「まあまあだった」セプテンバー5 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあだった
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ミュンヘンオリンピックの事件を報道するテレビ局のお話で、ほぼスタジオの調整室内で物語が進む。調整室がやたらと薄暗くて閉塞感がずっと続く。短いわりに退屈で眠くなる。『ミュンヘン』などを見てなかったらあんまり意味が分からないかもしれない。衛星中継のテレビの放送枠を局どうしで交換したり奪い合うのがどういうことなのだろう。ABCでずっと放送しないのだろうか。
人質のことを本気で心配する人たちばかりなのも違和感がある。もし自分があそこにいたら、もちろん死ねばいいとは思わないし、助かって欲しいとは思うけどあそこまで親身になれない。所詮他人ごとだ。家族か友達、知人でもなければあんな気持ちにならない。全員が悲痛な面持ちで、一人くらいオレみたいな人物がいないものだろうか。
1972年に本当に撮影しているかのような表現がすごい。
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