「悔いの無い1日を、過ごしましたか?」セプテンバー5 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
悔いの無い1日を、過ごしましたか?
最善を尽くしたはずなのに、残念な気持ちだけが残ることって、ありますよね。仕事してると、ほぼ後悔の大海原。文字通り、大後悔時代。マゼランも、びっくりです。たださ、やるだけやった、手は尽くしたという自負があれば、次も頑張れるのかな…と。
この映画の後日譚、スピルバーグの「ミュンヘン」もそうですが、本作は、特定のクニや宗教を批判したり、誰かの正義を押し付けるものではありません。私達にとって、何が正しいのかを問うのではなく、私達にとって、何が最善なのか、何ができるのかを問われているような気がします。
明日、何が起きるか分かりません。ひとつの事件が起きた時、自分が被害者になるのか、加害者になるのか、あるいは傍観者なのか、分かったものじゃないからね。(個人的には、今のイスラエルの、受けた被害に対する報復の連鎖を見ていると、ちょっと…)
仕事もプライベートも、最高の結果は、約束されません。それでも、最善のパフォーマンスができるのか。続けられるのか。その先に何が残るのか。ちょっと考えるきっかけになる映画だと思います。地味だけど、観てね。
「クライマーズ ハイ」
ネットどころか、ファックスも、ろくに無かった時代から、事件は起こり、事件を追いかける方々の苦労は、綿々と続いています。
誤報は出さない。誰よりも早く、誰よりも正確に。そのためには…。
セリフがほぼ怒号なので、堤真一と、遠藤憲一に怒られているような錯覚にハマる名作。地味だけど、観てね。
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