以上観に行った
オタクとしての感想は、
常に観たい部分に
フォーカスされているわけではないが
双眼鏡で追いかけるというような
煩わしいことをせずとも、綺麗な映像で
寄りの画が見られるところに魅力を感じた。
ユーミンの汗まで見えるほどであった。
ライブ中はつい熱中してしまうが
落ち着いて俯瞰で観られることも
映画ならではの魅力ではないだろうか。
また、音の分離がよく
歓声にすらスポットライトが
当たっているように感じられ、
ライブ中は聴こえなかった音まで聴こえてきた。
(冷静さを欠いていただけかもしれないが)
追加されたドラゴンの声、アクターのステップ音、
ファイヤーボールの爆発音なども相まって
実際の熱気はなくとも
本当のライブに負けずとも劣らずな迫力であった。
5.1chサラウンドサウンドにリミックス、4K化、と
Blue-ray/DVDよりもさらにブラッシュアップされ
もはやライブ映像というよりも
ドキュメンタリーに近いという印象。
さいごに、ファンならばWINGS OF LIGHTの
ユーミンのコメントを一度は読み返してほしい。
『やがて届く「天国のドア」のライヴ・ヴィデオは、私の人生の大きな宝物だ。だって、これからも自分のステージをリアルタイムで見ることは決してできない(ということにかけては)世界一不幸な私への最高のプレゼントだから。』
30年以上の時を経て、
さらにリアルなステージをみせてくれる今作は
私たちファンだけでなく
ユーミンにとっても最高のプレゼントなのでは?
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