「肩透かし」ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師 norinoriさんの映画レビュー(感想・評価)
肩透かし
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屋根裏の殺人鬼を快演したヨナス•ダスラーも演技に困ったのではないか。 ボンヘッファーを通じてナチス時代のドイツ宗教界の罪を描こうとしたのか、宗教者としてのボンヘッファーを描こうとしたのか、どっちつかずであった。どちらにしてもドラマに不可欠な葛藤が描かれておらず感情移入しにくいし、いたずらに時系列をいじっているため、史実さえつながらない。最大の欠陥はサブタイトルにある「ヒトラーを暗殺しようとした」ことが、ウソではないにしても本人が直接手を下しておらず肩透かしに終わっていることだ。残念な映画だった。
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