劇場公開日 2025年2月14日

セプテンバー5のレビュー・感想・評価

全173件中、81~100件目を表示

4.5もっと観られるべき

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

スピルバーグの「ミュンヘン」は未見で、事件の顛末は知らないまま鑑賞。
冒頭からテンポ良くずっと緊張感が続く作り。そりゃこのぐらいの尺でないとこっちの身体が保ちませんわ…
実話ベースなのでカタルシスはないが、結果的にどんでん返しはあったり(良くはないけど)して、すっごく『映画を観た』感覚がある。
よく考えるとかなりミニマルな造りでほぼほぼ室内劇なんだけど、当時のフッテージをたっぷり使ってそうと感じさせない上手い造り。
取り扱ってるテーマも、1972年の話ながら報道と正義、テロリズムやデマなど実に現代的なものでまったく古びてない。というか初期だからより純粋に課題が示されているとも言える。
これ、もっと観られるべき映画なんじゃないかな…
お薦めです。

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ぱんちょ

4.0NHKスペシャル風(ただし、ナレーションはなし)

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

知的

浅薄につき、1972年のオリンピックがミュンへンであったこと、またそこでこのようなテロ事件があったことも知りませんでした。

報道人の野次馬根性と倫理観の狭間で悩みながら、テロの実況の生放送に挑み、右往左往する報道クルーたち。
携帯電話もPCもない時代、トランシーバーやダイヤル式電話、ラジオ等を駆使して情報をやりとりしているのが懐かしくもあり、新鮮。
男性3人は誰が何の役割だか、結局最後まできちんと把握できなかったのですが、それでも全く問題なし。
メンバー内唯一のドイツ人女性、マリアンヌのしごでき()具合が光っていましたね。
一切の無駄もなく最後まで緊迫感を持って、再現ドキュメンタリーとしては楽しく見れる作品ですが、〆に何か考察があるわけではないので自分で深掘りして考えなければなりません。

過去の愚行を繰り返してはならない、というメッセージを含んでいるのでしょうが、今なお熱いイスラエルとパレスチナ問題、地理的に遠いというのと、宗教感の違いからかいまいちピンとこないのです。
多神教の日本人から見ると、聖地を巡って殺し合うとか、何もそこまで?と思ってしまうのですがね。(そんなに単純な話ではないのでしょうが)
彼の地にいつの日か平和が訪れることを願うばかりです。

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すーちゃん

3.5緊迫の報道戦

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

「黒い9月 」がおこしたミュンヘン5輪テロ事件の実話を元にした作品です。予備知識なしで観たのですが(想像ですが)当時の再現性と映像の完成度が凄く高い作品でした。完全にテレビクルーの目線で描かれている視点が新鮮です。当時の報道現場のドキュメンタリーのようにも見える程のリアリティがあり迫力があります。全世界に報道される映像と情報を取り扱うスポーツメディアスタッフの畑違いの報道戦は緊迫の連続でした。

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monchan

5.0テロリスト

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

約50年前に起こった事件なので、当時の記憶は無く、スピルバーグ「ミュンヘン」で知った事実

スピルバーグ映画が当事者視点で描かれたものに対し、アメリカのテレビクルー視点で描かれているので、事件の描写自体はないのだが、当時の機材(電話、無線…)を駆使して情報を得るアナログ式が緊迫感を煽り、時間も90分、最後まで映画を満喫

情報が錯綜するなか、最後の決断が…(事実を知っていても、知らなくても緊張感が半端ない)

ラストの車に乗り込んだクルーの一人の表情が観客の心情と同化

オワリ!

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うんこたれぞう

3.0常に緊張映画

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

テレビ局からカメラは出ずに取材映像、生放送と局だけで話は進む映画。手ブレの映像と音楽は緊張を常強いる。
ストーリーは単純で手垢のついた題材を違った角度から切り取る秀作。
ラストはどうオチをつけるかと気になったが、そうきたかと納得。
誰に感情移入したら良いのか分からずに物語には入って行けなかった。

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るい

4.0今を伝えるということ

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

インターネット環境もない、スマホもない、翻訳機器などもない。そんな環境のなかで、さながらアスリートのように、情報の壁、時間の壁、言葉の壁、国境の壁、様々な障壁をクリアしながら、現実を捉え伝えようと奔走したテレビマンたちの様子を、今そこに立ち会っているかのように錯覚させられるほどリアルにみせられました。それもあって、私がジェフだったとしても、「噂では…」と伝えることを選んでしまっていただろうな等と想像しながら観てしまいました。
「今ここにいる私たちが伝えなければ」という想いは、サウナのアウフグースを想わせるほどの「熱」というかたちでみせられた気がしました。

功と罪の両方をもたらした中継となったわけですが、関わる皆さんが現実に真摯に向き合った結果であったように見えましたし、伝えようという想いとディスカッションに基づく連携がなし得た結果だったのかなと感じました。

便利になり過ぎた今を生きる私たちがあの環境に置かれたとしたら、同じように行動できたのかな?と振り返ってしまいます。53年経った今、良くなったのは届けられる画質だけってことはないですよね。
もちろん作品として何らかの脚色がなされていることとは思いますが、現代の報道に携わる方々にも、この作品に出てきた人たちと同じ「熱」があることと信じたいと思いました。

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Eiji

3.5初めて知った

2025年2月17日
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この話は知らなかった。
前置きも長くなくモヤモヤする暇なく
えっ!あっ!と驚かされる場面もあり、そんなに移動ある話でもなかったが、内容に引き付けられる作品だった。
この話は50年前だが、いまも続いてる抗争。
そこにはモヤモヤする。

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黒雪姫(o^^o)

3.0実際に起こった哀しい事件であるが、捉え方と描写がもひとつに感じた。

2025年2月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

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The silk sky

3.5初中継

2025年2月17日
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鑑賞方法:映画館

知的

史上初のテロを中継。今では捜査や救助のため報道規制が当たり前だが、その前提など存在しなかった時代。初めての挑戦に一喜一憂し、打ちのめされる姿に革新の難しさを感じる。

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ショカタロウ

4.5期待度○鑑賞後の満足度◎ 先ず演出と演技が凄い。正に眼前で報道を見ている様な迫真性と緊迫感。テロの世紀の始まりの出来事を描いただけでなく現在進行形でガザで起こっている事とリンクする現代性。

2025年2月17日
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鑑賞方法:映画館

①「ミュンヘンオリンピック」は物心着いて初めて真剣に見たオリンピックだったので(「東京オリンピック」の時は物心着いておらず、「メキシコオリンピック」の時は幼すぎ)、この事件は子供心にも結構ショックだった。勿論、当時はパレスチナ問題なんて分からなかったけれども。今でも、オリンピックは平和の祭典なんて呼ばれているけれども、政治と商業主義に毒されているという密かに心に抱いている疑惑を払拭出来ないのもそのせいかも。

②演技陣のアンサンブルが凄いが特に中心となるルーン役のピーター・サースガード、ジェフ役のジョン・マガロが好演。
紅一点というわけではないが、この前観たばかりの『ありふれた教室』のレオニー・ベネシュが通訳のアリアンヌ役で鮮やかな印象を残す。

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もーさん

4.0緊張感が緩むことなくエンドロールを迎えた

2025年2月17日
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悲しい

怖い

難しい

実話だから、書籍やネット等から多くの情報を入手することができる。だから、鑑賞前から結末は知っていたのに、凄く緊張してエンドロールを迎えた。
半世紀以上前の話だから当然だけど、巨大なカメラ、ネガフィルム、大きな無線機、ダイヤル式の電話機等々「最先端の機器」の存在が時代の移り変わりを感じる。なのに、50年経ってもテロ行為はなくならない。
むしろ増加の傾向にある。
今も世界の何処かで悲しみが。

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ちゃ坊主

5.0スポーツ局の人間が、テロの生中継をする!!

2025年2月17日
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ほとんどのシーンがテレビ局でのワンシチュエーション。
テンポの良さと緊張感でどんどん引き込まれる良作。
実際の事件を扱った作品は過程と結果が全て分かっているはずなのに、カメラワークとBGM、俳優陣の所作で独特な緊張感が生まれた。

アメリカのテレビ放送史に残る、大惨事を生中継するという内容が濃くても上映時間が2時間もないので、疲れない。

2025年の暫定1位。

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kuta

4.5「真実」という言葉の功罪

2025年2月17日
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楽しい

怖い

難しい

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M.N

2.5疲れ目?

2025年2月17日
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寝られる

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みき

5.0ミュンヘンの惨劇

2025年2月17日
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実際に起こったミュンヘンオリンピックでの最悪のテロ事件。報道する側の視点から、見事に画ききっている。間違った報道は、一切許されない当時の命懸けの生中継が、凄すぎる。SNSの普及で、現代は誰でもがメディアになり得るクソ無責任の最低の時代からは、考えられない緊迫感に圧倒される。

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DnaH

4.0報道する側の視点

2025年2月17日
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事件自体は聞いたことあったけど、詳細な状況知らなかったので、報道陣と一緒にハラハラ見守った90分。報道のあり方を考えると共に、当時の放送技術や裏側を見ることができる興味深い作品でした。
正確さが速報性か、何を知らせるべきか、その情報がどんな影響を与えるか、情報を発信する側の責任って重い。(しかし、公式の電信きたら間違ってると思わんでしょ…)

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つかさき

4.5終始緊迫感のある良作でした

2025年2月17日
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終始緊迫感のある良作でした

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マックス

3.0悔いの無い1日を、過ごしましたか?

2025年2月17日
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 最善を尽くしたはずなのに、残念な気持ちだけが残ることって、ありますよね。仕事してると、ほぼ後悔の大海原。文字通り、大後悔時代。マゼランも、びっくりです。たださ、やるだけやった、手は尽くしたという自負があれば、次も頑張れるのかな…と。
 この映画の後日譚、スピルバーグの「ミュンヘン」もそうですが、本作は、特定のクニや宗教を批判したり、誰かの正義を押し付けるものではありません。私達にとって、何が正しいのかを問うのではなく、私達にとって、何が最善なのか、何ができるのかを問われているような気がします。
 明日、何が起きるか分かりません。ひとつの事件が起きた時、自分が被害者になるのか、加害者になるのか、あるいは傍観者なのか、分かったものじゃないからね。(個人的には、今のイスラエルの、受けた被害に対する報復の連鎖を見ていると、ちょっと…)
 仕事もプライベートも、最高の結果は、約束されません。それでも、最善のパフォーマンスができるのか。続けられるのか。その先に何が残るのか。ちょっと考えるきっかけになる映画だと思います。地味だけど、観てね。

「クライマーズ ハイ」
 ネットどころか、ファックスも、ろくに無かった時代から、事件は起こり、事件を追いかける方々の苦労は、綿々と続いています。
 誤報は出さない。誰よりも早く、誰よりも正確に。そのためには…。
 セリフがほぼ怒号なので、堤真一と、遠藤憲一に怒られているような錯覚にハマる名作。地味だけど、観てね。

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機動戦士・チャングム

3.5娯楽性は・・・ない

2025年2月17日
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ほぼドキュメンタリーのように
史実に忠実に時間軸も入れ替えずに進行するのでこの事件について余計な脚色なく知るいい機会になりました

熾烈なスクープ合戦、生中継への執念、根掘り葉掘りの情報収集で気の毒さを競ったり・・・
周囲の危険を冒してまで逐次報道する必要があるのか?現代の行き過ぎ報道も昔からあったんですね。しかも局同士で先を争ったり・・
テロ事件についてというより
報道のあり方について考えさせられる作品でした

ところで
作中でユダヤとドイツの遺恨が、といった場面がありましたが、1972年はまだ戦後27年で、令和の現代からすれば終戦が平成10年に相当するって、そりゃまだ傷が癒えてないのも無理はないな、と思いました

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タケミカンパニー

3.5報道の暴力を描く

2025年2月17日
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ブラック・セプテンバーを中継したテレビ局の視点のみから描いたのはユニークだった。でもそれ止まり。ドキュメンタリータッチで客観的な撮影で、報道の暴力を描いてはいるものの、中途半端で何を言いたいのかがイマイチ伝わって来なかった。
アカデミー脚本賞にノミネートされているが、ジャーナリストならではの葛藤がもっと深く掘り下げる事が出来たはず。
イスラエルの緊張状態が続く中での本作は非常に有意義だと思うが、映画としては物足りない。スピルバーグの傑作「ミュンヘン」があるので、半端なドラマよりドキュメンタリータッチを取ったと思うが、もう一工夫が足りない。
ではどうしたら良いか正解は無いが、テロリストと人質たちだけの視点で描いた作品を観たい。

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じゅんぢ