ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師のレビュー・感想・評価
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信仰、信念があっても行動が伴っていないものは信仰、信念ではない
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今までヒトラーを暗殺しようとした牧師がいたことは知りませんでした。
アメリカのハーレムでの学びとそこにいる人々との関わりを通して、神様をさらに知り、味わおうとしたり、人種差別の闇を知り、実際に体験したりしたことが、ボンフェッファーの後に影響を与えたとわかりました。
悪に対して許せない気持ちがあっても、自分はその張本人ではなく、不利益を被っていないから知らんぷりをするということが私には多々あります。「信仰、信念があっても行動が伴っていないものは信仰、信念ではない」
という気づきからボンフェッファーが正しい真実を恐れずに語ったり、
亡命先のアメリカから1か月足らずで祖国に戻って闘うことを選んだりする姿勢に、「あなたならどうする?」と問いかけられているような感覚を覚えました。最後は悲しい結末ですが、自分の使命を果たすために、そこに対してまっすぐに向かっていく姿が、最後のまなざしが心に残っています。
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