ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師のレビュー・感想・評価
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Must see movie です!!
はじめはちょっと冗長かなと思って見ていたら、その後ぐっと引き込まれ、最後まではらはらどきどきしつつ、大泣きしながら見てしまいました。ボンヘッファーが深い信仰を持ってこのような行為をしたこと、処刑されるまで悩み苦しみ、けれども最後の晩に皆でパンとぶどう酒を分かち合い、そして、十字架を見上げる心持ちで絞首刑用の縄を見上げ、天を見ながら死んでいったことが描かれていました。キリストに従う者は恵みだけではなく、主の十字架を背負ってついて行かなければならないことを身をもって生きた方がこんなに近くに時代にいたということに、目を覚まされる思いでした。信仰を持つ方は必見。信仰を持っていない人も、いったい信仰とは何かを知りたければこれを見るべきだと思います。
信仰、信念があっても行動が伴っていないものは信仰、信念ではない
今までヒトラーを暗殺しようとした牧師がいたことは知りませんでした。
アメリカのハーレムでの学びとそこにいる人々との関わりを通して、神様をさらに知り、味わおうとしたり、人種差別の闇を知り、実際に体験したりしたことが、ボンフェッファーの後に影響を与えたとわかりました。
悪に対して許せない気持ちがあっても、自分はその張本人ではなく、不利益を被っていないから知らんぷりをするということが私には多々あります。「信仰、信念があっても行動が伴っていないものは信仰、信念ではない」
という気づきからボンフェッファーが正しい真実を恐れずに語ったり、
亡命先のアメリカから1か月足らずで祖国に戻って闘うことを選んだりする姿勢に、「あなたならどうする?」と問いかけられているような感覚を覚えました。最後は悲しい結末ですが、自分の使命を果たすために、そこに対してまっすぐに向かっていく姿が、最後のまなざしが心に残っています。
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