セプテンバー5のレビュー・感想・評価
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映画館で見る「娯楽か」というと微妙だが、観る価値はある作品
今年55本目(合計1,597本目/今月(2025年2月度)18本目)。
この映画のストーリーの大半は実史にとったものであり、何ならこのときの報道はギリギリNHK他でもドキュメンタリー番組でも見ることができるし(いわゆるNHKプラスのお話(権利の関係で放送から1週間まで)。静止画像ならいつでも見られる)、一定年齢以上の方は「そういう事件もあったっけ」で知っている方も多いと思いますが、この問題の背景は宗教論も絡んでおり、一般の民放が扱うことが少ないため、実質的に「お堅いNHK」しか扱わず、よって知らない、あるいはそもそも論で「NHKを見ない」人も一定数いますので、それをまたまとめなおして映画館で流す意味はあるんだろうな、といったところです。
結局のところ、安全を重視した体制にするのか(日本では、いわゆる立てこもり等は、犯人がテレビを見ていることも想定できるため、これらは強くは報道しない)、あるいは、憲法のいう「取材・報道の自由」を優先するのか(他国においても同趣旨の規定は、通常、憲法典の中にはあります)という2択論の話であることは誰でもわかるとして、映画内で描かれていたこともまた理解できるし、逆の考えも一つまた理解できるし、「あなたならどうする?」タイプの問題提起型の映画と解することも可能です(ただ、日本において、NHKなり民放なりのそこそこ「放送にかかわれるレベルの社員」になれるほどの人が、毎年何人就職しているのか、という実際問題はありましょうが)。
特に他の方も描かれていた通り、何をもって悪として善とするかという善悪論には基本触れず、ただ単に当時の事情を描くということに徹した点は、悪く言えば「眠いタイプの映画」ではありますが、問題提起型の映画とも解するなら一定の思想を強制するのも問題で、あえてここをぼかした本映画はやはり広い意味での問題提起型の映画というところで、決して「楽しい」映画ではないでしょうが、「教養アップには」良いのかな、といったところです。
採点上特に気になる点までないのでフルスコアにしています。
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(減点なし/参考(映画館帰責事由)/menuクーポンをひたすら渡されるのが謎すぎる)
まぁ、ここに投稿される方は多かれ少なかれこの点は気にされているのではと思いますが(中には、地方でアプリ(というより、menuのサービス)の提供サービス外でも配っている模様。よって、もらって帰って何か頼もうとすると「エリア外です」と言われたりする模様)、まぁ、2本映画を見て、一度出てまた入るとき、また配るの??っていうのもアレですが、最近はいわゆる入場者配布特典が週替わりするなど色々ありますが(最近の例だと「メイクアガール」)、その中に「忍び込ませてでも」渡そうというのは、それもそれでどうなのか…といったところです(ゴミ箱に、ポップコーン等以上にそれらが捨てられている光景を見るにつけ、紙資源の無駄遣いなのでは…といったところ)。
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世界がそれを目撃した日。
映画「ゾディアック」を観たときと、非常に似た気持ち、感触。
これから観る方は、事実に基づくドキュメンタリーとして、観てほしいと思う。
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当時の技術、仕事ぶりの再現は、素晴らしいものがあった。
半田付けして、その場で、線をつなげちゃう。とか
写真を新たに撮影して、拡大した写真にする。とか
テロップ入れがアナログ。スロー映像もアナログ。等々
主にキャスター、レポーターに光があたるが常だが、
技術スタッフ、管理職、裏方に光があたっているのが良い。
また個人的に、音楽表現も凄いと感じた。
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私は、恥ずかしながら、この事件を知らなかった。
鑑賞後、某国で飛行機テロが起こった際、
テレビをずっと観ていた自分のことを、ふと思い出した。
世界がそれを初めて目撃した日。
その日を境に、多くのことが変わっていく世界。その後の追及と、復讐。
この 9/5 も、きっと、そういう瞬間だったと想像する。
「生放送するべきだったか!?」という問いにも、賛否はありそうだ・・。
現在の世界情勢を考えると宣伝しづらいのか目立っていませんが、イスラ...
報道の責任
ABC対CBS
その後の報復合戦が終わらない
セプテンバー5
事件が現在進行形の中で、
場面が変わるたびに、ジャーナリストとしてのコンプライアンスと被害者関係者の人権や会社関係者との調整を配慮しなが実況中継を継続していく執念と機転が、スタッフ全員が見事に展開していく様は見ていて爽快だった。
ただ、全員死亡という現実を1人帰宅する車の中で、
ルーンはどの様に走馬灯を振り返っていたのだろうか?
そして、この事件以降もそれらの報復合戦が今も繰り返されている今を思うと9月はやばい月かな?
黒い9月
若い頃、事件の数年後に期せずしてミュンヘン空港内を乗換移動したこたとがある。
事件のことなどすっかり忘れていたが、空港ロビーを一歩出るとそこは戦場の様な機関銃を肩から下げた兵士が幾重にもいて、何度も検閲を受けた記憶がある。
それは、ミュンヘンオリンピックテロ事件によるものだと直ぐに分かった。
その後も報復合戦は繰り返されて、
9月11日に繋がったのか?
(^ω^)
1972年のミュンヘンオリンピックで起きたパレスチナ武装組織によるイスラエル選手団の人質テロ事件の顛末を、
事件を生中継したテレビクルーたちの視点から映画化したサスペンスドラマ。
「HELL」のティム・フェールバウムが監督・脚本を手がけ、報道の自由、事件当事者の人権、報道がもたらす結果の責任など現代社会にも通じる問題提起を盛り込みながら緊迫感たっぷりに描く。
1972年9月5日。
ミュンヘンオリンピックの選手村で、パレスチナ武装組織「黒い九月」がイスラエル選手団を人質に立てこもる事件が発生した。
そのテレビ中継を担ったのは、ニュース番組とは無縁であるスポーツ番組の放送クルーたちだった。
エスカレートするテロリストの要求、錯綜する情報、機能しない現地警察。全世界が固唾を飲んで事件の行方を見守るなか、テロリストが定めた交渉期限は刻一刻と近づき、中継チームは極限状況で選択を迫られる。
出演は「ニュースの天才」のピーター・サースガード、
「パスト ライブス 再会」のジョン・マガロ、「ありふれた教室」のレオニー・ベネシュ。
第82回ゴールデングローブ賞の作品賞(ドラマ部門)ノミネート、
第97回アカデミー賞の脚本賞ノミネート。
セプテンバー5
September 5
オリンピックでテロ事件が起こっただなんて…この事実を知らなかったの...
1972
スポーツ番組のスタッフ達が、ミュンヘンオリンピックで実際に起きたテロ事件に遭遇し、選手村で人質を取ったテロリストの報道に奔走する姿を描いた作品。 本年度ベスト!
冒頭はミュンヘンオリンピックの中継の様子が描かれ、お仕事映画のような雰囲気。
それが銃声が聞こえた瞬間、空気が一変!
背筋が凍り付くような緊張感で息つく暇もない展開に釘付け(笑)
テレビ局のディレクター、ジェフを中心に展開するストーリー。
テロリストが選手村で人質を取り立て籠る中、ジェフは中継を報道番組のスタッフに引き継がず、自ら陣頭指揮を執り、生放送で世界に情報を発信しようする展開。
「そこにカメラを!」「この角度から狙え!」 ジェフが的確に指示を出す姿は、緊迫感の中でも冷静にプロとしての誇りを感じた(笑)
通訳の女性も、人質となった選手たちの情報を迅速に収集し、スタッフと連携する姿が印象的。
受話器と無線を両手に持ち、情報を収集するジェフの姿が熱い!
情報が錯綜する中、視聴者に一早く真実を伝えたいジェフと、真実のみを伝えようとするプロデューサーとの間で激しいやり取りが繰り広げられるシーンが印象に残る。
報道の使命と倫理の間で葛藤する彼らの姿が心に深く突き刺さる。
先の読めない展開に引き込まれ、息を呑む衝撃的な結末を迎えた時は最近観た映画の中でも群を抜いていた感じだった!
テレビ画面に映し出されたテロップは、現代のデジタル社会からは想像もできないほど原始的な方法に驚きました( ´∀`)
デマが蔓延る現代人から見れば、ある意味「牧歌的」「良心的」な時代
本作のテーマは明確。
「マスコミの役割とは」だろう。
でも「答え」が提示されるワケではなく、彼らの葛藤描くことで、観客一人ひとりがそれについて考えることになる。
本作が現代に作られた意味、意図とは?
例えば20年前なら?
単なる「昔話」で終わってしまったのではないだろうか?
20年前との違いは「SNS」と「デマが蔓延る」こと。
本作の葛藤は現代のSNSではあり得ない。(現代のマスコミもないかも)
「良心」と「報道」の葛藤があった、
そして事件の結果に責任を感じる、という両方の意味で「牧歌的」だと思う。
あとは当日は中継するには機材と衛星の枠が必要で、だからこそ「本気度」が違ったのかな、と。
「俺達が撮って世界に届けるんだ」っていう気概があった。
今のSNSにそんなモノがあるだろうか?
葛藤も気概もないよね。
「報道」(SNS含む)の価値を見つめ直す作品だと思う。
マスコミが ますゴミ🗑️で無かった時代。
俺もこの時代ギリ覚えてる
NHKは 商品表示に巻紙をして隠し
特定の 私大の宣伝 コメンテーター 特定の私大の字幕はなかった。プロデューサー等の出身校
学歴番組もなかった。
先週Q9様マジ酷かった ふかわの背景に物凄くデッカく ・・・・大学 ダヨ 恥しれよ❗️東大特集なのに
そして な・ツネみたいな勘違い政治野郎もいたけど
基本的に 特定与党の 提灯持ち🏮報道は少なかったと思う なんで 選挙で惨敗負けた敗軍の将 持ち上げる❓
そう あくまでも今のますゴミ🗑️と比べれば
皆 情報の最先端を行っている 矜持があったように思う
権力への批判精神あったと思う
そんな古き良き時代のマスコミ作品。
全てが全て真実では無いだろうけど 美化もあるだろうけど
骨格は真実だと思う。
刻々と迫る状況に 真摯に対応するテレビ局マン に共感
ミュンヘン五輪での事件 と言えば
スピルバーグのメジャーな作品 タイトルそのまま 007ダニエル・クレイグの出世一歩手前 ホップ・ステップ作
があって 俺も勿論 観てるが
そもそも 作品の作風の前に 時系列が違う記憶が
🈶有料パンフは 制作無し
確かに 繊細な重いテーマ事実だから 意図的に制作しなかったのが理解できる。
まあ 俺は結果知ってるし ウイキペディア見れば結果は誰でもわかるから
『でも リアルタイムではどうなんだ❓』的な緊迫感のある作品 手に汗握る💦
後半の方は たぶん 報道陣厳重に規制されてて 撮れなかった部分 ということかもな
報道のあり方 というより 報道の原点を観た。今のますゴミ🗑️なら 陰で笑って放送してるだろなぁ
観客 上映回数絞ってるから 超🈵満員 隣の人の息吐く音がうるさかった でも 吐くなとは絶対言えないから
じっと我慢の子 😣 の俺だった。 スリリング作品 良い点は一回の鑑賞で済むこと
ちなみに 俺は 結構 学歴だけはあるけど 今の 放送姿勢は不満😑です 要するに 上から目線
人質救出作戦を米国テレビ局が生中継でテロリストに見せて死なせた‼️❓
薄味で物足りない密室劇
コンパクトな脚本の見事さ
ミュンヘンオリンピックの時、小学2年生だった私も、選手村での人質事件は何となく覚えている。また、同じような時期にあった浅間山荘事件の生中継も、楽しみにしていた番組が潰れてガッカリした記憶と共によく覚えている。
どちらも半世紀以上たったが、今も記憶に残っているのは、事件の大きさもさることながら、テレビでの中継映像の衝撃があったからだろう。
本作は、そうした、急速に普及が進んだテレビメディアが与えた影響と、何をどこまで伝えればよいのかという現場の模索について、当時の映像の手触りそのままに描き出すというスタイルを取りながら、実は今も答えの出ていない問題を私たちに投げかけてくる。(それも、スリリングなエンタメ作品として)
自社内でのイニシアチブ争い、警察との攻防、他局との駆け引き、スクープとファクトチェックとの葛藤などの他にも、ジェンダー差別や他宗教他民族へのマイクロアグレッションなどを織り込み、加えて、西ドイツという国家が、ナチスへの反省という点から、どれだけイスラエルに気を使ってきたのかまでもが、コンパクトに95分で描かれる脚本の見事さは、アカデミー賞ノミネートも納得。
今はやっと停戦しているが、ガザでの民族浄化とも思えるイスラエルの過剰な攻撃が報道されてきた中にあって、どうしてドイツはあんなに強固にイスラエル支持を貫くのかが個人的にはとても疑問だったが、ホロコーストだけでなく、こうしたパレスチナのテロ組織に起因した政府の失敗の記憶の累積も影響しているのかと思ったら、肯定はできないが少し納得した。
それにしても、テレビがオールドメディアと呼ばれ、個人のネット配信が当たり前になってきている中で、報道規範という部分は、これから更に大きな課題になると思う。でもそれは、視聴率や閲覧数などで利益が発生する仕組みの中では、作り手側の問題というより、受け手側の私たちが何を選んで何を観るかという問題なんだろうけれど…。
重い…
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